バーソロミュー・くまについては色々な考察が成されていました。
しかしワンピース1100話の段階で最愛の人だったジニーが残したボニーを救うべく政府側の研究への承諾。
しかもボニーが治療されて安全を確保されるのなら自らは意志を失った状態でも構わないと覚悟するほどでした。
後にパシフィスタとして政府側の兵器としてバーソロミュー・くまのクローン兵器が登場しますが、この名前の理由も本人の意志を反映しています。
「パシフィスタ=平和主義者」
最後の最後まで平和を愛した男だったバーソロミュー・くま。
ペコリ王を撃破した、その時は本当は優しい人間なのに無理をしていることを子供のボニーは感じていました。
全てはボニーを救うためでした。
また暴君の名についてもペコリ王が恨みつらみで付けて報じた名に過ぎません。
バーソロミュー・くまは純粋な「いいやつ」と言っても差し支えない人物であると言えるでしょう。
最愛の人はジニーで攫われた後に死亡
最愛の人ジニーはゴッドバレーの人間狩りの場で出会った女の子の奴隷でした。
雰囲気からしてボニーに似ていて「母親で確定だろう」と登場時に言われていた人物です。
⇒ボニーの母親はジニー説が濃厚なのか
登場時にはイワンコフも一緒だったので、バーソロミュー・くまにとっては幼少期に出会った幼馴染に近い存在と言えるでしょう。
当時はイワンコフも今のように顔がデカイ雰囲気もありませんでしたし、オカマ感も無かったです。
ゴッドバレーにてニキュニキュの実を食べたバーソロミュー・くまは幾人もの人間を島から救い出して、最終的に自分たちはソルベ王国に身を寄せることになりました。
イワンコフは外海に出ていきましたが、バーソロミュー・くまとジニーは共に過ごします。
そして大人になったジニーはボニーのような魅力的な女性になっていました。
そんなジニーから何度も求婚されますが、それを断るバーソロミュー・くまです。
これも両親を見てきたからでした。
幸せにしたいと願う相手ジニー。
自分というバッカニア族と結婚してしまうことで悲惨な人生を歩んでほしくないという意識があったのです。
その後ペコリ王という最悪の王を打倒すべく挑み、そこで牢獄に捕まったところを自勇軍であるドラゴンやイワンコフに救われることになりました。
そしてジニーとバーソロミュー・くまは自勇軍あらため革命軍で大活躍。
最終的には革命軍の軍長にまで上り詰めています。
しかし、ジニーは後に天竜人に見初められて攫われて妻にさせられてしまいました。
2年の月日が流れて、再会の時には青玉鱗という奇病に侵されて死亡(ワンピース1098話)。
バーソロミュー・くまは最後にジニーが電伝虫越しに伝えた「愛してる」の言葉も聞かないままに飛び出して、ジニーのもとへ。
結果的に死に目に会うことは出来ず、死んだジニーを見ただけでした。
あまりに衝撃的な再会に多くの読者が胸を打たれたのは言うまでもないところです。
残されたボニーの育ての親
最愛の人であるジニーが死んでしまい自暴自棄になりそうなバーソロミュー・くまという展開でした。
しかし残されたボニー。
これがバーソロミュー・くまの心を救ったと言えるでしょう。
ボニーはバーソロミュー・くまの本当の子供ではなく、ジニーと天竜人との間の子供であることが判明しています。
但しどの天竜人かは未だに不明。
要するにバーソロミュー・くまはボニーの育ての親だということです。
そんなボニーもジニーと同じ青玉鱗という病気の発症が見られました。
そして10歳まで生きられないと宣告されて、またも絶望に近い感情になります。
後にくまは海賊になった後に各所でこの病気の治し方を調べ続けました。
最終的にはベガパンクの居場所を古巣である革命軍のトップ、ドラゴンに教えてもらい治してもらうことになりました。
ワンピース1100話で五老星のサターン聖がこの研究に強く絡んできており「自我を失うこと」を条件としての研究への参加を強制されました。
但し、バーソロミュー・くまはそれも受け入れてボニーの安全が確保されることを見返りにサターン聖の言うことを聞いた形になります。
まさに優しき男の最期というところでしょう。
暴君と名付けたのはペコリ王
「暴君くま」というのが異名の一つだったバーソロミュー・くま。
これについてはペコリ王が名付けたものだとワンピース1099話で判明しています。
天竜人の真似事をして、人間そのものを区別して奴隷のような扱いを当たり前に行うペコリ王。
まさに暴君な訳ですが、それを撃破したのがバーソロミュー・くまでした。
バーソロミュー・くまはこれで民衆から頼られて王になりますが、運営の実態は先々代のブルドッグ王が行っていました。
しかしペコリ王は諦めもせずに海軍と共にもう一度ソルベ王国を奪還すべく挑んできます。
この時にペコリ王が流布した内容がバーソロミュー・くまを「暴君」とするものでした。
これに対応したのも、くまです。
結果的に海軍を敵に回すことになり、王として君臨することは許されなくなったので海賊となり外海に出たバーソロミュー・くま。
ペコリ王の流布した内容がそのまま二つ名のように示されてしまって、海賊時代はそう呼ばれていたということになります。
奴隷から革命軍を経て、ソルベの王となり、海賊に至るまでの経歴が見えたバーソロミュー・くまです。
しかし海賊になった本来の目的も全てはボニーの病気を治す方法を探るためだったと言えるでしょう。
自然光を浴びると病気が進行してしまうことを考えても「連れて行く」という判断は不可能です。
しかもボニー自身は10歳までしか生きられない、ではなく「10歳で治る」と思っていました。
なんとしてもボニーの病気を治したい。
最愛の人が残した子供に健やかな人生を送らせたいと願っていたバーソロミュー・くま。
本当の意味で「いいやつ」であることに疑いもないでしょう。
そこから前章でお伝えしたベガパンクに治療してもらう流れになっていきます。
頭部を破壊されて逃げた
自我を失った破壊兵器になっているはずのバーソロミュー・くま。
しかしその本体はマリージョアまで到達して、その場所の破壊を行っています。
現れた海軍の最高戦力である赤犬サカズキによって頭部を破壊されてしまったバーソロミュー・くま。
この頭部破壊が白ひげと酷似していたことでボニーとエースの関係も予想されていました。
ロジャーの娘説も出ていたところですが、実際は天竜人の子供。
とは言え、何も絡んでいないとは言い切れないので今後の動向もチェックです。
⇒くまの頭の欠損でボニーがロジャーの娘説濃厚
赤犬サカズキには勝てず、そのまま逃亡したバーソロミュー・くま。
どこに飛んだのかは定かではありませんが、予想として多いのは現状でサターン聖に捕まってしまっているボニーを救うのではないかという予想です。
バーソロミュー・くまは死んだとされていますが、サターン聖に自我を奪われたところで一度死んだとも取れます。
しかし僅かな意志をベガパンクが残したのだとすれば、本当の死は、今の本体と呼ばれるバーソロミュー・くまが死亡した時と言えるでしょう。
フーシャ村を訪れていたバーソロミュー・くま
ワンピース1100話ではバーソロミュー・くまがフーシャ村を訪れていることが分かっています。
元より「なぜ自我を失いながら麦わらの一味に加担するのか」が疑問視されていたところです。
スリラーバークではルフィの痛みを取り払い、そしてシャボンディ諸島では一味全てを救っています。
また戻ってきた時にはバーソロミュー・くまがサニー号を守り通しました。
これらのことから「何か特別な意味がある」と言われていたところにフーシャ村を訪れる描写。
ルフィが何者であるのかを知ったということですが、それが恩師であるドラゴンの息子であることを知っただけなのか、それとも物語の根幹部分に触れたのか。
父親から教わっていた太陽の神であり解放の戦士であるニカを知っていたバーソロミュー・くまです。
それだけにフーシャ村で本当の秘密を知り、この世界の解放をルフィに託したと言えるのかもしれません。
またバーソロミュー・くまについて新たな情報が出次第、改めて記事を更新していきます。
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Source: マンガ好き.com
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