GTOリバイバル 感想|やっぱり2時間じゃ足りないよな〜。

ドラマ

 

 

GTO」は…AKIRAさんバージョンは当時リアタイ済み。

(「うぇ〜い」って言いながらグータッチしていた記憶しかないけどw)

反町さんバージョンは再放送を何度かやってはいたものの、ほぼ見ていないに等しいです。

なので、登場人物に思い入れのない私は、まっさらな状態で視聴する事となりました。

 

感想を一言で言えば…まぁ、薄々分かっていましたが、

やっぱりあの内容を2時間で描くには足りなかったのかなぁと。

鬼塚(反町隆史)が臨時で担当する3年1組の生徒には、

父親と2人暮らしで、あまり良い関係ではなさそうなすずか(八木莉可子)に、

自己肯定感の低さと承認欲求からパパ活に手を出してしまう詩(小林桃子)、

同じく詩の紹介で、貧乏が故にパパ活を始める凛(畑芽育)、

スポーツ推薦で入学したものの、

肘の怪我で野球を断念せざるを得なくなった晴翔(日向亘)がいて。

それぞれ、鬼塚や担任の綾原(岡崎紗絵)の説得によって

丸く収まったかのような描かれ方だったんですけれども、

抱えている問題が問題なので、根本的な解決にはなっていないんじゃないかという気がしました。

 

特に今後が心配なのは、生配信中に顔出ししたすずかですよねぇ…。

父を止めるために200万人の登録者を集めたそうですが、

それって要は売名行為にしか過ぎず、

親子とは無関係な生徒や教師が多数巻き込まれた事になる訳で。

本来晒されなくて済んだ秘密が晒されて、社会的に抹殺されて。

中の人が判明してしまったら、誹謗中傷の嵐が襲ってくると思うんですよ。

デジタル・タトゥーが存在する世の中ですから…

他の暴露された3人も含めて、改心してからの”その後”が描かれない限りは

とても痛快とは言い切れませんでした。

 

メインで扱うネタも、残念ながらありきたりだった気がします。

若者はよく利用するから…まだネットの恐ろしさを分かっていない若者に警鐘を…

というつもりで取り入れるものなのかもしれませんが、

最近の学園ドラマって、どうもSNSだったり、

お騒がせ系動画配信者の話を絡めたがるんですよね。

見ながら、3年…とかマ◯スとか、鬼仮面とか ←学園モノじゃないけど 、

いろんな作品を思い浮かべてしまってしょうがなかったです(笑)

当時のGTOも、こんな風に社会問題を取り入れた作りだったのかしら。

 

何だろうなぁ…生徒たちが心を開くのも、教師たちが鬼塚を頼るのも早い感じがしちゃって。

これに関しては、鬼塚を「かつて人気者だった教師」にして、

元々周囲からの知名度はあった設定にしておけば、

最初は昔の価値観の人だと捉えていたのが、彼の真っ直ぐ向き合う姿に

「ああ、やっぱりカッコいい先生だ…」と心変わりする過程にも

納得出来たんじゃないかと思います。

というか、元も子もない事を言いますが。

26年ぶりの新作で、かつての教え子である池内博之さん、山崎裕太さん、

窪塚洋介さん、小栗旬さんを再集結させて、

後日には共演者でもあり妻でもある松嶋菜々子さんのご出演も決定するくらい

“同窓会”を売りにしてきたのなら、

メインターゲットも、当時の作品を懐かしんで見ていた視聴者になるでしょうから…。

新キャラを作って、話を変に令和に合わせるよりかは、

鬼塚が向き合う対象も教え子に絞って。

キャストと同じく歳をとって、今は社会人になった視聴者も、

時が経って忘れかけていた情熱や希望を改めて思い出し、

明日への活力に繋げるような作りでもアリだったのかもしれません。

誰かしら若手役者も入れないと、視聴者を取り込めないって事なんでしょうけどね…。

 

まぁでも、初めてしっかり見た鬼塚は、魅力的なキャラクターでした。

忖度だの〇〇ハラだの、好感度を気にして物を言うのに遠慮がちな現代だからこそ、

彼の大胆で飾らない言動が新鮮に映ると言いますか。

自分にはない視点を持っていた事、それを踏まえて詩の良さを語った所で

「最高に可愛いよ」なんて言われたら惚れちゃいますよ〜。

売ったらお金になるのに…と冷静に見つつもw ブランドバッグをチェーンソーで破壊したり、

小型トラックで演説に乱入したりするシーンも中々ない光景で、楽しく見られました。

 

松嶋菜々子さんとのツーショットについては…

途中何度か、あずさ(松嶋菜々子)からの電話に出ない→怒る のくだりだけだったので。

もしかして再共演で注目させるだけさせておいて、松嶋さんを別場面でチラチラッと映して

終わらせるつもりなのか!?と思っていたので、

最後で無事にお2人が見られたのには安心(笑)

さすがにそんな手法とられたら、ねぇ…。

 

 

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Source: りんころのひとりごと。

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