岳白公の思想と戦い方から信は勝てる方法を導き出しました。
肉を切らせて骨を断つ戦法です。
腕の防具に剣を立てながら膝蹴りを受け止めました。
防具のある分だけ信は傷が浅く済みます。
そこに大得物といえる王騎の矛を預けていた尾平から受け取り斬る。
岳白公は現在月刀を持っているだけなので王騎の矛を受けるだけの得物を持っていません。
扈輒軍の副将の一人である岳白公がここで討たれることになりそうです。
キングダム690話で岳白公は信に斬られて死亡となるのでしょうか。
岳白公を討ち取る信
王騎の矛が尾平と昴によって信に向けて投げられました。
膝に剣が刺さり一瞬だけ動きを止められた岳白公。
その脳天に向けて一気に王騎の矛を振り下ろせば勝利は確実。
問題は動きですが、太ももに大きな刀傷を受けている岳白公はうまく動けないはず。
となれば受けるしかありません。
岳白公が今持っているのは信に合わせて持ち替えた月刀です。
最初に持っていた大型の棍棒は落としたまま。
速度のある信の矛撃に対しては拾って受ける暇はありません。
月刀で受けるのも不可能でしょう。
全ては太ももに受けた信が腕に傷を負ってでも与えた一瞬の隙きが全てを決する一手になったと言えそうです。
ここで王騎の矛によって岳白公は斬り殺されて討ち死にとなるでしょう。
思想面の会話をしているので即座に絶命パターンではなく一言二言残して逝く尭雲パターンも可能性としてはありそうです。
強かった岳白公
扈輒軍の強さはあまり分かっていない部分がありました。
右翼ではあっさりと副将の一人である龍白公が雷土のおびき出しに応じて殺されてしまいました。
確かに首を斬られながらも雷土の矛を離さなかった意志の強さは相当なものです。
これが無ければ竜布が雷土を捕らえることも難しかったかもしれません。
ただ武力の面で言えば、龍白公よりも岳白公の方が強者であると考えていいでしょう。
特殊な体術によって剣術の中で致命打になる拳や蹴りを入れてくる岳白公です。
信も漂との特訓で剣技については相当な熟練度。
それでも岳白公の体術の前には苦戦を強いられました。
龐煖と比べてどちらが強いのか
本来なら岳白公に一対一で勝てるような武将はいないのかもしれません。
武神龐煖を討った信ではありますが、あれも仲間が与えたダメージの積み上げの末に読んで字の如く命をかけて倒した相手です。
信もまた完全な状態ではありませんでしたが、それでも龐煖が無傷であればどうなっていたか分からない戦いでした。
また羌瘣がいなければ信はこの戦で相打ちの死亡となっていたことになります。
もちろん岳白公と龐煖を一つの武力の土俵には上げにくい部分。
岳白公は非常に特殊な戦い方をする信としては始めて経験する相手の強さです。
仮に二戦目があるとすれば体術慣れしている上に対策も取れるので信がここまで苦戦することはないでしょう。
そういう意味では岳白公に対峙してきた強者は全て初戦で命を失っているとも考えられます。
序盤を受けきって慣れ始めると今回の信のように対策を取られてしまうとも言えそうで万能の武力ではありません。
影丘を突破しても終わらない
影丘を突破したとしてもすぐに終わる訳ではありません。
ここから扈輒本軍まで飛信隊は向かうことになります。
それが摩論の言っていた策。
あくまでも摩論の策です。
その策に則って動いているのが今の飛信隊。
桓騎の行う策は聞かされていません。
摩論は全く桓騎の策を知らなかったので影丘を抜いたところで作戦合流があるわけでもないでしょう。
そして扈輒は影丘が抜かれる可能性をゼロとしながらも準備させる徹底ぶりです。
虎白公の軍が影丘を抜いた飛信隊の前に五千待ち構えている状態となります。
傷ついた飛信隊と壊滅に近い玉鳳隊。
更に言えば岳白公を失っても扈輒がいるので軍として潰れる訳でもないでしょう。
それを合わせても相手の主力五千が相手になるのとすれば突破は容易ではないでしょう。
飛信隊と玉鳳隊が奮闘している間に終わる
この先も飛信隊と玉鳳隊の奮闘は続くのではないかと感じます。
それは黒羊での戦に近いかもしれません。
そして蓋をあけたら影丘なんてほとんど関係なく扈輒の首を取った桓騎が完全勝利を掲げている。
蒙恬がキングダム677話で言っていた事実がそのまま生じるのでしょう。
但し桓騎は雷土を討たれているので、その意味もあり史実どおり扈輒軍10万の兵の首を討つ暴虐に走ることになりそうです。
岳白公を信が討ち、影丘の突破の目処が経てば桓騎の策も少しは見えてくるのでしょうか。
キングダム690話の内容が分かり次第ネタバレを含めながら考察を行いますので今しばらくお待ち下さい。
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Source: マンガ好き.com
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