黒ひげティーチの狙い。
これは数々語られてきましたが、黒ひげ海賊団の一員であるカタリーナ・デボンから「世界」であると明言されました。
ルフィの海賊王ともまた違った目的。
今ある世界の頂点に立つということなのか。
それとも世界そのものを全て自分の手中に収めるという意味なのか。
もしかすると今ある世界の破壊などが目的という可能性すらあります。
ラスボス筆頭株の一人として知られるマーシャル・D・ティーチ。
果たしてどんな世界の取り方を狙っているのでしょうか。
ルフィとは少し異なるワンピース(ひとつなぎの大秘宝)の先を見ているように思えます。
頂点に立ちたいならイム様と交代
ティーチの狙いが「世界」であると語られたのがワンピース1107話のカタリーナ・デボンの発言でした。
五老星であるサターン聖が狙いを聞いた時の発言です。
今までティーチの目的はあまり定かにはなっていませんでした。
これで一つ「世界」という単語がヒントとして提示されたことになります。
この時に出自、つまり血統もまた特殊なものであることが分かっています。
但し「どう特殊なのか」については未だ不明。
悪魔の実を2つ保持している特殊性から通常の人間ではないということなのか。
それとも良く言われるケルベロスという流れなのか。
このあたりもどこかではっきりしてくることになるでしょう。
今回の「世界」の言及で、世界をどうしたいのかが考察されることになりました。
仮に今ある世界の頂点を目指すという意味なら、現状の頂点であるイム様から玉座を奪うという意味であると考えられるでしょう。
イム様もまたラスボスの筆頭株と呼ばれる存在。
今の支配構造の頂点であり、そういう意味ではイム様に取って代わることが可能なら「世界」を獲ったと言えなくもありません。
この世の全てならワンピース
この世の全てをそこに置いてきたと明言したゴール・D・ロジャー。
まさに「この世の全て」と言っているだけに「世界」とするティーチの狙いとも符号するでしょう。
つまりカタリーナ・デボンがあの時に明言したのはワンピースのことであり、それを世界を表現した可能性です。
これも十分に可能性としてあるものでしょう。
そもそもの狙いがワンピース(ひとつなぎの大秘宝)にあることは言うまでもないところです。
だからこそ合理的に、かつ大胆な戦略で黒ひげ海賊団は最終の島ラフテル、そしてワンピースを求めた行動に出続けています。
ルフィと海賊王にどちらが早くなるかというバトル構図を案に示しているとも言えるでしょう。
但し伏線王で予想外展開を繰り出し続ける尾田先生だけに、ここまで安直な対立構図で「どっちが海賊王に先になるのか勝負」と言うものを描くとは思えません。
ワンピースは双方狙っている中でルフィとティーチでは、その本来の狙いが別角度であると考えるのが自然でしょう。
よってワンピースは取るが、それが「世界」を意味している訳ではないはずです。
ワンピースを手にした上で海賊王となり、まさにイム様とはまた違った支配構造を作り上げて、この世の全てを手中に収めるという意味合いとも取れそう。
この時の、言わばルフィにとっての夢の果て、とティーチにとってのワンピース取得後の思いは完全な反対のものになるのかもしれません。
世界の崩壊を狙う
ティーチの出自にもよってくるところ。
もし世界そのものに恨みを感じているような復讐心からの思いだとすれば、世界の崩壊を目指す可能性だってあります。
そもそもヤミヤミの実が最凶と評される悪魔の実です。
こんなものを願った人物がいる事実。
悪魔の実は誰かの願いであるという話がベガパンクよりされていました。
誰がどんな思いでヤミヤミの実を願ったのでしょうか。
そこには、それこそ強烈な闇が心中に備わっていたと思って良いでしょう。
この闇を生み出した者がティーチの血族だったとすれば、まさに地獄の門を開いて世界をそのまま飲み込み崩壊させてやるという狙いを持っているのかもしれません。
ただ強烈な思いであり、別次元の存在であるティーチだからといって、他の面々はそこに何を感じているのでしょうか。
確かに黒ひげ海賊団のメンバーはどれも前向きとは思えないようなパワーや思いがありそうな人物ばかりです。
言ってみれば「一癖も二癖もあり、しかも闇を抱えていそうな人物たち」の集まりとも言えるでしょう。
全員が「こんな世界なくなってしまえ」と思っていれば賛同も容易に想像がつきます。
でも「イム様成り代わり」も「ワンピースで世界を獲る」も「世界の崩落」もチープな世界征服狙いの悪役という感じがしてしまいます。
よって、この3つのどれでもなく、尾田先生ならではの納得の行く解答を示してくれるものと思われます。
「世界」が狙い。
そしてその「世界」とは一体何を意味するのか。
最終章のどこかで、一気にこの黒ひげ海賊団の真の目的、その意味が明らかになるでしょう。
ただそれも最終章の本当に終局の話かもしれません。
また新たな情報が出次第、改めて記事を更新していきます。
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Source: マンガ好き.com
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