飛信隊の楊端和に対しての報告が入る。
そしてそれが一人の射手のものであるという事実も認識しました。
青華雲は李信のもとに挑む前に、幻の弓というか、現実にはない意識の矢で仁を射抜きます。
首を意識の矢で射抜かれた仁が倒れます。
次に淡の頭に矢が刺さりました。
これは全て幻想というか、意識化での話です。

しかし、この意識ですが仁と淡には伝わっています。
強者としての射手だけが分かるものということでしょう。
そして仁と淡もそのままでいる訳ではありません。
青華雲に同じ意識の矢にて対抗します。
それではキングダム859話を考察していきます。
青華雲が意識で放った矢
青華雲は意識の中で、幻の矢を放つことが出来ます。
そして、それが見えるかどうかもまた「弓の才」ということでしょう。
これが見えた仁と淡です。
まずは仁が首を射抜かれ、次に淡が額に矢を受けます。
言ってみれば「今、青華雲と戦えばこうなる」という結果でしょう。
射手の放つ殺気が、この幻の意識内の展開を可能にしていると考えることもできます。
実際にスナイパー同士の戦いでも、この殺気に気づくことで先手をうてるみたいな話を聞いたことがあります。
仁と淡も、この幻の矢、存在しない矢というものを聞いており、父(蒼源)には使えなかったという話も出ています。
つまり、青華雲が如何に中華十弓の中でも特別な存在であるかが分かるところでしょう。
また青華雲としても仁と淡が、今の存在しない矢を感知できたことに感心している様子です。
実際に感知するだけでも至難。
それこと強い射手としての才能が必要ということです。
青華雲はこの戦場で二人に死ぬ可能性を伝えていました。
ある意味で、現在最強の射手からの忠告というか教訓を仁と淡は貰ったことになるのかもしれません。
李牧が最も重要を位置づける武将・李信
李牧は青華雲に李信について「最も危険な武将」として伝えています。
今となっては秦国の勝利の鍵を握る存在だと真剣に思っているのでしょう。
これは前回も同じでした。
そして李信がいる限り、戦場がどう動くか分からないという李牧にとって「脅威に値する本能型である」とも言えるのかもしれません。
しかし青華雲の心は特に怒りなどの激情では動いていません。
それどころか、下僕の身から将軍に成ったその苦労を感じています。
さらに、それに対して謝罪の念すら持っている青華雲。
このあたりのいわゆる優しさと言えそうなところが青華雲の弱さになってくるかもしれません。
自らの一矢にて終わると考えている青華雲ですが、ここで異変が起こりました。
仁が存在しない矢を放つ
李信のこの先を思っていた青華雲に対して矢が刺さります。
その矢は一緒に走る配下には見えません。
つまり、存在しない矢です。
蒼源にも出来なかった、この矢を射たのは兄である仁です。
淡も喜んでいます。
配下たちは青華雲の様子を見て少し心配していますが、青華雲は逆に喜んでいます。
まさに好敵手に巡り会えた喜びでしょうか。
今まで安全圏から、ただ人の命を奪ってきた青華雲だからこそ、感じるものがあると言えます。
やはり、この戦いにおいて青華雲という強敵を仁が射抜く展開になっていくのでしょうか。
その前に、李信への矢がどうなるのか。
河了貂が楊端和のことを聞いて、どんな策を練りだしていくのか。
趙攻略はまだまだ始まったばかりです。
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Source: マンガ好き.com





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