キングダム697話のネタバレを掲載しています。697話では、咸陽に桓騎の大虐殺の報が届き、政たちは驚愕していく。そして、政は直接桓騎の元を訪れていった。キングダム697話の内容を知りたい方はご覧ください。
キングダム697話のネタバレ
桓騎の元へだ
捕虜の頭蓋骨が並ぶ。
邯鄲の住人は泣き叫んでいた。
咸陽にて。鄴からの知らせを見た弥灰は驚きで座り込んでしまう。
王宮にも桓騎が捕虜を殺したという報せが入る。
政が「何人だ!?」と問いただすと、伝令は「それが正確な数字ではないと書かれておりますが、鳥の伝分には正確な数は不明であるが、お、恐らく、かっ、桓騎将軍は捕虜数万人を皆殺しにしたと」と告げ、政は顔を手で覆ってしまう。
李斯が「昌文君分かっているか、我々は今とてつもなく難しくなったぞ」「中華統一の道は国々を滅ぼしてそれで終わりではない」「そこにいた者達と同じ国民とならねばならんのだ」「その道にあって此度の虐殺は絶対におかしてはならぬ過ちだ」「この暴挙の事実は全土に広がるぞ」「殺された数万の兵の遺族だけでなく、この行為を耳にした各国の民達も」「そもそもなぜあの男を六将にした」「俺は軍のことはお前達ほど深くは分からんが一度は忠告したぞ、桓騎を六将にして大丈夫なのかと」「この顛末は戦争の自由をはき違えた桓騎の、六大将軍最悪の暴走だ、制度そのものの是非に関わるぞ」と言うと、政が「今はそんな議論をしている場合ではない」「昌平君、今すぐ動かせるそなたの直下兵団は何人いる」と尋ねる。
昌平君が「豹司牙の黒騎兵団ですか?」と聞き返すと、政は「黄竜の兵団もだ」と返す。昌平君が「どこへ向かわせるおつもりですか」と聞くと、政は「無論、桓騎の元へだ」と答える。
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将軍の役目
平陽城近郊、飛信隊野営地。羌礼が「何騒いでる、隊長らは」と聞くと、昴が「さっき聞いたんだけど、何でも昨夜桓騎将軍が投降兵を皆殺しにしちゃったんだ、何万人もいたんだって」と伝えた。
信が「くそォっ、桓騎のヤロォ俺らがいると止めるから邪魔でこんな先まで追わせて遠ざけやがったんだ」「俺が近くにいれなこんなっ」と怒りながら叫ぶと、我呂も「やべェ奴とは思っていたがここまでとはな」と口にする。
信が「戻るぞ」「戻って桓騎をぶっ飛ばす」「虐殺された捕虜の数だけ殴り続けてやる」「行くぞ、テン」と言うが、河了貂は「行くわけないだろ、バカ」「立場を考えろ、お前はもう将軍で桓騎は六大将軍、黒羊の時とは違うんだ」「お前が動けば軍が動く」「今のお前が桓騎に近づくだけで桓騎軍と飛信隊の戦争になるんだぞ」と伝える。信が「構うかよ」と返すと、河了貂は「構うだろ、本気で言ってるんなら今この場で将軍をやめろ、信」と告げる。
河了貂が「今は将軍の役目を果たす時だ」「虐殺の知らせで趙は怒り狂って平陽からこちらに大挙して討って出て来るかもしれない」「ボロボロの桓騎軍が立て直すのにはまだ時間がかかる」「それを守るために、飛信隊は少し下がった所に防衛線を敷くんだ」と説明すると、信が「はァ!?桓騎軍を守るためにだと!?」と受け入れらなかったが、河了貂は「そうだ、それが今この軍がやるべき役目だ」と叫んだ。信が「こんなことやっといて桓騎はお咎めなしだってのかよ、テン」と言うと、河了貂は「そんなわけないだろ」「万の投降兵を皆殺しにしておいてお咎めなしなんて、そんなことあるわけないだろ」「でも、それをやるのは信じゃない」「この暴虐を許さないのは秦王嬴政だ」と涙ながらに語った。
九日後。伝令が摩論に「南西の見張りから急報でこっちに軍が向かって来ていると」と伝えると、摩論は「んー、南西なら敵じゃない、友軍の増援でしょう」と返す。
伝令が「そ、そう、敵じゃないんですが、何かその見張りのとこにその軍の伝令が来ておかしなこと言ったと」「この軍は王の軍であると」と、政がやって来たことを伝えていった。
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Source: サブかる
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