扈輒が自らの首に剣をあてて自害することになりました。
思わぬ終結で過去に自ら死を選んだ将軍は見たことがありません。
扈輒の異質な点を感じるところ。
そしてキングダム693話の最後「雷土と酒」と発言した扈輒です。
雷土がすでに死んでいるのは摩論と黒桜が感じた違和感で読者も知っているところ。
天幕で死んでいる雷土を見て桓騎は何を思うのでしょうか。
キングダム694話では勝利と桓騎の怒りが同時に訪れそうです。
扈輒討ち取りで勝利する桓騎軍
恐ろしいまでの犠牲者を出した桓騎軍。
しかし最終的に扈輒大将軍の首を取って本陣を壊滅させることに成功しました。
蒙恬の言っていた通りに事が進んだとも言えます。
扈輒に関しては自らで剣を首に突き刺しての自殺となりました。
思わぬ死亡の展開ではありましたが、すでに扈輒の心の中に巣食う痛みは限界に達していたと言えそうです。
扈輒を討ったことで桓騎軍はこの扈輒との負け確定と言われた戦いに勝利することになりました。
王翦ですら今回の桓騎の動きには疑いがあったのではないでしょうか。
雷土の死を知る桓騎
趙軍の本陣である天幕に移動します。
そこにいるのは雷土の亡骸でしょう。
最後には「もう一度お頭と喋りたかった」と涙の出る一言でこの世を去った雷土です。
ずっと桓騎の側近としてやってきた雷土。
オギコを走らせて「無理をするな」と指示した直後の出来事でした。
桓騎は敵味方誰が死のうとも気にしない様な素振りを見せています。
しかし側近中の側近が死んだ場合はどうなのか。
これについては未だ誰も見たことがありません。
雷土の死を知った桓騎が取る行動は、まさに怒りの鉄槌なのではないかと予想されます。
扈輒兵の残兵10万の首を刎ねる
史実でも扈輒は桓騎に敗れることになっています。
ここで扈輒は討ち取られ、更に扈輒軍の兵士10万が首を刎ねられて死亡することになります。
有名な史実だけに覆ることはないでしょう。
六大将軍になる時に、行ってはいけない蛮行の一つにあげられるものです。
そもそもが首切り桓騎と呼ばれる人間です。
しかしながら今までの秦国で将軍として戦った戦で、この異名らしき行動は取っていないのが分かります。
恐らく桓騎が首を刎ねて回った逸話になっているものも雷土の死の様に「怒りの爆発」によって引き出された蛮行だったのではないでしょうか。
今回はこの首切り桓騎に戻って降伏している趙兵を鏖にしていくことになります。
壊滅する趙軍を目の前に当然ながら王翦は攻め上がり、結果的に平陽と武城は秦国に落ちる史実どおりの展開です。
真に悦べない勝利となる
飛信隊は玉鳳隊の作った道を通りながら不可能と言われた影丘の突破を成し遂げました。
主力の一人である岳白公の討ち取り。
更に桓騎軍の隠していた軍勢が動き出せたのは影丘を抜いた飛信隊がいたからです。
しかし今回の戦で桓騎が10万の首を刎ねたとなれば悦べる勝利とは言えないのではないでしょうか。
黒羊丘の戦いと同じ様に、桓騎軍に対して飛信隊が同士討ちの行動に出る可能性もあります。
どちらにしても信や王賁にとって気持ちの良い勝利とはならないはずです。
雷土の死と桓騎の暴走。
六大将軍の制度そのものを列国が違った恐怖に感じることになるものでもあるでしょう。
結果的にこの桓騎の暴走によって趙国は改めて李牧を軍のトップに添えることになります。
それが桓騎の死を招くことになると考えればキングダム693話で扈輒の言っていた「自分に返ってくる」の意味も分かるところです。
※キングダム694話の内容を読み次第、改めてネタバレを含む考察を更新します。今しばらくお待ち下さい。
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Source: マンガ好き.com
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