あなたがしてくれなくても66話のネタバレを含む考察となります。
※本編ネタバレを含みますのでご注意下さい。
義母が来たところで・・・ってことで陽一の小さな打算は通じず。
それどころか、みちに急がせた感もあります。
「ここで話さないとなし崩しもある」とみちが感じたのでしょう。
離婚まで秒読み。
陽一が頼んだ訳ではない
義母が登場しましたが、一応ながら「陽一からの依頼ではない」ってことだけでも救いです。
離婚したいって話から義母が慌てて向かったのが要因。
とはいえ「打算はあった」と心の中で発言していましたから「なんとかなるかも?」って気持ちがあったのでしょう。
これは卑怯ですね。
確かに仕事が立て込んだのは事実でしょう。
それでも自分から話さずに何とか事なきを得ようと考えているあたりがもうダメ。
まだまだ陽一の中にある「その場しのぎ」って感覚は失われていません。
徹底して責任から離脱するって人は案外大人にも多いものです。
みちの心は揺れない
義母が謝っていました。
必死って感じるところ。
もし今までのみちなら、もしかしたらここで折れていたかもしれません。
でももう今のみちは過去のみちとは全く違います。
明らかな成長を遂げて、蛹から羽化した蝶と同じ。
はっきりと義母にも「陽一に聞いて」と言い切ったあたりは素晴らしいところでしょう。
そしてその足で向かった場所。
怒りも入り混じった「卑怯」という感覚があったはずです。
これは読者でも感じたところなので、当事者であるみちは強烈に感じたことでしょう。
残念ながら、この義母登場は「打算」どころか「決定打」として、みちの離婚の意識を高めた可能性があります。
仕事終わりを待っていたみち
みちは陽一の仕事が深夜で終わるまで待っていました。
一体何時間待っていたのか。
そしてそれだけ「今日話す」という覚悟が見えます。
もうなし崩し的なその場しのぎは一切許さない。
この意志がはっきりと見えます。
つまりは「離婚する」という確定的な話をするってことです。
もう義母の登場やら何やら、みちを陽一が取り戻そうと思ったら「生半可なことでは難しい」と言わざるを得ません。
ほぼほぼ離婚で決まりなのではないかって気がしますね。
陽一が多少なり謝るなり、改善点を示すなりしてどうにかなる話じゃないです。
誠と楓も歪が生まれるか
誠と楓。
一見すると、あなたがしてくれなくても66話でも上手くいっている感じに見えました。
でも実際のところどうなのか。
誠は何となく楓に気遣っている印象があります。
ただ元々誠はそういう人でした。
だから普通といえば普通でしょう。
問題は楓にあるのか。
楓は仕事を外注するなど「時間を作れる状態」を何とか頑張っています。
これは前向きな努力でしょう。
問題は「本当はどうなの?」ってことです。
懸命に、それこそ本気で仕事をしたいって思っているんじゃないのか。
そしてその事を誠も分かっているのではないのか。
片方が無理をして円満な結婚生活が送れるのかどうか。
現実には難しいでしょう。
特に気付ける誠だからこそ、それは難しい。
本当の楓の良さを全面に出して、楓らしい生き方をして欲しいって思っていそうです。
ってことでこの二人にも多少なり亀裂が入っていくのが見えてきました。
心痛くなる場面でもありますが、やっぱり結婚ってお互いが独身の時みたいに考えていても上手くいかないっていうのがひしひしと伝わりますね。
次回のあなたがしてくれなくても67話は7月19日発売の漫画アクションにて連載となります、お見逃しなく!
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Source: マンガ好き.com
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