桓騎は見事に扈輒の逃げ道を見破って小隊を率いて目の前に登場しました。
キングダム692話で桓騎と扈輒が対峙。
しかし今まで桓騎が討ってきた武将とは少し違います。
玄峰は軍師系で武力に乏しく、白亀西は魏での人気はあれども武力知略には長けていません。
更に成恢は張唐が討ちましたが、これも武力に長けた者ではなく毒に頼る武将でした。
慶舎も本能型ながら武力優勢ではなく、紀彗は策で脅して戦っていません。
今回の扈輒だけは明らかに様子が違います。
燕との戦で唸らせた豪腕は烈将と呼ばれるに至る猛者です。
桓騎との一騎打ちが見られる展開がキングダム693話となります。
扈輒はたしかに強い
先の画像の通り、扈輒大将軍が強者であるのは間違いありません。
武力も相当なもので桓騎が今まで描写の中で倒してきた武将とは違っているのが分かるでしょう。
桓騎がここから何か策を弄するとも思えません。
小隊と小隊でお互いの総大将がここまで近づく展開。
当初の扈輒軍は考えもしなかった最終局面と言って差し支えないでしょう。
それは桓騎軍の摩論も同じことです。
誰も知らなかった策を使って隠れながら1万の兵力を扈輒本陣の目の前に繰り出した圧倒的な策。
「扈輒の首を討つ」
蒙恬も言っていたこの一点のみに焦点を絞った桓騎の大戦。
それが扈輒を目の前にして強すぎるから撤退となるはずもありません。
相手総大将の強さも想定の上での策のはずです。
燕と戦い続けた扈輒の強さは本物のはず。
では桓騎の強さはどうなのか。
桓騎は更に強い武将だった
どうしても突飛な策が目立ってしまって桓騎の武力は分かっていませんでした。
それを見せるまでも無く戦が終わっていたとも言えます。
読者も桓騎の武力的な強さは分かっていません。
しかし実際はどうなのか。
よく考えれば分かるところでもあるでしょう。
今、まさに扈輒の中央にて趙兵を蹂躙しているゼノウ。
そのゼノウや、武力に相当な自信を持っていて趙の右翼の大将首を討ち取った雷土。
そういった猛者を束ねているのが桓騎です。
鬼才と呼べる知略だけでそこまで上り詰められるのか。
そんなはずがありません。
野盗の集団を取りまとめるのが頭だけ、奇策と知略だけの男であるはずがないと容易に想像がつくでしょう。
群を抜いた暴力もまた野盗集団を取りまとめる意味では重要なはずです。
おそらくは武力でもゼノウや雷土よりも上回っている人物と考えていいはず。
楊端和が山の民の軍の中で最強であるのと同じ様に、野盗集団である桓騎軍での最強はやはり桓騎大将軍なのだと考えられます。
桓騎が武力で扈輒を上回る
桓騎は史実では、この後に起こる戦で李牧に敗れてしまいます。
⇒桓騎は李牧に殺される
よって桓騎の全てはその戦までに明らかになると言えるでしょう。
この扈輒戦で初めて圧倒的な武力も有している事実が分かれば桓騎の強さが更に際立つところです。
その意味もあり、烈将として武力も有数の扈輒が容易に討たれるシーンが描かれるものと思われます。
桓騎の弱点が分かったと言った李牧。
これが当然武力などの基本的な部分ではないことが確定するのが扈輒との一騎打ちでの戦いになるのでしょう。
そして扈輒を討った桓騎は小丘上の天幕にて死んだ雷土を見るはずです。
雷土の弔いで趙兵10万の首を討つ
扈輒の死によって平陽と武城は陥落することになります。
趙の喉元に秦国の刃が襲いかかることになりました。
趙滅亡までのカウントダウンが始まるところ。
桓騎は六大将軍であり、勝手な行動は戒められていました。
にも関わらず起こる暴挙。
雷土が無残に殺されたことを知った桓騎は相当な怒りに燃えて降伏した趙兵の首10万を全て切り落とすことになるのでしょう。
この問題行動が秦国の本営である咸陽に伝えられ、どういった処罰が下ることになるのでしょうか。
史実で見れば、この直後に更に桓騎軍を進軍させて大勝利をおさめる秦国となっています。
お咎めなしとなれば列国の桓騎に対する恐怖は尋常ならざるものになるはず。
そして呼び戻される李牧大将軍。
一挙に展開が進みそうなところですが、まずは桓騎の強さが発揮される局面となるはずです。
※キングダム693話の内容を確認次第、ネタバレ含む考察を行います。今しばらくお待ち下さい。
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Source: マンガ好き.com
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