飛信隊と楽華隊の連合軍は蒙恬指揮のもとで動きます。
相手になるのは上和龍と楽彰が率いる青歌軍。
見ての通り綺羅びやかな装備に多大な軍勢を背負っています。
李牧が認める司馬尚が君臨する青歌の軍だけに弱いはずがないでしょう。
この登場でも余裕を感じさせるものです。
また楽彰あたりは軍師で武力を示すタイプではないだろうと思っていましたが、上記画像からも分かる通り持っているのは大きな矛です。
おそらく武勇もある武将であると考えていいでしょう。
青歌軍の突破は容易ではない
攻勢に転じた秦国左翼。
この状況に対して別に困惑に色を浮かべることもなかった李牧です。
キングダム718話でも「こちらが慌てる程ではありません」と言い切っていました。
それも恐らく青歌の軍が後ろに控えていることが分かっていたからと言えるでしょう。
単なる兵力差だけで考えると飛信隊と楽華隊は危険視すべき存在。
二倍程度の軍勢は弾き飛ばす可能性がある部隊と言えます。
それは李牧もわかっているはずです。
武力と知略の二つを備えた二つの部隊だというのは前回の朱海平原の戦にて理解があるでしょう。
そうなると「それを考えても青歌が容易に抜かれることはない」と考えているに違いありません。
よって楽華隊と飛信隊による大錘型の陣での青歌軍突破は相当な苦戦を強いられるのではないかと感じます。
信の武力と蒙恬の知略が想定外
朱海平原で見た蒙恬。
李牧が王翦の側近である麻鉱を討ったことで壊滅するであろうと読んでいた場所を立て直したのが蒙恬です。
その情報は入っているでしょうから、それだけの知略を持つと予想している李牧。
しかし先の戦いよりも更に大幅に進化した知略を持っているとすればどうでしょう。
これから導かれる策が李牧が予想した成長曲線を上回るかもしれません。
また信の武力についても目の前で龐煖を討つ力を持っていました。
青歌の武将が多少なり武力に自信があっても信とぶつかってしまえば危ないのも予想の範疇であるはず。
ならば数によって粉砕することに注力するであろう局面でしょうが、この武力と本能型の動きも李牧が思う成長を超えている可能性があるでしょう。
それこそ李牧が発言した通り「麃公を思わせる」と感じさせる部分がありました。
それを「麃公を超えている」という部分が少しでも作り出せれば、この青歌の突破も叶うのかもしれません。
信がどこまでの覚醒を見せられるかも重要となります。
もしくはこの二つの部隊が重なることで起こる相乗効果が李牧の想定を上回ることもありそうです。
檻の外に出ないと話にならない
今の局面はすでに詰みの状態です。
但し詰みの最終局面というのは実のところ難題の一つでもあります。
もし強力な武力を誇る軍である飛信隊(李信軍)と楽華隊(蒙恬軍)が檻の外に出てしまうと対応は面倒なものになるでしょう。
要所で見れば挟撃される可能性も出てくるもの。
また撤退の道も作れるかもしれません。
青歌軍を早期に突破できるかどうか。
もし出来ないまま封じ込められてしまえば、もはや秦国連合軍に勝機はないと言えそうです。
序盤にして決死の戦況です。
桓騎に動きなし
ギリギリの状態ですが、慌てるのは摩論だけで桓騎は一切何も慌てていません。
今の局面を楽しんでいる様子すら見える桓騎。
王に咎められても一切動じなかった桓騎。
もしかしたら「死に場所」を探しているのかもしれません。
だからこそ危険に見える策で言ってみれば究極のギャンブラーのような生き様をしているということも十分あります。
追い詰められた戦況で桓騎がどう動くのか。
それが李牧にとっての想定外となるのか。
このあたりも注目していくところでしょう。
実際に史実では、この戦の行方は決まってしまっています。
但し桓騎についてのその後は諸説ある部分なのでもしかしたらオリジナルの要素が加わっての終結となるかもしれません。
とはいえ決着はもう少し後でしょう。
まずは青歌軍VS飛信隊&楽華隊。
青歌軍と、その武将である上和龍と楽彰の強さも分かれば司馬尚という存在がどれほどのものなのかも見えてきそうです。
※ヤングジャンプVol.24にてキングダム719話は連載となりますのでお見逃しなく!
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Source: マンガ好き.com
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