みちと陽一。
全くもって二人の見ている方向は一致しませんでした。
あなたがしてくれなくても67話のラストでも見ている方向の差の大きさに驚いたところ。
内向きで、しかも自分のことばかりを考えていた陽一。
見方によっては「自業自得」と言えるものですが、中々気付くことの出来ない部分でもあるでしょう。
少なくとも、ここから短期間での挽回は難しいと考えて良さそうです。
新名夫婦とは対照的と思えましたが、それもどうなのでしょう。
新名夫妻もズレは生じる
現状は楓が頑張って仕事との両立を目指しています。
しかし、それが長く続くのか。
本当は仕事を本気でしたいと思っているのではないか。
そしてそれについて誠も感じるところがあるでしょう。
無理をして奮闘している楓に気付いている誠。
何となく小さなズレを感じているところに指輪の忘れ物。
みちはまだ指輪のことに気付いていませんが、誠からそれを渡された時に何を思うのか。
「私離婚するんです」
何となくそういったニュアンスのことを伝える気がしなくもありません。
そして涙の一つも見せようものなら新名誠としても無視は出来ないでしょう。
不倫関係にいきなり飛び火はせずとも「諦めなくて良い状態」ということが明確に分かった時、楓との関係がどうなるのかに注目です。
もしかしたら「やっぱりみちが好き」ってことで、今の無理をしている楓に正面から伝えるかもしれません。
「別れよう」
そうなった時の楓を思うと悲しくなります。
陽一の落ち込み三島が繋ぐか
陽一も涙を流していました。
そして弱くなっている陽一に近づくとすれば三島でしょう。
三島に対してははっきりと断りを入れた陽一です。
ここで三島に近づくのは卑怯と言えそうですが、よくある話でもあります。
誰かとの別れというのは強烈に人間の感情を揺さぶるもの。
誰しもが感じたことのある喪失感によって、本来はしない行動を取ることもあるものです。
だからここで陽一が三島との関係を復活させても責められることではないと言えそう。
但し三島がそれを受け入れるかどうか。
そこにも逃げ場がなく、追い詰められた陽一という状況になるかもしれません。
しっかりと自分の今までを見つめるきっかけになればいいですが。
みちは強くなった
みちは新名誠との関係。
そして実際に向き合ったことで強くなりました。
華から受けた影響も大きなものですが、今のみちは「流される」という状況には陥らないはず。
先述では「誠と・・・」という感じも考えましたが、現実的に今のみちが夫婦関係を回復させようとする誠と何かあることはないでしょう。
あるとすれば、誠も離婚した後の話ってことになるでしょう。
後は離婚までスムーズに進むかどうかだけでしょう。
陽一は三島と不倫をしました。
ただこれが発覚したところで、みちはもう揺れないはず。
離婚という事案の確度がさらに上がるに過ぎません。
逆に陽一が誠とみちの事を知って、そこで揉め事を起こそうとした場合どうなるか。
実際に性的な関係は無かったので不倫とは言い切れないでしょう。
仮に慰謝料請求としても微々たるものになるはず。
みちが悲惨な目に合う可能性は低いと考えて良さそうです。
今の状況を見るに、もう離婚は避けきれず、このまま二人の関係は終わりを迎えて新名との進展もないのか。
それとも離婚を巡って、まだ陽一が抵抗を示すのか。
離婚を陽一が同意せずに調停までことが運ばれるとすれば、中々に厄介なことになるかもしれません。
強くなったみち。
終わった二人に対する残務処理のようなところ、どう進んでいくのか。
あなたがしてくれなくても68話は今後を占う意味でもかなり重要な回になりそうです。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
Source: マンガ好き.com
コメント