血の轍105話のネタバレ含む考察です。
※本編ネタバレを含みますのでご注意下さい。
遂に審判が始まります。
反省の色を伺う場とも言える審判の場です。
ここで静一は全く反省の色が見えない発言。
非常に心象が悪いものです。
母親であるママの発言はさらに今後の静一に大きな影響を与えそうです。
「母親をやめる」
それでは血の轍105話を考察していきます。
吃音の状態に戻る静一
審判の場で名前を訊かれて黙ってしまう静一。
それを心配そうに見る父親。
ママは全く意に介さない様子が見て取れます。
頑張って「おっ、さ、べ、せいいち、です」と答えました。
吃音が強まっている静一。
生年月日も同じ様につまり続けます。
そして静一の触法行為に対しての審理が始まります。
実際に少年裁判は精神的な異常も見られなければ人を殺していても無罪放免というケースがあります。
これが大きな問題だと警鐘をならした映画作品なども多く存在するところ。
「39条」などは有名でしょう。
鑑別所ではママのことを考えていた
審理が始まり静一への質門。
まずは鑑別書でどんなことを考えていたか。
また吃音混じりに答えます。
この状況に苛立ったのかママは頬を掻いていて静一のことなんて少しも考えていない様子が見えます。
それに対して静一の答え。
「ママのことを考えていた」
非常に冷たい目で静一を一瞬見るママです。
具体的にどういうことを考えていたのか質門されて「ママが僕をどう思うか」を考えていたと言います。
しげるのことは一切考えていない静一。
しげるは意味なく死んだ
突然吃音がなくなり、死亡したしげるについての質門に真っ直ぐ答えます。
「意味なく死にました」
しげるの死は完全なるムダだったという静一です。
これには怒りを感じた様子の審判員。
「自分がやったことをどう思ってるん?」
この質門に答えない静一。
代わりに父母に問いかけます。
父親は心配していたと伝えます。
しかし見守るだけで何も出来ていなかったと反省している様子が父親からは伝わってきます。
よくある父の風景という感じもしますが、演技をしている訳では決してないでしょう。
ママは母親をやめると発言
続いてママの発言です。
静一が最も注目するもの。
ここでママは唐突に「私はやめます」と答えました。
審判員も「え?」と何を言っているのか分からない様子。
そして改めて「母親をやめる」といきなり言い出しました。
衝撃を受ける静一です。
法廷にて一気に静一の心は崩壊に向かって進んでいきそう。
なぜ殺したのか。
静一からすればママのために行ったことでもあったのでしょう。
見捨てられて静一がママに改めて何を感じるのか。
そしてママの真意がどこにあるのかにも興味があります。
そもそも見えていた静一を縛っていた様子のママは本当のママだったのでしょうか。
血の轍は106話に繋がっていきます。
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Source: マンガ好き.com
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