和久井健先生を起用してのジャンプの新連載マンガ。
「願いのアストロ」が2024年4月15日の週刊少年ジャンプ20号から始まりました。
和久井健先生と言えば直近では大人気マンガの「東京リベンジャーズ」が連載を終えたところ。
その前も「新宿スワン」で人気を博しており、ハズレがほぼ無いと言われるマンガ家でもあります。
マガジン系から突如としてジャンプへの移動。
非常に珍しいパターンと言えるでしょう。
(逆パターンはありますが)
和久井健先生は特殊な設定や、独自の設定などを使うことはなく、どちらかと言えば擦られた設定を使うことが多いように思えます。
しかしながら、その中身は非常に綿密で面白く、キャラごとのイキイキとした描写は読者を引き込みます。
今回の願いのアストロについても異能というスタンスは特殊な設定とは言えません。
また登場人物の根底設定が暴力団というのも、和久井健先生の得意とするところではないかと思えます。
その二つが相まって、この先でジャンプの人気マンガになるのは確定しているような空気感が出ています。
異能バトルは人気が出やすい
週刊少年ジャンプの人気マンガでバトル系というのは大抵が異能ものになります。
ワンピースもNARUTOもBLEACHもそうでした、僕のヒーローアカデミアや鬼滅の刃や呪術廻戦、少し昔だとジョジョもそうでしょう。
当然ながら冨樫先生の描くハンターハンターなどもそうです。
他にも言えばキリがありませんが、異能バトルは非常に少年ウケしやすい題材だと言えます。
また大人も好きな方が多いのではないでしょうか。
最近では転生によって、その異能が異世界で発動するというケースも多く見られます。
そういう意味で設定には全く問題なく、また物語の形成という意味では和久井健先生はとても上手いです。
大人に向けた新宿スワン、そして少年向けの東京リベンジャーズ。
どちらもヒットを飛ばした逸材。
今回の願いのアストロも、ご多分に漏れず、読んだ方は分かりますが「1話から面白そう」と思わせる空気感を見せています。
1話で発動が見えた異能者たち
名前が「アストロ」ということで「天体」「星」「宇宙」などを意味する言葉らしいです。
ヒバルも流星群に願ったことで、この異能を発動させています。
大事なものを握って発動するということで、この握ったものが異能と関係するのかもしれません。
1話の最後に多くの者が異能に目覚めたのが分かります。
その中にはルフィのように手が伸びている者もいます。
またエースを思わせる火が出ている女の子。
何となく火を持つものというのは
怪力を持つ者や、目がライトのようになっている者、手が透けているもの、何かを予知できているのではないかというもの。
多種多様な異能が発動しています。
この時点で少し異質に見えたような異能は、この先で敵か仲間になっていく可能性が高いでしょう。
主人公ヒバルは弾丸パンチ
主人公のヒバルの得た異能。
これは弾丸のようなパンチです。
とは言え、弾丸というよりも、ビルの上部を全て吹き飛ばすような力故にゴンのジャンケングーを思わせるものがあります。
ルフィのゴムゴムのピストルというべきか。
ただこの時に「ビルをパンチで破壊」ではなく、そのまま吹き飛ばしているので、このあたりはどうなのか。
物質に全体に対して弾くような力を示していることになるのでしょうか。
反重力を感じさせるような力があるのかもしれません。
何となく「単なる強いパンチ」では済まされないような能力が備わっているのではないかと思えます。
このあたりも、次の戦いでハッキリしてくるのではないかと予想されます。
ヒバルの願いはテラスを守ること、家族を守ること、そのために「最強の極道」になることです。
どこまでの広がりを、この極道という世界を中心として描くことになるのか、注目です。
物語の重厚感、そしてキャラ設定。
それらを含め、この先でジャンプを支えていくような人気漫画になっていくのではないでしょうか。
次回2話の願いのアストロが楽しみでなりません。
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Source: マンガ好き.com
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