キングダム692話のネタバレ考察です。
※本編ネタバレを含みますのでご注意下さい。
扈輒の本陣に迫った桓騎軍と扈輒本陣での動き。
キングダム692話で扈輒は桓騎が戦の最初からこの策(孫臏の策)を練っていた事実を知ります。
圧倒的な戦略眼。
更に本陣を動かすために一時退却するその道中に桓騎本人が率いる小隊が現れます。
扈輒VS桓騎の一騎打ちとなるのか。
キングダム692話の考察を始めます。
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ゼノウが本陣の防御を撃破
桓騎は当然ですが主力級を潜ませて登場しています。
その一人がゼノウ。
破壊神とも呼ぶべき存在であり、その強さは桓騎軍の中でも随一といえる存在です。
おそらく雷土と並ぶ武力を有しているのはゼノウただ一人でしょう。
(砂鬼は残忍性で上回りますが武力は雷土やゼノウが上)
そのゼノウが扈輒将軍の本陣の防御にあたっている陣営を見事の撃破して混乱させていきます。
扈輒の本陣は桓騎が孫臏の策で集めた兵力によって前方の三箇所から狙われました。
その中央が驚異的な突破を見せるゼノウです。
扈輒も気付く隠れた兵士の再集結
今の現状が報告されて本陣は混乱するばかり。
扈輒は慌てません。
冷静に戦局を見極めて桓騎が行った策が「孫臏のものである」と分かります。
戦闘中に逃げ惑って脱走したと思われた兵たち。
これだけなら追って殺せば済む話です。
しかし脱走と敗れる兵の混乱に紛れながら更に隠れた兵士がいました。
死体に紛れ、穴の中に隠れて扈輒軍の前進をやり過ごした兵士です。
隠れるだけで同時に扈輒軍は前進の後に前線の後方に回り込む形となりました。
そして隠れた兵が再集結して今の形となっているのです。
そうして集められた兵力はなんと1万もの数となって本陣の前に現れました。
中央に残した五千の移動が決め手
最終的に決め手となったのは王翦の動きに合わせて残した中央の五千です。
念の為に残された中央の五千という軍。
これによって桓騎としては隠れた兵たちを集結させても本陣を強襲できない状況にありました。
しかしながら影丘が飛信隊に抜かれたことで一挙に戦況は桓騎の思惑通りになります。
まさか桓騎も中央にわざわざ五千の軍を残す想定は最初していなかったものと思われます。
飛信隊の勝利は明らかにこの扈輒戦において大きな役割を担ったと言えるでしょう。
桓騎は開始当初からこの策で扈輒の首を狙っていた
1万を超える軍勢を隠しながら現状の扈輒の危機を招いた桓騎。
気になるのはいつから考えていたのかでしょう。
これについても扈輒は考えて結論を出します。
誰に拷問しても内容を知らないことから考えても確実です。
「戦の開始当初から」
それが現実なのです。
戦況の状況に合わせて戦略を練っていたのならどこから漏れてもおかしくありません。
最初から動かす1万だけ、隠れる1万だけが事実を知っていれば拷問にかけても逃げる兵たちは知る由もなく単に敗れていると思うだけです。
唯一知っていて捕らえられた雷土は最期まで口を割りませんでした。
雷土の最期は「もう一度お頭としゃべりたかったなぁ」というもので涙を誘うもの。
決して明かされず扈輒軍には判明させることが出来なかった策を最初から使ってきた桓騎です。
その衝撃に本陣は揺れ動きました。
桓騎の恐ろしさを知ったところでしょう。
逃げる扈輒の目の前に現れる桓騎
防御陣が完全に乱された扈輒の本陣。
報告が入りますが、趙は軍全体としては勝利の現状にあります。
言ってみれば扈輒が逃げ切ってしまえば趙の勝利は確実なものになるでしょう。
扈輒は地図から戦場を読み解き一つの空白地帯に向かって退却を図ることにします。
そして今ある小丘の本陣を出て小隊にて向かった先。
そこに桓騎自ら率いる小隊がぶつかります。
遂に桓騎は扈輒の姿を捕らえることに成功しました。
後は扈輒の首を討つだけの状況。
ここまでがキングダム692話となりました。
史実では扈輒は桓騎に敗れることになります。
しかし桓騎に過去敗れた武将の様にあっさり死ぬ武将ではないことはすでに分かっています。
扈輒は前線を荒らしていた烈将の一人です。
当然ながら一騎打ちでも相当な武力を有しているのは分かっているところでしょう。
キングダム693話で過去にも見れなかった桓騎の一騎打ちが見られる可能性もあります。
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Source: マンガ好き.com
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