十字架のろくにん73話のネタバレを含む考察となります。
※本編ネタバレを含みますのでご注意下さい。
未読の方はマガポケより十字架のろくにん73話をご覧下さい。
ジャンケン勝負で出さずに不戦敗となった漆間俊。
その罰として足を落とされてしまった翔。
しかし翔に痛覚がなく、平気な様子。
地獄のような状況で白川純と漆間俊の悲劇が始まります。
翔に痛覚はなかった
実際に切られない可能性もあったでしょう。
しかし残念ながら無残に足を失った翔。
なぜここまで残酷なことが出来るのか。
サイコパスとも違った残忍性を持つ至極京という化け物です。
結果的に痛覚がなく翔は叫びもせずに「足無くなっちゃった」というだけ。
これが逆に異常性を際立たせて胸が締め付けられる描写となりました。
何となく何も分からずに自分の脳を食べてしまっているハンニバルのラストを思い出します。
異常という意味では近いものがあるかもしれません。
そしてこの映画は上映されると吐き気を催して外に出る観客が続出したという話。
白川純も異常に気付く
この翔に対する悲惨な現実。
それを見たからなのか白川もまた正気に戻り異常であることを認識しました。
緩い洗脳状態に過ぎなかったのでしょう。
しかし許されるはずもなく嘆きながら勝負は再開。
悲惨過ぎる状況に引っ張り込まれます。
仮にも白川純が翔の足が無くなったことで笑っているなんてことがあれば漆間俊も覚悟を決められます。
もう止めたいと嘆いた人物は反省の色を持った元友人。
お互いにこんなことをしたくないと願いながらもじゃんけんは続いていく地獄です。
勝つしか無い漆間俊
すでに戦う気もない白川純。
しかし白川も翔の足が当然の如く切られたのを見ています。
もし自分が負けたら。
そう思うのは当然。
そしてどちらの足が切られて、どちらが死亡しても漆間俊は悲痛な思いを持つことになります。
よく考えられた残酷なゲーム。
どうやって止めさせることが出来るのでしょうか。
絶望の中で戦いを強要される二人。
このじゃんけん対決はどう終幕していくのか。
漆間が暴れても、そのまま翔の首を落とされる気がします。
だとすれば、圧倒的な反射神経を元に漆間がここから全勝するしかないでしょう。
ボクサーはじゃんけんで相手が何を出すか直前に分かるという話は有名なところです。
漆間俊はあれだけの格闘技を身に着けている化け物。
白川純の出す手を反射神経でカバーして読み切り勝利することは容易い気がします(集中さえすれば)。
あとは白川純が死んでもいい、殺してしまってもいいという覚悟だけ。
至極京に翔の病院を教えたのは白川純です。
それだけで恨むに値する状況。
心を沈めて鬼にするということすらも生易しい無の感情にて決意するはず。
漆間俊はここでその闇に飲み込まれていくのではないかと推察されます。
本当の悲劇はこれから。
漆間俊はまだ至極京と戦えてもいない状況で、どれだけの悲痛な叫びを繰り返すことになるのでしょうか。
十字架のろくにん74話で刻まれる白川純という状況になりそうです。
配信は3月10日にマガポケにて行われます。お見逃し無く!
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Source: マンガ好き.com
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