現状の順位について各班が語った前話のワールドトリガー211話。
そこから出てきた古寺の違和感で終了していました。
わざわざ諏訪に連絡したあたりも意味があるのでしょう。
ワールドトリガー212話で明らかになる古寺の違和感とそれに伴う各班の戦略の変化。
このあたりが見えてくることになります。
直前に見ていた点数表
古寺が違和感を覚えたのは個人成績表を見てのものでした。
これが個人成績表が記されたコマとなります。
これだけを見て違和感に気付けるあたりが古寺の凄いところではあるでしょう。
パっと見る限りは頭の良い古寺と木虎が当然の様な高得点を叩き出しています。
そして全員で解いた特別課題については均等に400点を5人で分けて80点ずつ。
A級の評価には差が出ていますが、取りまとめを行なった古寺に軍配が上がったとも言えます。
また木虎は時間内ながらも核心をついていたのではないかという評価を得ていました。
このあたりもA級一人ひとりが随時評価して1点か2点を加点していくものとなります。
ここでは2点追加のケースが描かれました。
恐らく一人あたりの最大加点数が決めっていて、随時振っていくことになるのでしょう。
わざわざ11位の諏訪隊に訊く
古寺隊は現在2位です。
高順位の中で得られた違和感に対して諏訪隊に確認を取ります。
これが諏訪という人物に確認したかったのか最下位だから確認したかったのか分かりません。
どちらもはらんでいそうですが、やはり最下位である諏訪隊の隊長に確認する意味があったと考えるのが妥当でしょう。
なぜここまでの点差がついたのか気になるとも考えられます。
現状を見ると諏訪隊と古寺隊の点差は533点です。
個人の課題の進行だけで見るなら一人あたりの点差は100点以上。
果たしてそこまでの差が本当につくのかも疑問です。
何がどう反映されてここまでの点差になっているのかが気になった可能性はあるでしょう。
特別課題の点数
特別課題の点数が各チーム一律なのか、それとも出来不出来によって大きな点差が生まれているのか。
ここは気になるところです。
個別の課題による点差があれどもさすがに100点以上個人での差が出ているとは考えにくいと古寺が感じた可能性はあります。
そうなると最下位である諏訪隊と特別課題の点差を知り合う事で「どれだけ特別課題にウエイトを置くか」が判断できそうなところでしょう。
仮に諏訪隊の特別課題が各人10点ずつしか入っていないとすれば、点差において非常に高いウエイトを占めると言えます。
情報を制する者が戦いを制するのはいかなる戦闘においても重要です。
だからこそ古寺は一番現状の敵として弱い場所との情報交換を行おうとしている可能性もあります。
(古寺はそんな人物ではないので「勝つために」というよりも知りたい気持ちが強いとも取れますが)
A級評価点はそこまで重視されない
先の画像を見ると分かりますが、2位という上位にありながらA級評価点に関してはチームの合計でも41点しかありません。
これが古寺チームのA級評価点です。
A級評価点がそもそも大きな加点要素で無いのか。
それとも古寺隊がそこまで加点出来なかったのか。
この点についての違和感だったことも考えられます。
諏訪隊のA級の加点を知っておく意味は大きいですが、わざわざ神妙な顔つきで連絡することでもないと言えます。
あくまでも同じ船に乗ることになり、次のテストではA級も参加して同じくテストを受ける側になると考えればボーナス点に近い位置づけなのは納得できます。
ヒュース戦略を思いついた可能性
ワールドトリガー211話ではヒュースがとんでもない作戦を考えつきました。
こうすることで個人の最高点に全員が追いつくどころか全員の強みを発揮する点数を叩き出せます。
これによって共通課題で大きな加点が可能です。
ヒュースがいる若村隊は一挙に上位に食い込む可能性が出てきました。
但し若村がどう判断するかです。
古寺は個人成績表を見ていて、チームとして上位を目指すならヒュース戦略が最も効率的だと考えた可能性はあります。
頭が良い古寺ですからヒュース的な発想が出ても何ら不思議はないでしょう。
ただこれを諏訪に話す意味はあまりありません。
やはり最下位の諏訪と話をするとなれば、2位の自分たちの点数と最下位の点数の対比を見ることで新たな情報を得ようとしている気がしてなりません。
戦闘訓練はもう少し先になるか
読者の多くが楽しみにしているであろう戦闘訓練。
ただしB級のランク戦のようなものではなく、あくまでもシュミレーションをベースにした訓練になります。
そう考えると燃え上がるようなバトルが繰り広げられることもないでしょう。
今回の閉鎖空間では心理戦を含めた知能バトルがメインとなりそうな予感。
果たしてどんな展開が待っているのでしょうか。
次回のワールドトリガー212話は9月3日のジャンプSQにて連載されます。お見逃し無く。
※内容が分かり次第、ネタバレを含む考察記事を更新します。今しばらくお待ち下さい。
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Source: マンガ好き.com
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