それってパクリじゃないですか? 10話(最終回) 感想|最後まで見た甲斐がある…と思える最終回

ドラマ

 

 

良い最終回でしたねぇ。

最終回が素敵な形で収まると、ああ、良いドラマを見たなぁ…って気分に浸れます。

やっぱり着地点をどう描くかって重要で、

着地点次第で作品そのものの印象も大きく変わるのだと改めて実感させられもしました。

 

前回の感想で「集大成感のある、爽やかな結末を期待しております。」と書きましたが、

まさしくその通りになっていて、

視聴者が見たいものや、こうなって欲しいなぁ…っていう願望を

みっちり詰め込んだ作りだったと思います。

何しろ、”過去”の取り入れ方が上手かったです。

伝わるかどうか分かりませんが…例えば、回顧させる手段として使われがちな回想も

複数並べて流すだけで終わらせず、

そこからどう変化・成長したかを現在の姿と照らし合わせながら見せていたり。

今までのエピソードや台詞を掘り起こし、

あの時実はこう考えていて…という本音を紐解いていく事で、登場人物に厚みを持たせたり。

とにかく、初回からずっと見てきた視聴者が「こんな事あったね〜」と、

作中の人物と一緒に懐かしんだり、感慨深く思えたりするような

話になっていた印象を受けました。

 

亜季(芳根京子)と北脇(重岡大毅)の魅せ方も良かったですね。

北脇に関しては、序盤の裁判で熱く訴えかけるシーンで、

理論派の彼なら絶対言わなかったであろう言葉を

亜季ではなく彼が…って所にグッと来ましたし。

亜季は「”私”という特許を見つけた」を口に出した時の表情が凛としていて、

最初の頃のおどおどした気弱な性格が嘘のようで(笑)

元々のお人好しな面は持ち合わせつつ、他人から刺激を受けながら地道に成長していく

リアリティある主人公は、芳根京子さんの演技と相性抜群でした。

 

いやはや…純粋なお仕事ドラマだったと思います。

私が本作を応援しようと思ったのは、特許という一見小難しそうな題材を、

「やっとの思いで商品が完成し、人に認められた時の達成感」

「仕事のやり甲斐」「思い通りに行かない現実」といった、

視聴者(特に社会人)なら誰もが経験したかもしれない

仕事上での”あるある”エピソードに落とし込みながら、

自然と共感出来るように、分かりやすく見せていた所もそうなんですが。

何と言っても、コンビを安易に恋愛に発展させない所も好感が持てましたかね。

亜季と北脇の2人を「刺激を受けたり、自分の足りない部分を補い合ったりする関係性」として

徹底して描かれていたので、最後まで気持ち良く見る事が出来ました。

 

それに、以前も書いたけれども、キャストのバランスが光っていたなぁ…と。

よくよく考えてみれば、上司的立場に置かれやすい常盤貴子さんとともさかりえさんが

同じ作品にキャスティングされているって中々贅沢ではあるんですよね。

この2人だけでなく「こんな上司、かっこいいな」と憧れたくなる人物だらけで、

それぞれ見せ場がしっかり用意されていたお陰で、回を重ねるごとに気づけば全員魅力的に。

五木(渡辺大知)は残念に終わってしまいましたけど…(泣)

SPでもなんでも、また月夜野の面々にお会いしたいです。

 

…ところで、huluの新コンテンツは、発表のタイミングが悪過ぎたんじゃないでしょうか。

おいおい…と落胆させた所で、彼女との恋バナを見たい!って、なる…?(笑)

 

↓前回の感想はこちら↓

 

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Source: りんころのひとりごと。

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