【呪術廻戦】存在しない記憶を考察!虎杖悠仁による洗脳・記憶操作?

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今回は、呪術廻戦の主人公・虎杖悠仁が使用したと思われる謎の能力「存在しない記憶」について考察いたします。

「存在しない記憶」の発生を確認できるのは、京都姉妹校交流会における東堂戦と、渋谷事変における脹相戦の2回です。

これにより、東堂と脹相は虎杖のことを「自分の兄弟」と認識し、敵対意識をほぼ完全に消失しています。

また、この現象は虎杖悠仁の能力によるものではないかと考えられています。敵を強制的に仲間に引き入れることができるこの能力は「ジャンプ史上最強クラスの能力では?」と言われています。

また、実は順平にも「存在しない記憶」が植え付けられているのではないか?という考察もあります。

本記事では、『存在しない記憶』は虎杖悠仁の洗脳や記憶操作といった能力なのか、また、その発動条件等について考察します。

 

以下、呪術廻戦139話までのネタバレを含む内容になっております。

存在しない記憶とは

『存在しない記憶』とは、第35話(コミック第5巻)の京都姉妹校交流会での虎杖vs東堂と、第105話(コミック第12巻)の渋谷事変における虎杖vs脹相において、戦いの際に東堂と脹相の脳内に溢れ出した”在るはずのない記憶”のことを言います。

この現象が初めて確認されたのは、第35話の京都姉妹校交流会でのことです。虎杖悠仁と対峙した東堂葵の脳内に突如として、あるハズのない虎杖との青い春の映像」が流れ込みました。

再度、この現象が見られたのは、105話の渋谷事変にて脹相が虎杖悠仁と対峙した際のこと。

こちらも同様に、脹相の脳内に突如として「脹相や壊相、血塗といった”呪胎九相図”が受肉した面々と、そこに虎杖悠仁が加わり、外で和やかに食事をとる風景」が流れ込みました。

『存在しない記憶』が確認されたのは、いずれも虎杖が強敵と戦っている最中でのことでした。

そして、『存在しない記憶』を植え付けられた東堂と脹相はその後から虎杖に対して本当の兄弟のように接するようになります。何とも不思議な現象です。

 

1度目の東堂に対する『存在しない記憶』の発動時は、東堂が元々異常者であることから「東堂がバグった」と、ネタ扱いされていました。しかし、2回目に脹相に対して発動してからは、虎杖の何らかの能力なのではないかと噂されるようになります。

2021年2月末現在も、虎杖悠仁のこの『存在しない記憶』を相手に見せる能力は謎に包まれており、そもそもこれが虎杖の能力によって引き起こされたものなのかすら明らかになっていません。

【2021/2/27追記】存在しない記憶は能力でも何でも無かった!?

虎杖悠仁の能力だと思われていた『存在しない記憶』は、虎杖の能力でも何でもないということが明らかになりました。

この衝撃の事実が判明したのは、『漫道コバヤシ』というケンドーコバヤシさんがMCを務める番組に呪術廻戦の著者・芥見下々先生が出演した時のことです。

ケンコバさんは、番組内で『存在しない記憶』は虎杖悠仁の能力であることを前提に話を進めていましたが、芥見先生はそのことを否定しました。

芥見先生によると、東堂戦や脹相戦で描かれた『存在しない記憶』についての意味深な描写には”特に深い意味は無い”とのことでした。なんと、『存在しない記憶』が発動したと思われていたあの2回の描写は”1回やったくだりを繰り返しただけ”だったのです。

さらに、芥見先生は「東堂と脹相はそれぞれ違う理由で記憶をフラッシュバックさせている」と明かしました。

ストーリーが進むにつれて、虎杖が脹相の兄弟であることが分かってきましたので、脹相の”血がつながった兄弟は離れていても状態が分かる”能力で虎杖を兄弟と認識できたことは納得できます。

しかし、東堂についてはどうでしょうか?

東堂は姉妹校交流会から虎杖のことを完全に”兄弟(ブラザー)”と認識していますが、「脹相-虎杖の兄弟関係」ような背景事情はありません。

結論、東堂はマジでヤバイヤツだったことが明らかになるのでした。

本記事では、『存在しない記憶』について本気で考察していましたので、何だか拍子抜けでした…。一応、考察内容は残しておきたいと思います。

(というか、交流会の東堂の様子は明らかに異常だったので、東堂が虎杖を兄弟だと認識したのには何か理由があると思うんですが)

存在しない記憶は虎杖悠仁の術式による洗脳や記憶操作?

存在しない記憶の発動時の状況整理

虎杖のこの能力に関しては、能力名が未だ公表されていないことから、とりあえず便宜上、ここでは『存在しない記憶』と呼んでおきます。

この『存在しない記憶』という能力の内容は、いったいどのようなものなのでしょうか。

まず、この能力が発動した時の状況を整理してみましょう。『存在しない記憶』の発動が明確に描かれているのは以下の2つのシーンです。

東堂戦

虎杖悠仁が『存在しない記憶』の能力を初めて見せたのは、京都姉妹校交流会における「東堂戦」でのこと。

東堂は虎杖をボコボコにした後、それでも立ち上がる虎杖に対し、”女の好み”を聞きます。

その質問に虎杖が答えた瞬間、東堂の脳内には「虎杖と過ごした青春時代の1ページ」が溢れ出します。

高田ちゃんにフラれてしまった東堂を虎杖が慰めていました。

しかし、虎杖と東堂は京都姉妹校交流会で初対面であり、そんな過去は存在するはずがないのです。

この脳内の回想が終了したとき、東堂は空を見上げ、涙と鼻水を惜しげもなく流しながら虎杖と自分は兄弟だったと言い出します。

この時を境に、東堂は虎杖の事を「親友(ブラザー)」と呼ぶようになりました。

東堂の異様な豹変っぷりに当時は話題になりましたが、この時はまだ「ネタ」扱いされる程度でした。

脹相戦

虎杖悠仁と脹相の戦闘シーン

呪術廻戦 第101話より引用

虎杖悠仁が『存在しない記憶』の能力を再び使用したと思われるのは、東堂戦からかなり後、渋谷事変における虎杖 vs 脹相でのことです。

虎杖は地下で脹相と遭遇。その際、脹相から”弟たちの最期”について聞かれ、虎杖がその質問に答えたところから戦闘がスタートします。

 

そして虎杖劣勢の中、脹相がトドメを刺そうとしたその瞬間、脹相の脳内に流れ込んできたのは脹相や壊相、血塗といった”呪胎九相図”が受肉した面々と、そこに虎杖悠仁が加わり、外で和やかに食事をとる風景。

この記憶に困惑した脹相はうろたえ、虎杖にトドメを刺すことができませんでした。

当然、虎杖と脹相はこの時初めて対面しており、上記の風景が起こり得るはずもありません。

 

この2つの事例の様子を見てみると、虎杖の能力『存在しない記憶』は相手の記憶を操作・洗脳するものではないかと推測できますね!

存在しない記憶の発動条件

次に、『存在しない記憶』が相手に作用した状況などを整理し、共通点はないか確認してみます。

①虎杖のダメージが関与

東堂も脹相も、呪術師としてまだ実戦経験の浅い虎杖からすると、かなり格上の相手です。

実際、戦いの様子も虎杖の劣勢が続くものでした。

ですので、この2人との戦いにおいて、虎杖はかなりのダメージを受けているという共通点があります。

東堂からは肉弾戦でボコボコにやられており、脹相からは術式で肝臓や腕を機能不能までに追い込まれています。

脹相戦での『存在しない記憶』発動時は、虎杖は気を失っていたほどでした。

2つの場面に共通する要素が「虎杖が受けたダメージが多いこと」となるわけです。

②相手の強い願望が関与

東堂・脹相の2人に共通する点で、二人共「強い願望」がありました。

東堂は、日々の退屈が覆るような面白い人間が現れてほしい

脹相は、亡き弟たちの敵討ちがしたい

ベクトルは全く異なりますが、東堂と脹相の両者共に強い願望を抱いていたということは共通しています。

③質問への虎杖の回答が関与

「東堂戦」と「脹相戦」において共通しているのが、両者とも虎杖に何等かの質問を投げかけている点です。

東堂が質問した内容は「どんな女がタイプか?」で、脹相は「弟は最後に何か言い遺したか?」でした。

2人とも、②の願望に関する内容の質問を虎杖に投げかけています。

そして、虎杖はこの質問に対して「相手が満足するような回答」を行っています。

この質問に答える事によって、相手の願望を満たすことが『存在しない記憶』の発動条件になっているのではないでしょうか?

以上の内容をまとめると、

『存在しない記憶』発動時の共通点
  1. 虎杖は相当なダメージを受けていた
  2. 虎杖に対峙した相手は強い願望を抱いていた
  3. 相手は虎杖に対して何等かの質問を投げかけている
  4. 虎杖は質問に対して相手が欲しい回答をしている

ということになりますが、発動条件はハッキリとはわかっていません。

有力なのは「敵が虎杖に質問する」⇒「虎杖が相手の望みの回答をする」この流れが『存在しない記憶』の発動条件となっているのではないかというところです。

存在しない記憶は術式?

呪術廻戦において『術式』とは、呪力を媒介に発動する術とされています。要は、呪力を術式というフィルターに通すことで何等かの特殊な効果を得られるということです。

通常この『術式』は生まれながらに身体に刻まれているもで、生後に付加されるようなものではないと作中では解説されています。

虎杖悠仁は六眼を有する五条悟から「術式がない」と判定されており、意図的に術式を行使したシーンは今のところ見受けられません。

しかし『存在しない記憶』は、何等かの方法で相手に作用し、脳内を洗脳・記憶を操作しているように思われます。まるで術式を使っているかのように….。

発動条件等は未だ不明瞭ですが、『存在しない記憶』は術式を通して呪力を行使した結果起こった可能性が高いです。

そして、虎杖は体内に両面宿儺を宿した状態です。そこで問題になるのが、「術式なら、虎杖・宿儺どっちの術式?」ということです。

宿儺にも固有の『術式』がありますが、この『存在しない記憶』という能力は、虎杖・宿儺のどちらの術式なのでしょうか?

宿儺の術式の可能性

『呪いの王』と称されるほどの力を持っている宿儺。その術式もかなり強力なものであるハズ。

宿儺が術式を使用している様子は作中で何度か描かれており、術式の内容もほぼ明らかになっています。

宿儺が今のところ見せているのは「解(カイ)」「捌(ハチ)」「開(フーガ)」この3つの術式です。

宿儺に関しては術式の内容がほぼ明らかになっており、「洗脳・記憶操作」絡みの術式ではないことが伺えます。

また、脹相に『存在しない記憶』が発動した際、宿儺は状況がいまいち把握できていない様子でした。ということは、宿儺の術式である可能性は低いですね。

 

虎杖の術式の可能性

『存在しない記憶』は宿儺の術式ではないと考えられるので、虎杖固有の術式である可能性が高いです。

しかし、虎杖は呪術廻戦本編の序盤にて、相手の術式を目で見て判断が出来る五条悟に、「虎杖は術式がない」と言われています。

作中でも嘘をつくキャラとして認識されている五条の言葉なので、五条が「虎杖にまず呪力のコントロールを最優先させるべくついた嘘」という可能性や、「五条にも見抜けない潜在能力だった」可能性などもありますが、今の段階では何とも言えませんね…。

また、偽夏油傑の正体を見抜けなかったことも考えると、五条悟の六眼にも多少の穴はあるのかもしれません。

 

なお、『存在しない記憶』の洗脳・記憶操作能力が虎杖の生得術式である場合、その術式は両親から受け継いだことになるはずです。

ということは、虎杖悠仁の両親の正体は呪術師ということになるのでしょうか?

『存在しない記憶』は生得術式?虎杖悠仁の両親は誰?

 

上記記事でも考察していますが、『存在しない記憶』が虎杖悠仁の生得術式である場合、両親は呪術師であるはずですが、「虎杖」という苗字は呪術師界では誰一人認識していません。血筋が重要な呪術師界において、ある呪術師の家系を誰も知らないというのはおかしな状況です。

そこで考えられるのが、『存在しない記憶』の能力の実態が、ただ単に相手に無いはずの記憶を植え付けるものでは無く、「記憶そのものを操作する」というものである可能性です。

要は、呪術師界の誰もが「虎杖」のことを認知していない今の状況は、「虎杖」という苗字の人間の記憶を呪術師界からきれいさっぱり消し去り、雲隠れした虎杖悠仁の両親によるものではないか?という仮説です。そうなると、そんな大掛かりなことができる虎杖の両親とはかなりの大物ではないか?と考えられるわけです。

雲隠れしなければならない理由が現状不明ですが、「ジャンプ主人公の親は強キャラ理論」があるので、無きにしも非ずだと思いますがいかがでしょうか。

MEMO

ここまで、全て虎杖の両親が呪術師であるという前提に立った、当ブログ管理人の妄想ですw

虎杖の両親の登場シーン
【STEP1】
虎杖のピンチに両親登場!
【STEP2】
虎杖「誰やオマエら!?」
【STEP3】
「オマエの父親(母親)や!」

 

このような展開を考えて(妄想して)います。

 

存在しない記憶を受けた可能性のあるその他の人物

東堂と脹相についてはハッキリと『存在しない記憶』を植え付けられた描写がありましたが、実は無意識のうちにこの能力を受けているかも知れない、そんな登場人物がいます。

吉野順平

真人編に登場し、最期には虎杖の前で改造人間にさせられ殺されてしまった吉野順平。

彼もまた『存在しない記憶』の被害者なのではないか、と言われています。

真人編の27話で順平は殺されてしまうのですが、その時のサブタイトルが「もしも」。

扉絵は呪術高専に通う順平の姿が。

そして、順平は死ぬ直前、虎杖に対して「ゆうじ」と話しかけています。

それまでは「虎杖」と名字で呼んでいた順平が、この瞬間だけ名前で呼んだことから、虎杖に記憶操作されて「高専生である自分」の記憶を植え込まれたのではないかという考察があります。

先ほど提示した能力発動の条件を満たしていないところもありますが、可能性としてはなくはないと考えられますよね!

 

小沢優子

呪術廻戦64話に幕の内の日常回で登場した、中学時代の虎杖の同級生である小沢優子

彼女もまた『存在しない記憶』を植え付けられている相手かもしれません!

小沢優子は虎杖のことが好きで、中学時代よりも容姿が可愛くなった今なら告白できるかもしれないという理由で虎杖に会いに来ます。

容姿が変わりすぎているせいで、普通の人ならば誰だかわからずショックを受けてしまうそうですが、虎杖はすぐに小沢に気付いてあげています。

これがもしも、相手がほしい100%の回答だとすると、その後流れた小沢の回想そのものが『存在しない記憶』である可能性もありますよね!

その回想は、「虎杖がクラスの女子で好きな人を強いてあげるとするならば小沢である」といったもので、もしかするとこの記憶は実際には存在するものではなく、虎杖の能力によるものであった可能性もある…というものです。

この能力、ちょっと残酷やな。

王道少年漫画の主人公の能力としては、かなり類を見ないものですよね…!

もしも今後、虎杖がこの『存在しない記憶』の能力を自在に操ることができるようになった場合、自分との思い出を植え付ける事によって敵を味方に変えることができることになります。

そういう意味で、虎杖悠仁は「ジャンプ史上最強の主人公になり得るのでは?」と考えられています。

この『存在しない記憶』、虎杖は自分のものにすることができるのでしょうか?

 

【呪術廻戦】存在しない記憶を考察!虎杖悠仁による洗脳・記憶操作? まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、呪術廻戦の主人公・虎杖悠仁が使用した謎の能力「存在しない記憶」について考察いたしました。

『存在しない記憶』が初めて確認されたのが、第35話の京都姉妹校交流会での東堂葵戦、2度目は105話の脹相戦でした。

2回の戦闘とも虎杖の劣勢でしたが、相手を洗脳することで難を逃れることができています。

かなりの間が空いての再登場だったので、まさか伏線だったとは…!と衝撃を受けられた方も多かったのではないでしょうか?

また、この『存在しない記憶』が虎杖悠仁の生得術式ではないかという仮説の基、虎杖の両親について大胆な仮説をさせていただきましたがいかがだったでしょうか。(ほぼ妄想ですがw)

まだ謎が多い部分でもありますが、これからの展開にきっと大きく関わってくる要素だと思うので、色々と明かされる時を楽しみに待っていましょう!

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

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Source: 漫画考察日誌

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