あなたがしてくれなくてもネタバレ83話【考察】誠と楓の想いが重ならない

楓が編集長に抜擢。仕事か夫婦か。誠も見返りを求めてしまっていたことに気付く。重ならない二人の思い。

あなたがしてくれなくてもの本編ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい。

楓は誠のことが好きだと改めて知ったところ。

でも会社では昇進の流れ。

編集長への抜擢で楓が目指していたものです。

酷な局面ですが、仕事か夫婦か、なんて選べるものではありません。

誠自身もいつの間にか自分が見返りを求めてしまっていたことに気付きます。

何とも物悲しい夫婦の関係。

全く重なり合わない状況に陽一とみちとは全く異なる夫婦の間の溝を感じるところです。

目標だった編集長への抜擢

楓が編集長への抜擢です。

まだ引き受けた訳ではありませんが、目指していたところなので楓としては受けたいのは当然。

しかしながらホームパーティーで「夫婦として」を部長の妻に言われて、そこで感じるものがあったのも事実です。

ここで受けてしまえば、当たり前ですが”今まで以上に”夫婦の時間は失われてしまいます。

物理的時間の減退というのは離婚に直結するなんて話もあるところ。

もしこの仕事を引き受けてしまうと、それは夫婦としての関係の破綻。

要するに「誠との離婚」という着地点に近づいていくように見えます。

一切仕事には妥協を見せない楓。

ドラマあなたがしてくれなくてもでは田中みな実さんがキャストに選ばれていましたが、まさに適役に思える人物に思えます。

楓もこれを引き受けて、それによってすれ違いが増すのか。

それとも仕事がうまくいくことで、夫婦の関係も良質なものに変化していくことになるのか。

誠も見返りを求めていたことに気付く

誠も誠で今回のホームパーティーでは気付きがありました。

本当にいい男代表みたいな存在ですが、誠自身の中には気持ちの変化。

それは楓への気持ちの変化ではなく、頑張っている姿を見続け、それに納得していたはずが「いつの間にか見返りを求めていた」という事実に気付きます。

人間なので当然とも言えるところですが、誠からすると「分かっていたことじゃないか」という気持ちになったのでしょう。

確かにあれだけのキャリアウーマンと一緒になるってことは? を少し考えれば分かるはずであり、それを知って結婚したのだから今の楓の姿は容易に想像できたものでしょう。

それなのにいつしか「夫婦としての時間を大切にしてくれる」ということを信じた誠です。

悪いことではありませんが、誠も誠で「変わって欲しい」という気持ち、要するに欲が出てしまったと言えるのかもしれません。

ただそれは普通の事にも思えるので、その変化が見られないのなら「結婚すべきではなかった二人」とも言えそうです。

謝る誠と仕事を選ぶ楓

楓は当然引き受ける気持ちです。

これはやむを得ないというか、別に不思議でもありません。

それは「もしこれで誠を失ってしまっても」という覚悟はある程度あったはず。

誠は自分自身が変化してしまったことを謝っていましたが、楓は苦しいところです。

不倫をしたのは誠ですが、どうしても楓の味方を素直に出来ないところ。

さすがに「誠をないがしろにし過ぎではないか」とも感じてしまいます。

誠がまた一歩引いた形になり、楓も謝らないで、と思いながら自分が行動の上で変わることはないので「すれ違い」はこれ以上に増していくのかもしれません。

もしくは誠も仕事に打ち込み、それこそ夫婦の時間は減少していき、その中で少しある時間を大切にすることで「恋人同士だったころ」を思い出すようなお互いに感謝する関係を再開できるのでしょうか。

どちらに転ぶこともありそうですが、新しい仕事をする誠と更に忙しくなる楓。

うまくいく可能性は低いようにも思える展開です。

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Source: マンガ好き.com

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