今回は、呪術廻戦に登場した来栖華(天使)の術式や領域展開、味方になる可能性について考察していきます。
来栖華は呪術廻戦の145話にて初登場した人物です。
獄門彊に封印された五条悟を復活させるキーマンとしても語られている彼女ですが、いったい何者なのでしょうか。
本記事では来栖華の情報をまとめ、死滅回遊において味方なのか、領域展開や術式について考察します。
加えて天使とは何なのか?手に持っているラッパの正体についても触れていきたいと思います。
来栖華とは?
来栖華カラー予想
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来栖華は、145話にて初登場したキャラクターです。
自らを天使と名乗る術師であると天元によって語られています。
今のところ145話、146話でしか登場しておらず、わずかに明かされている情報をまとめると
- 天使を名乗っている
千年前から生きている
死滅回遊に自ら参加した泳者(プレイヤー)
あらゆる術式を消滅させる術式を持つ
天使の術式は獄門彊「裏」を開けられる
この五つが主な情報になっています。
死滅回遊のプレイヤー
死滅回遊の三つ目のルールで、非泳者(非プレイヤー)は結界内に侵入した時点で参加すると宣言したことになり、泳者(プレイヤー)となります。
おそらく来栖華は能動的に結界内に入り、泳者となったと考えられます。
千年前からの術師
来栖華は千年前の術師だと語られています。
つまり羂索、天元、宿儺、裏梅と同じくらい生きている術師ということです。
宿儺は指として封印され、今は虎杖の肉体で受肉し生存。
天元は500年に一度星漿体と同化することで自我を保っていましたが、天内理子との同化が失敗したことで進化を始め、呪霊に近い存在として現在も生き続けています。
羂索は何らかの方法で肉体を乗り換え生きながらえており、羂索と行動を共にしていた裏梅も同様の方法で生きながらえていたのではないかと思われます。
来栖華がどのようにして千年も生きているのかは不明ですが、強力な術師、呪霊が揃う中、来栖華の実力も特級以上ではないかと予想されます。
宿儺は渋谷事変で裏梅に会った際、最初は誰なのかわかっていませんでした。肉体が変わっていたから一目見ただけでは気づけなかったのではないでしょうか。
また、前髪を常におろしているため額に傷がある可能性は否定できません。
来栖華は味方?
獄門彊の封印を解くキーマンとされる来栖華ですが、現在高専の味方であるという確証ありません。
ですが五条を助けるためには彼女の協力が必要不可欠です。仲間にはならないとしても、ある程度の協力関係を結ぶ必要があるでしょう。
ここで呪術廻戦が漫画であり、週刊少年ジャンプで連載されているということを踏まえるとどうでしょうか。
ジャンプの編集キーワードは「友情」「努力」「勝利」です。
最後は主人公側が勝つ、という方程式を成り立たせるためには来栖によって五条の封印を解いてもらう必要があります。
加えて「獄門彊「裏」の封印を解除できる」と明言されているキャラクターが仲間にならないとは話の構成上考えにくいです。
しかし術式を消す術式というのはあまりにも使い勝手が良すぎるため、術式を使うために何らかの縛りが課せられている可能性があります。
封印を解くためには対価として多くの人の命が必要だ、などといった問題が起こるのかもしれませんね。
来栖華の術式と領域展開の効果は?
現在判明している情報が非常に少ない来栖ですが、術式の効果は天元によって明言されています。
そして「天使」というキーワードと手に持っているラッパをヒントに、領域展開の効果についても考察していきたいと思います。
術式の効果
獄門彊「裏」を開けるにはあらゆる術式を強制解除する天逆鉾、あらゆる術式効果を乱し相殺する黒縄のどちらかが必要です。
来栖の術式は術式を消す術式であり、この術式は獄門彊「裏」を開けることが出来ると明言されているので、その性質からも天逆鉾に近いように感じますね。
来栖華の術式は、現時点で五条悟の封印を解くための手段として最も現実的とされており、虎杖や伏黒は彼女に協力してもらうために動いています。
領域展開の効果
頭に輪が浮いており羽が生えている外見からも、まさに天使と呼ぶのがふさわしい容姿をしている来栖。
天使、そしてラッパとくれば多くの方は「ヨハネの黙示録」を思い浮かべるのではないでしょうか?
来栖がヨハネの黙示録をモチーフにしているキャラクターだとしたら、領域展開もこれにちなんだものだと考察できます。
ヨハネの黙示録とは
『ヨハネの黙示録』は、『新約聖書(クリスチャン・ギリシア語聖書)』の最後に配された聖典であり、『新約聖書』の中で唯一預言書的性格を持つ書である。
ヨハネの黙示録とは、新約聖書の最後に書かれている物語です。
そしてこのヨハネの黙示録の中に、七人のラッパ吹き、黙示録のラッパ吹きと呼ばれる天使が登場します。
今回関係のある部分の物語を簡単に説明すると、七つの角と目を持つ子羊が七つの封印を一つ解くごとに禍が地上を襲い、全て解き終えると七人の天使が現れる。天使にはラッパが与えられ、一人ずつラッパを吹くたびに禍が地上を襲う。
七人目の天使がラッパを吹くと、最後の審判を予告する……というものです。
来栖華がヨハネの黙示録に出てくるラッパ吹きをモチーフにしていると仮定すると、領域展開の効果は物語の内容を再現するものとは考えられないでしょうか。
黙示録のラッパ吹き
死滅回游の参加者の来栖華のモデルは黙示録のラッパ吹きかと
タロットの「審判」のモデルとされてるわね pic.twitter.com/QhpZkq1hqH— 樹木 (@theos_Isvara) May 10, 2021
一人目のラッパは火と雹を降らせ、地上の1/3を滅ぼす。
二人目のラッパは海を干上がらせ、その1/3を減らす。
三人目のラッパはニガヨモギの流星を落とし、地上の川の1/3を毒で汚す。
四人目のラッパは暗闇を呼び寄せ、地上の昼の時間を1/3にしてしまう。
五人目のラッパは地獄の蓋を開け、アバドンと僕の蝗(イナゴ)を呼び出す。
六人目のラッパはユーフラテス川の畔に繋がれている「四人の御使い」を開放し、 地上の人間の1/3を虐殺する。
七人目のラッパはキリスト教の神が世界を支配したことを告げ、キリスト教徒以外の異教徒を滅ぼすべく様々な天変地異を巻き起こす。
ラッパを吹く度に天変地異が巻き起こるこの物語ですが、これらを再現する領域だとすれば相当強力な領域だと思われます。
しかし、領域展開は術式の効果を付与した生得領域を具現化するものです。彼女の過去や人物像、詳しい術式の効果が明かされていないため生得領域がどのようなものかを考察するのは難しそうですね。
持っているラッパは呪具?
来栖が手に持っているラッパは呪具なのではないか、との考察が一部でなされています。
ヨハネの黙示録ではラッパを吹くたびに禍が起き、七回吹くと最後の審判を予告されます。
この物語をモチーフにしていると仮定すると、七にちなんだ縛りがかかっている呪具ではないかという考察もできます。
海外にも呪術師は居ますし、キリスト教徒の呪術師が新約聖書をモチーフに作った呪具なんて設定もありそうです。
吹くたびに禍と呼べるほどの威力をもたらすとすれば、特級呪具程度の区分では済まなさそうですね。
呪術廻戦の来栖華は味方?領域展開についても考察!まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、来栖華は味方なのか、領域展開の効果や手に持っているラッパの正体についても考察してきました。
本記事では、来栖はヨハネの黙示録をモチーフにしたキャラクターであり、手に持っているラッパや領域展開はそれに類するものと予想しました。
今のところ来栖が高専の味方である描写はありませんが、高専メンバーとの共闘シーンなども期待したいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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Source: 漫画考察日誌
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