秦国の北東から太原を経て狼孟へ進む軍勢。
その二十一万がいきなり危機に瀕しています。
相手は司馬尚の元にいた武将で李牧が青歌から呼び寄せた人物の二人。
カン・サロとジ・アガです。
特殊な名前と風貌ですが、巨体な上に相当な戦略眼を持つのではないかと推測。
結果的にキングダム709話のラストで北東軍の進行の横側の丘を取られて大打撃の予想。
北東が狼孟を取ることすら難しくなる可能性が出てきました。
狼孟が北東軍だけで取れない
カン・サロとジ・アガは山側から桓騎たちと合流すべく動いている北東軍を狙います。
これによって整列状態で動いている軍の横を貫くことが出来る状況。
丘のような場所の上を取っているので、まず弓にて攻撃して、駆け下りて食い破る事も可能でしょう。
明らかに秦国軍の方が大量の軍を率いていますが、それでも奇襲されれば痛手を受けるのは確実。
この混乱とカン・サロとジ・アガの戦略によって北東軍が単独で狼孟を取るのが難しくなるかもしれません。
もしそうなれば桓騎軍と共に向かっている飛信隊、楽華隊、壁軍のいずれかから狼孟に向かう必要が出てきそうです。
蒙恬が向かう可能性高い
相手が戦略を使う武将であれば向かうのは蒙恬となる可能性が高そうです。
今いる軍の中でしっかりと武将としての大将軍級の働きが出来て、なおかつ軍略にも明るい人物。
二十万以上の兵を率いるだけの潜在的な能力の有無。
それらを考えると蒙恬が最も有力な気がします。
蒙恬は史実では嬴政が始皇帝になった後に活躍する武将ではあります。
楚戦にて李信と共に副将として向かい項燕に大敗を喫しています。
秦国が大きな敗北を喫する二回目の戦が項燕戦となります。
これもキングダムでの最終戦近くで描かれることになるでしょう。
ちなみに今向かっている宜安の後、肥下の戦から後で進軍してくる李牧との戦いが大敗の一回目です。
今はこの軍の中で狼孟での北東軍を救えるとなれば蒙恬がいる楽華隊ではないかと推測。
もしくは桓騎軍と飛信隊を残して楽華隊と壁軍で向かうということもありそうです。
桓騎は北東軍を待たずに進軍
蒙恬あたりが狼孟を救いに向かう。
王翦としてもこの軍勢に蒙恬がいることに大きな意味があると考えていたのではないかと感じます。
しかしその蒙恬が狼孟、つまり宜安から見れば西に向かって北東軍を救いに行く。
本来北東軍が来るまで待つかするものでしょうが、桓騎はそんなのお構いなし。
自分たちだけで(ここに飛信隊は付いていく気がする)宜安を攻めるのではないでしょうか。
そしてそのまま桓騎らしい戦を続けて李牧が準備した宜安の防衛網を破壊していくものと予想されます。
これはほぼ確実で、宜安での桓騎の戦は最初は秦国側優勢で始まるはずです。
思ったよりも凡庸な将軍が北東軍を率いた印象だったキングダム709話。
そしてカン・サロとジ・アガという青歌から来た将軍の強さの見せ場でもあります。
ある意味で北東軍が噛ませ犬として青歌、つまりは司馬尚の元にいる武将の強さを示すものとなりそうです。
後に司馬尚は李牧と共に王都である邯鄲の防衛戦を長く続ける武将となります。
結果的に宜安については桓騎が勝利するのが史実。
問題はその次に肥下という隣にある場所での戦いで桓騎は李牧に敗北することになっています。
これは史実なのでキングダムのオリジナル要素でどう描かれるかはまだ分かりません。
その時に、本当に北東軍との合流の後に敗れるのか。
それともカン・サロとジ・アガによって北東軍を含む二十万近くが足止めを食らって、そのまま単体の軍勢によって桓騎軍の敗北が決まるのか。
次なる展開は非常に重要な意味を持つと思われます。
そして飛信隊はどちらについてどう攻めることになるのか。
回復後に向かう予定だった王翦軍はどうなるのか。
秦国にとって非常に重要な戦いが始まります。
この戦によって秦国は今後の戦闘方針を大きく変更するしかない展開に追い込まれることになっていきます。
※ヤングジャンプ最新号を確認次第、キングダム710話の最新考察を行いますので今しばらくお待ち下さい。
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Source: マンガ好き.com
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