常に先を読んでいて一枚上手の高木さん(月島琉衣)と、
彼女をいつかからかおうと試みつつ、まんまと騙されてしまう鈍感な
西片(黒川想矢)のやり取りで繰り広げられていく物語…らしい。
初回を見て、個人的には何となく、AKBの歌詞に出てきそうなキャラ設定だなぁ
という感想が先に出てきました。
席が隣同士で距離が近づくかと思いきや、
いつも何を考えているのか分からないから掴み所がない…
だからこそ、もっと彼女の気持ちを知りたくなって、
いつしか不思議と惹かれる存在に変わっていった…みたいな、
西片から見た高木さんの描写がそう感じさせたのかもしれません。
「からかい上手の高木さん」というタイトルや予告映像から、
高木さんの性格については把握したつもりでいたんですが、
実際に本編を見てみると…まぁ結構、末恐ろしい子で(笑)←褒めてますw
西片の性格・行動パターンを熟知して、次に何をしてくるのかが分かっていて
それで作戦が成功しているんですから、
将来社会人になっても、人間関係も適度に築けるだろうし、
トラブルもするりと交わして行けそうな気がするんです。
高木さんって、誤解を恐れずに例えるなら、
男子の理想が詰まったキャラクターっぽいと言いますか。
本作においては、ある意味ファンタジーな設定なんですよね。
でも、下手すると彼女のキャラだけ浮きそうな所を、
ピアノ調の軽やかな劇伴と程良いテンポ感の会話劇、
情緒溢れる香川のロケーションで釣り合いを取って、
最終的に、見ていて自然と甘酸っぱさを感じさせる雰囲気に仕上げてきているのが凄いなぁと。
21分という短さもちょうど良いんですよね。
日常の一部分を覗き見している感覚にさせられます。
全てを見透かしているかのような笑顔を見せる高木さんも可愛いし、
声変わりしていないと思われる、からかわれそうになって反抗しようとした際に
ちょっと裏返った声になる西片も可愛い。
2人から滲み出るまだ抜けきれていない子供っぽさが、
めちゃくちゃ中学生!って感じがして可愛い(笑)
おまけに、教師役に江口洋介さんをキャスティングする事によって
締める所はビシッと締めて緩急がついていて、全体的に配役が上手いなぁとも思いました。
…10年後の世界を描く劇場版は、
高木さんは永野芽郁さん、西片が高橋文哉さんになるそうで。
永野さんも、魅力的な声をお持ちですからねぇ。2人の様子が想像出来ちゃいます。
ブルーからピンクのグラデーションになっている夕日をバックに
橋の上を自転車で(高木さんを乗せて)漕ぐ終盤のカットは、とても美しかったですね。
先生と西片による「うるせぇぞ西片!」「すみません!」のくだりも、
今後定番化していきそうで楽しみです(笑)
今後感想を書くかどうかは分かりませんが、これは視聴決定です!
Source: りんころのひとりごと。
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