ワンピースのアラバスタ編にて国王軍に仕えたペルが発言していました。
「世界に5種しか確認されぬ飛行能力」
これについては「尾田栄一郎先生忘れてるんじゃないか?」なんて話も出たりしていました。
その理由も明確で「意外と飛べる人多い」ってところにあるのでしょう。
悪魔の実の能力を応用して空を飛ぶ人間は想像以上に多くなっていった中盤以降。
アラバスタはまだ19巻で言ってみればグランドラインも序盤です。
その段階での考えとしては5種としていたのではないかとも言われています。
ただ実際に「トリトリの実」に絞ってみると案外終盤のワノ国まで考えても未登場があります。
世界に5種しかない「トリトリの実」の飛行能力アリを検証していきましょう。
すでに5種が登場したのが分かります。
確定しているのは2人しかいない
現状は1017話までが判明している(2021年6月)の段階で話を進めていきます。
実はトリトリの実でその悪魔の実の名前とモデルが本編にてはっきりしていて「飛行能力アリ」が確定していると考えるなら2人しかいません。
実はこの2人だけでした。
言わずと知れた元白ひげ海賊団の1番隊隊長である不死鳥のマルコが幻獣種フェニックスとなります。
そしてアラバスタで護衛の一人として活躍したペルもその一人。
ワンピース1083話では王のコブラからビビのことを頼むと王女の命運を託された人物でもあります。
この2つだけが本編で確定したものとなっていました。
そう考えると「世界に5種だけ」とした序盤での発言と珍しさを考えさせられるところです。
プテラノドンは鳥なのか
候補の話をする前にワノ国のカイドウ配下の幹部であるキング。
このキングの悪魔の実が「リュウリュウの実モデルプテラノドン」でした。
ちなみに通常時に生えている黒い翼はプテラノドンの能力ではなくルナーリア族というキングの特異な種族の特徴の一つです。
⇒セラフィムは七武海とルナーリア族の血統因子
恐竜ではありますが、飛行能力で鳥系の姿をしているので5種の内の1人として扱っても良さそうなものです。
最近ではティラノサウルスなどの代表的な恐竜にも「羽毛があった」とされる説が有力になっています。
鳥の祖先=恐竜がほぼ確実になっているのだとすればキングも一つのトリトリの飛行能力アリと考えていいかもしれません。
ただ今回は本質的にトリトリの実ではないので含めずに進めていきます。
映画のキャラを含んでもいいのか
漫画本編と映画をどこまで関係させるのかは難しいところでもあるでしょう。
2011年に公開された「ONEPIECE 3D 麦わらチェイス」という映画。
ファンの方はご存知だと思いますが、ここに登場した「バズ」という犬がいました。
その犬はトリトリの実の能力者で飛行能力を有しています。
「トリトリの実モデル鷹(イーグル)」
映画と本編が絡むこともしばしばあるためバズを5種の1つと数える説も強くなっています。
そうなると現状で登場してはっきりと「トリトリの実」として紹介され、尚且「飛行能力を有している」となるのは2人と1匹ということになるでしょう。
これで3種が確定したことになります。
モルガンズはトリトリの実で飛行能力無し
トリトリの実だけで見れば世界経済新聞社の社長モルガンズも能力者の一人。
常に人獣型でいることから鳥族の様な生物なのではと言われていましたが違います。
れっきとしたトリトリの実の能力者です。
モデルはアルバトロスでアホウドリです。
ただモルガンズに関しては「飛行能力を有していません」ので今回の5種には含まれません。
そうだおれ飛べねぇ!
-モルガンズ-
(ワンピース87巻)
これがモルガンズだからなのかが分かっていません。
というのもアホウドリは飛べるからです。
いや、飛べるだけではなく「飛行距離は鳥類で最大級」となっています。
要するにトリトリの実モデルアルバトロスは「本当は飛べる」はずなんです。
そう考えるとこのモデルアルバトロスについても「本来は飛行能力がある5種の内の1つ」と考えていいでしょう。
モルガンズが何らかの理由で飛べなくなっていると考えるのが妥当でしょう。
これで4つの飛行能力&トリトリの実が確定したことになります。
革命軍のカラスは別モノと考える
飛行系の能力者として革命軍のカラスがいます。
カラスは革命軍の北軍軍隊長です。
声が非常に小さくボソボソと話しているシーンがワンピース904話の「革命軍全軍隊長登場」で描かれました。
性格はとても短気です。
このカラスがそのままトリトリの実モデル鴉(カラス)ではないかと言われていましたが違うでしょう。
サボが移動する時にカラスが出した影の様なカラス型の鳥(?)に乗ってサボが移動していました。
明らかに鳥化するようなゾオン系とは様子が異なっています。
どちらかと言えば影を操る様な様子も見えて、カン十郎やモリアなどの派生ではないかとも考えられます。
鴉好きで浮かぶ墨汁の様なものを鴉型に変化させて飛ばしている可能性もあります。
通常のトリトリの実とは一線を画するのは見ての通りです。
よってカラスについてはトリトリの実ではないと考えて世界にある5種には含まないでしょう。
黒ひげ海賊団のラフィット
黒ひげ海賊団の中でも昔からクルーとして存在するラフィット。
五番船の船長であり元はウエストブルーでの保安官です。
めちゃくちゃ暴力を振るう人物で最終的には黒ひげ海賊団の航海士として存在しています。
そんなラフィットは白い翼を持つ能力者。
悪魔の実の名前や具体的な能力は不明ですが、白い翼から考えて「白鳥」ではないかと言われています。
「トリトリの実モデル白鳥(スワン)」
空も飛べてトリトリの実であろう翼。
恐らくこのラフィットが最後の5人目として現れるのではないでしょうか。
世界で5種しか確認されていない飛行能力
それでは改めて世界で5種しか確認されていないとされる飛行能力を有するトリトリの実。
5人全てが出揃いました。
鳥名の英語読みで有名どころが揃っている辺りを考えてもこれで確定ではないかと感じます。
またそれぞれに特化した特徴を持った鳥たちなので能力差も出来て丁度良い。
アラバスタ編で明かされた世界で5種しか存在を確認されていない飛行能力があるトリトリの実の能力者達。
ラフィットの悪魔の実の名前が確定した時点で5人目確定と言えるところですが、実質はモルガンズのアルバトロスがわかった時点で揃ったと言えるでしょう。
モルガンズがなぜ飛べないのかは彼がずっと人獣型でいる意味とリンクしている可能性が高そうです。
(人型にも獣型にもなれない理由があるのでしょう)
京都のイベントで登場した鵺はどうなる
実はラフィットの前に京都の嵯峨山にて行われたイベントで幻獣種モデル鵺が登場しています。
ワノ国の人間で空腹によって知らずに悪魔の実を食したというルフィのような食べ方をしている人物。
鵺は鳥というよりは伝説の怪獣、または妖怪ともされる鳥(?)です。
手足が虎で、身体は狸、そして尾は蛇となっていてキメラを思わせるものですが、そんな鵺もトリトリの実としてコラボイベントでの登場となりました。
よってラフィットが異なる能力者だったとすれば、この鵺で5つ目ということになりそうです。
果たしてどういう判断が持ち込まれるのか。
以上がトリトリの実&飛行能力の考察になります。
また本編で新たな情報が出次第、記事を更新していきます。
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Source: マンガ好き.com
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