宿儺は五条悟にも開(フーガ)を使いませんでした。
その理由は術式の使う順序となります。
今までの使用では漏瑚と摩虎羅に対してのみ。
この二人の共通点は解と捌の二つの術式を食らっても、なお生きていた点です。
五条悟は無下限呪術によってそもそも触れることが不可能なので、捌の使用は不可能。
当然他にも解と捌の二つを食らった人物というのは虎杖を除いて他にはいません。
よって最後の戦いで虎杖悠仁に対してのみ開(フーガ)を使用する局面が現れるでしょう。
後はその開(フーガ)を食らって生きている唯一の人間が虎杖悠仁となる展開。
当然ながら名前が「開」という術式なので、最後の大トリの技として「閉」があるのは当然でしょう。
これで宿儺は虎杖悠仁に過去最大であり、下手をすれば今まで使用したことのない「閉」を繰り出すことになりそうです。
開(フーガ)は解と捌の生存者に使用可能
開(フーガ)は二度しか本編で使用されていません。
その使用については漏瑚と摩虎羅です。
最強クラス、というか実質最強だったのであろう漏瑚という山の特級呪霊。
もう一つが式神最強の存在。
宿儺に世界を断つ斬撃を覚えさせた存在とも言えるものです。
伏黒恵の術式である十種影法術を利用した最強の式神。
八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょうまこら)。
これを倒す時に開(フーガ)を使用していました。
しかしながら最強である五条悟戦では苦戦しながらも開(フーガ)の使用はナシです。
ものすごい違和感ですが、これは使いたくても使えなかったのが理由となります。
先の二つ、漏瑚と摩虎羅はどちらも解と捌の二つを食らわせていました。
今までに解と捌の二つの術式を受けて生きていたのは漏瑚と摩虎羅だけです。
よって解と捌の二つを受けながら、死亡しなかった者に対して始めて使えるのが開(フーガ)ということになります。
五条悟は無下限呪術があり触れない
五条悟というのは無下限呪術を常に周囲にまとっているので触れません。
捌は触って発動する術式なので、触れられない相手には使えないのが道理。
捌が使えないのですから、当然ですが開(フーガ)の使用も不可能です。
これが五条悟に対して宿儺が大技らしき、あの巨大炎を使わなかった理由となります。
虎杖悠仁だけは解と捌を食らっている
宿儺の器となっていた虎杖悠仁。
作中でも最もタフな存在と呼べる虎杖悠仁だけは、解と捌の二つを食らっています。
よって宿儺が本気を出して、虎杖悠仁を馬鹿にせずに一つの強者として認めた時、確実に開(フーガ)を使用するでしょう。
宿儺は相手を強者として認めた時にしか開(フーガ)を使用していません。
これもまた一つの特徴になります。
呪術廻戦史上において、最強と目される大技を食らって虎杖悠仁はどうなるのか。
調理が一つの題材と言われる
今回の宿儺の一連の術式使用の流れ。
これは調理に例えられています。
要するに食材を解体して捌いて、そこで火にかけての調理。
非常に分かりやすい順序に思えてきます。
そして当然ながら調理の後は食すのみ。
本当の宿儺の術式の結末は、宿儺が食して終わりなのかもしれません。
虎杖悠仁は開(フーガ)でも死なない
「開」という漢字を使う術式のフーガ。
よって「閉」があるのは当然でしょう。
しかしながら、これも先の例で言えば中々存在しない相手の前でしか繰り出せません。
予想では過去千年以上の間ではいなかったのではないかと思えるもの。
宿儺自身も初の使用となるのが「閉」であると予想されます。
解と捌、さらに開(フーガ)を使用しても生き残った相手にのみ使えるのが「閉」という最後の術式です。
これが虎杖悠仁に対してぶつけられるはず。
要するに虎杖悠仁は宿儺に食べられるのではないかと予想します。
そして食べた後で魂のチカラ、つまり宿儺との決着は魂同士のぶつかり合いで行われるのではないかと感じます。
そこで虎杖悠仁と宿儺の相打ちという局面もあるのではないか。
宿儺の指を食べていた虎杖悠仁が食べられる。
最後の戦いはそんな終結になっていくのではないかと感じます。
そして魂の強度の戦い。
宿儺はこの時に虎杖悠仁のもつ魂の強靭さに驚愕するのではないかと感じます。
果たして最後の結末はどんな姿をしているのでしょうか。
クライマックスに向けて、呪術廻戦も後少しです。
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Source: マンガ好き.com
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