キングダムの閼与戦にて外に飛び出した虎白公と龍白公。
龍白公に関しては残念ながら飛信隊の信によって桓騎を討つ前に葬られました。
袈裟斬りで殺された龍白公。
そして虎白公はその時、飛信隊の包囲の前で瀕死の状況。
本来ならここで一人でも多くの秦国兵(つまり飛信隊の兵士)を殺して自らも死ぬことになる状況。
「決死隊」と騎馬隊に声をかけながら「自分は生き残る」というのがどんな気持ちだったのか。
しかし舜水樹が事前に伝えていた「桓騎を討たなければ全て無駄死に」の一言を胸に抱いて恥を受け入れ逃亡です。
相当な覚悟で離脱した虎白公が舜水樹とキングダム708話の最後で合流を果たしています。
恥を晒して生き残った虎白公は桓騎を討てるのでしょうか。
舜水樹と虎白公は李牧のもとへ向かう
虎白公と舜水樹は李牧のもとに向かいました。
李牧が激戦を予想するのは宜安となります。
この地に先に目をつけて趣き、結果的に「悪くない」と一言つけた李牧。
その李牧の言葉を考えれば秦国が容易に突破できるものではないと分かるはずです。
あれだけ知略的に優れた李牧がしっかりと準備する時間を与えられた場所。
王翦が如何に考え抜き、昌平君と共に練り上げたとしても歴史上でも守戦最高と言える人物を相手に侵攻が完全に上手くいくはずもないと史実を知らずとも想像できるものです。
鄴攻めは悼襄王のおかしな李牧呼び出しがあったからこそ勝利出来たと言える部分もあります。
もしあのまま前線に李牧がとどまっていれば斉からの兵糧の支援を見破られていた可能性もあったでしょう。
実際に李牧は移動中に気付いています。
しかも鄴攻めは準備どころか李牧の意表をついた策であり秦国が有利に駒を進めた戦でもありました。
厳しい内部破壊を目指す侵攻ルートだったことはマイナス要素でも李牧に準備をさせなかったという点では秦国に大きなアドバンテージがあった訳です。
今回は全く違います。
史実では宜安での戦の後に登場するのが李牧でした。
追い込まれた趙が最後の希望として繰り出した守戦の将軍である李牧。
この史実から見ていくと虎白公の願いが叶えられる可能性も出てきます。
春秋戦国時代で秦国の敗北する一つの戦い
史実をベースに話すと、宜安の戦は桓騎大将軍が主軸となって侵攻します。
これは先の戦いであった平陽と同じ。
また桓騎らしい戦が繰り広げられるのは言わずもがな、そして宜安に関しては勝利を収めます。
春秋戦国時代における秦国の快進撃は常時起こることでした。
しかしながら始皇帝が現れるまでの統一の過程で二度だけ他国の侵略、つまり領土を大幅に奪われる経験をしています。
その一度目となるのが宜安の後に起こる李牧との肥下の戦いから、そのまま侵攻する趙の勢いに押し込まれたときです。
これによって趙殲滅戦が容易ではなくなり、結果的に先に韓を落とす戦略に切り替えることになります。
宜安で死ぬ武将がいる
史実において、まず秦国の侵攻によって宜安では趙側で一人の武将が討ち死にすることが確定しています。
名前が判明している人物ではありませんが、そう考えると李牧サイドの誰かということになるでしょう。
李牧の側近と言えば、舜水樹に馬南慈、そして傅抵とカイネです。
傅抵とカイネがここで死ぬとは到底思えないので、おそらくは舜水樹か馬南慈になるのでしょう。
もしくは虎白公。
これもゼロではありませんが、あれだけ恥を晒しながら生きながらえたにも関わらず結局桓騎に殺される幕引きというのも無念過ぎるでしょう。
他にも青歌から狼孟に訪れた武将など新たなキャラも登場しているので、そう考えると新キャラの武将がここで死に絶えるということもあるかもしれません。
虎白公が桓騎を討つのは肥下
史実を元に考えると虎白公が桓騎を討つことになるのは「肥下」であると考えていいでしょう。
秦国の侵攻戦略の図を見れば分かります。
このキングダム703話にて明かされた侵攻の計画。
目的地となる宜安の横に肥下という場所があるでしょう。
肥下(ひか)と呼ばれるこの地の戦いを肥下の戦いと呼び、史実でも非常に有名な戦となります。
この場所で李牧指揮の元に繰り出された戦略によって猛攻撃を仕掛けていた桓騎の首が落ちることになります。
桓騎の敗北が決まっている場所と言えますが、最後に討つ人物が虎白公である可能性はゼロではないでしょう。
よって展開次第ですが、虎白公が宜安ではなく肥下に配属されたり、そこまで生き残る展開が用意されれば「桓騎討ちはほぼ確実」と言える状況になるでしょう。
桓騎の首を実際に落とすのが一体誰になるのか。
キングダムにおける宜安と肥下の戦の行方に注目です。
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Source: マンガ好き.com
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