彼岸島48日後310話のネタバレを掲載しています。310話では、拷問野郎の口から豹丸の能力が明かされる。そして、豹丸が血の楽園を築き上げることができた秘密が判明する。彼岸島48日後310話の内容を知りたい方はご覧ください。
彼岸島48日後310話のネタバレ
血の楽園特別区。明たちは拷問野郎を捕まえ進んでいた。
大きな扉に到着し明が「なんだこの大きな扉は」と聞くと、拷問野郎が「ここは議場よ」「この楽園の政治的な事を決める場所」と答え、一同は中に入っていく。
拷問野郎が「選挙で数人の代表が選ばれてここで楽園の政治的な事やルールを決めるのよ」と伝えると、鮫島が「選挙?ここではそんな民主的な事やってんのかよ、てっきり豹丸の独裁だと思ってたよ」と意外に感じていた。拷問野郎が「豹丸様は不正行為でもない限り口を出さないわ、市民に任せ切ってるって感じね」と言うと、鮫島は「なんだか豹丸の奴いいボスじゃねェか、人間界にもほしいくらいだよ」と口にする。
勝次が「でもさ、豹丸って昔は超怖かったんだろ、丸くなったのは最近だって」と言うと、拷問野郎は「坊や、よく知ってるじゃない」「昔の豹丸様はとんでもなかったわよ」と言った。
ユカポンが「なんかこの拷問さん、豹丸の話する時うれしそうね」と言うと、ネズミも「豹丸に惚れてんのかな」「だとしたらコイツの心が乙女ってのもまんざら嘘じゃねェな」と言い、拷問野郎は「豹丸様は特別な力があるのよ」「あの人は喰った相手の能力を吸収できるの」「足が速い奴を喰っては自分が速くなり、力の強い奴を喰っては力持ちになれるの」「それで豹丸様は破格に強くなったのよ」「虎のアマルガムを食べて半人半獣となり、向かう所敵なしとなった豹丸様はついには我らが全吸血鬼のリーダー雅様を喰って取り込もうとまでしたの」と話していく。
雅が「何用だ、豹丸」と言うと、豹丸は「お前を喰いに来た、喰わせろ」と答える。雅が「では、来るがいい」と返すと、豹丸が雅に襲いかかっていった。
鮫島が「それでどうなったんだよ」と興奮しながら聞くと、拷問野郎は「さすがに雅様には勝てないわよ」「かなりのダメージは与えものの、結局返り討ちにあってしまったわ」と答える。
上半身だけになった豹丸が「喰わせろ雅、貴様を喰わせろォォ」と叫ぶと、雅は「いいだろう」「五年後にまた私を殺しに来い」「それまで様々な物を喰って己の能力を高めるがいい」「楽しみにしているぞ、豹丸」と告げていった。
拷問野郎が「雅様にやられてから豹丸様はなんでも喰ったわ」「まずは自分の切られた手足を喰って取り戻すと、もう手当たりしだい能力が高くなりそうなものはすべて口に入れて吸収し続けたの」「しだいに豹丸様は以前を遥かにしのぐ力をつけていった」「そんな頃、雅様はすべての「雅の息子」にそれぞれ東京に都市を作らせる事にしたの」「姑獲鳥様は上野に東京ドームでの大会を中心とした力の都市を作り、我が蟲の王様は国会議事堂に自分の妄想の地下都市を作った」「豹丸様はここお台場に都市を作る事にしたけど適当だったわ、本人は雅様を倒す事以外に興味がなかったの」「豹丸様が変わったのはある一人の人間を喰ってからよ」「そう、噂が入ってきたの」「人間の分際で我々吸血鬼と交渉し、様々な条件を勝ち取っているとんでもなく頭の良い奴がいると」「労働要員の人間でね、仲間から「英雄」と呼ばれて慕われていたわ」と語ると、希は「英雄って嘘、嫌だ、ありえないわ」とその人物に心当たりがあった。
豹丸が「その人間を呼び出せ、喰う」と言うと、吸血鬼たちは「豹丸様、英雄が喰われたら人間どもが暴動でも起こしかねないです」と意見するが、豹丸は「身代わりの骨を渡して墓でも作らせろ、それで収まるはずだ」と返し、徹を殺してしまう。
豹丸は「私に足せる物はあとは頭脳かもしれん、貴様のものをもらうぞ人間」と徹を捕食していく。
それを聞いた希が「嫌ァアアア、お兄ちゃん」「お兄ちゃんはただ殺されたんじゃなくて、豹丸に食べられてたっていうの!?」「許せない、豹丸の奴絶対に許せない」「絶対に殺してやる、引き裂いてやる」と喚くと、拷問野郎は「喰った頭脳の影響か、本人も予測してなかった事に、豹丸様はそれから市民の事をちゃんと考えるようになったの」「すべての吸血鬼が幸せになれる楽園作り、それはここから始まったと言ってもいい」「皮肉にもその人間の頭脳が、今の血の楽園と豹丸様を作り上げたのよ」と告げていく。
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Source: サブかる
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