なるほど、そう来たか…なラスト。
殺人球菌なのに簡単に培養出来ちゃったし、異動するつもりもないのなら
これはもう黒幕(←「真犯人」はやはりピンと来ないのでこの表記w)は
奈良(小野花梨)で決まりだろうと誰もが思っていた中で、
麻帆(明日海りお)が候補者に名乗り出る展開はちょっと意外でした。
藤巻(反町隆史)は散々、妻や娘から「家族の事を何も分かってない」と言われてきて、
なんであんなにギスギスした関係性を描き続けるのかと少し疑問に感じていたのですが、
ラストを魅せるための下準備だったんですね。
仕事に熱心なあまり、家族に関心が持てなかった事がここで響いてくる。
妻の当時の勤務先を知らなかった(知ろうとしなかった)のなら、
そりゃプリンが嫌いな事を覚えていなかったのも合点がいく訳で…。
自身の稼ぎで生活と治療を支えてきたのに、
そんな言い方しなくても…藤巻が可哀想…という同情ムードがちょっと逆転する所も含めて、
最後の最後に「おおっ」と惹きつけられちゃいました。
ただ、麻帆は看護師で培養は出来ないから、
黒幕候補はやっぱり奈良か杏梨(倉科カナ)に絞られるんでしょうね。
まぁでも…考察に興味のない私からしたら、
どちらかと言うと気になるのは、藤巻たちの今後をどう描くのか?かな。
人は殺しているし、密売しているし、殺人球菌と知りながら培養に協力しているし…で、
何度も言うようですが、彼らはれっきとした犯罪者なので、
もしこの事が公になったりなんかしたら下の部署や施設に左遷、
最悪、医師免許剥奪もあり得そうです。
少なからず、何のお咎めもなくハッピーエンドにはならない気がします。
次回で最終回。
帽子を被っただけで全然身元を隠せていない
刑事にしては爪が甘過ぎる神林(尾上松也)とか、
医者なのに平然と「殺す」ワードを発する白鳥(佐々木蔵之介)とか、
最後まで杏梨さんを手に入れるという意志にブレがない本坊(筒井道隆)とか。
ヤバいおじさまたち(愛情を込めた表現)がもう見られなくなると思うと、
何だかんだで寂しくなりそうです(笑)
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
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