桓騎と黒桜、摩論、厘玉が遂に雷土の死を知りました。
キングダム695話で箱の中で切り刻まれてバラバラの死体となっていた雷土。
あまりに無残な死に方に黒桜なども許せない様子でした。
しかし桓騎の怒りはこんなものではありません。
雷土をこんな目に合わせた人間は数人ではなく趙兵全てだと言いたげな様子を示していました。
ここで史実にある桓騎の趙兵10万の首を刎ねる行き過ぎた大虐殺に向かうのでしょう。
十万倍返しの桓騎
史実で桓騎は「首切り」のエピソードがあります。
それが今行っている戦である扈輒との戦いでした。
キングダムではすでに首切り桓騎としての異名がついています。
桓騎のキャラ付けがそこで首切りとされたのも、この扈輒戦を睨んでのものだったのは確実です。
雷土一人を失ったことで桓騎の怒りは実施者数人を殺して収まるものではなくなります。
今管理しきれない数の趙の捕虜。
その兵全ての首を切り落として初めて雷土の弔いとする可能性が出ています。
ただあっさりと斬られる趙兵でもないでしょう。
逃げ出そうとする地獄絵図が今からこの地で描かれることになりそうです。
止める飛信隊となるのか
飛信隊が桓騎と同じ扈輒の本陣に呼び戻されていたら止めていたでしょう。
しかし桓騎の伝令が来た時にこの場に留まる様に伝えられています。
よってこの大虐殺に関して飛信隊は知らずに止めることも出来ない状況。
黒羊でも恐ろしい桓騎の行動を知り、容認出来ずに軍律に反する行動に出てしまった飛信隊です。
今回は知らないままに虐殺が行われていたという事態になると予測。
懸念されていた六大将軍の暴走という結果になってしまいます。
これについて咸陽側でどういった評価が為されるのか気になるところでしょう。
嬴政が容易にこの事態を許すとも思えません。
桓騎の幽閉や将軍職剥奪も考えられます。
次の戦も桓騎が使われる
六大将軍の任命式で昌文君が憂慮していたことがあります。
虐殺と暴虐については桓騎に対して発言した昌文君。
王翦にも反乱に対して発言しています。
今回はまさに桓騎に言っていた虐殺と暴虐がなされる訳です。
これを平気で認めてしまえば列国からの批判も相当なものになるはず。
何らかの処罰が必要でしょうが、実際のところは次の戦でも桓騎をそのまま使っているのが秦国。
不問とはならずとも論功行賞で扈輒討ちや平陽と武城の攻略における功績を得られないままになるだけかもしれません。
但し平陽と武城を陥落させてから平定するのは翌年です。
この間で何か動きがあるのは確実ですぐさま攻めない史実を見ると別の問題が勃発する展開にしていく可能性は十分あります。
李牧が呼び寄せられる
新しい王となった郭開の傀儡とも呼べる幽繆王。
歴史的にも暗愚の王として知られる彼ですが、実は唯一の功績が史実にはあります。
それが李牧の登用です。
ただ登用して、解雇もしてしまっているので結果的に郭開に操られた暗愚として有名になってしまいました。
史実では李牧は扈輒の死後に幽繆王によって雁門から呼ばれて将軍となり邯鄲を守る任を得ています。
キングダムでは今は青歌にいて再起を待っている状態。
扈輒将軍という新しい軍総司令が桓騎に討たれて死んだことで趙は大きな危機に直面しました。
郭開は悔しいながらも李牧を呼び寄せることになりそうです。
この流れも早い段階で趙側のエピソードとして描かれることになるでしょう。
そうでなければ趙にはまともな将軍がいない状態で邯鄲攻略まで速攻で為されてしまう可能性もあります。
王翦と楊端和の動き
桓騎が扈輒を討った事で趙全体の前線が押し込まれることになります。
よって史実のように桓騎軍が平陽と武城を陥落させるのではないでしょう。
恐らくはこのまま王翦軍と楊端和軍で奪い取ることになるはずです。
そして翌年にもう一度平陽と武城を攻めて桓騎軍がこの地域を平定。
これは史実です。
平定まで一年を要するので何かしらの動きがオリジナルストーリーとして描かれることになりそうです。
やはり桓騎の大虐殺に対する後処理で一年ほど余分にかかってしまうのかもしれません。
李牧の登用で防御が強くなるとも考えられます。
扈輒の兵全て、捕虜となった者の首を切る桓騎の残虐性。
怒りに任せた桓騎の恐ろしさが扈輒戦の終わりで見えることになりそうです。
※キングダム696話をヤングジャンプにて確認次第、ネタバレを含む考察を更新します。今しばらくお待ち下さい。
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Source: マンガ好き.com
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