【呪術廻戦】脹相と虎杖の関係とは?術式・九相図・初登場シーンまとめ

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今回は呪術廻戦に登場する、脹相が扱う術式などの基本情報や、虎杖悠仁との関係について情報をまとめました。

脹相は、加茂憲倫が創った呪胎九相図の一番目として登場し、夏油たちと共に行動していました。脹相の兄弟、壊相・血塗は八十八橋編にて虎杖たちに殺されています。

兄弟たちのかたき討ちのため虎杖を追い詰め息の根を止めようとしたとき、突如脹相の脳内には存在しない記憶が溢れ出しました。そこに映し出されたのは、虎杖と死んだ兄弟たちと笑い合い食卓を囲んでいるものでした。

このことから脹相と虎杖の兄弟説が濃厚となりました。

本記事では、脹相と虎杖の関係についてと、脹相の術式や登場シーンなどの情報をまとめました。

脹相とは

脹相とは特級呪物に認定されている「呪胎九相図」の受肉体です。

呪胎九相図の中でも脹相は1番呪物としての力が強く、見た目もしっかりと人間の形状を維持しています。脹相の兄弟として登場した壊相・血塗ですが、血塗のほうは呪物としての力が弱かったため、器の面影が残っています。

また、脹相の術式の副次的効果で気配を察知し、兄弟たちの死や異変が分かるのだといいます。この力で壊相・血塗の死を知ったり、高専忌庫に保存されている呪胎九相図たちの気配を辿って結界内に侵入したりしていました。

また、脹相たちは血液を媒介とした術式を使用し、その血液に触れることで対象者に毒を付与する効果があります。通常の術師であれば、血液に混入した時点で結構つらいことになるとのことです。この通り、裏梅に対して脹相が術式を使用した際に、毒に苦しんでいる様子が描かれていました。

呪胎九相図

 

呪霊の子を孕む特異体質の娘により、九度の懐妊と堕胎を繰り返し産まれた胎児が死後呪物と化したもので、呪いの起源については明らかとなっていません。

呪胎九相図
  1. 脹相・・・特級呪物
  2. 壊相・・・特級呪物
  3. 知塗・・・特級呪物
  4. 膿爛相
  5. 青瘀相
  6. 噉相
  7. 散相
  8. 骨相
  9. 焼相

壊相・血塗については、八十八橋編にて虎杖・釘崎ペアに殺されています。他の4~9番の亡骸については呪術高専の忌庫にて厳重に保管されています。

4以下に関しては、呪物としての力が弱いため受肉は難しいのと、恐らく脹相が回収し大事に保管すると思われるため、4以下の呪胎九相図が登場することはないでしょう。

加茂憲倫

多くの呪術文化財と共に史上最悪の術師として名を残す御三家最大の汚点として知られています。

加茂家が代々重んじているのは、呪術界の伝統と格式です。しかし明治初期、歴史上最悪の術師を輩出したのは他でもないこの加茂家でした。

そして、加茂憲倫の肥大した邪悪な呪術的知的好奇心は、ある一人の女性と出会いその運命を加速させていきました。

明治初期、呪霊の子を孕む娘がおり、その娘は身に覚えのない懐妊に始まり親類縁者からの風当たりの強さから、この亡骸を抱え山向こうの寺へと駆け込みました。

しかし、そこで出会ったのが加茂憲倫だったのです。すでにこの時、呪術的知的好奇心の肥大していた彼は呪霊と人間の間に産まれる子の虜になっていました。

そして、その後娘は九度の懐妊・九度の堕胎を経て、呪胎九相図を産み出しました。しかし、その後の娘の消息は分かっていません。

本編では、この加茂憲倫が羂索だということが明かされました。現在は夏油の体を支配しています。脹相が加茂憲倫の顔を思い出したときに、夏油と同じく額に縫い目があったことから、当時の加茂憲倫はすでに羂索が身体を支配していたのではないかと推測できます。

脹相と虎杖の関係

 

脹相が壊相・血塗の仇を取るために、虎杖悠仁を殺そうとします。虎杖の息の根を止めようとしたとき、脹相の脳内には、「存在しない記憶」が溢れ出しました。

記憶は、脹相・壊相・血塗そして虎杖の4人で楽しそうに食卓を囲んでいるものでした。記憶の中の虎杖は「ほら、兄ちゃんも!」と言って脹相にパンを差し出していました。

また、東堂も同様に虎杖との「存在しない記憶」を経験しており、このことから、虎杖の術式は相手に対して自分との都合のいい記憶を植え付けて、仲間と認識させるものという説が読者の間で話題になりました。

しかし、この噂は「漫道コバヤシ」で作者の芥見先生が「たまたまです」と発言していることから、恐らく虎杖の術式は存在しない記憶の植え付けではないのでしょう。

そして、脹相は術式の副次的効果で兄弟の気配が分かることから、虎杖が血のつながった兄弟であると確信していました。脹相は虎杖に対して、父の額にも縫い目がなかったかを確認しますが、親の記憶がない虎杖には見当もつきませんでした。

そして143話にて赤ん坊の虎杖と祖父・父親の過去が描かれました。そしてそこに登場したのは額に縫い目のある女性でした。このことから、虎杖は呪胎九相図と同じく羂索が創った宿儺の器なのではないかと噂されるようになりました。

このことが本当だとしたら、脹相と兄弟説は確定となります。

脹相の術式

 

脹相が扱う術式は、加茂家相伝の「赤血操術」です。赤血操術は呪力で強化した血液を操る術式で、呪霊と人間の混血である呪胎九相図の脹相は、呪力を血液に変換できる特異体質なので、呪力がなくならない限りは失血することはありません。

赤血操術は血液=臓器という認識があるため、血を固めれば体内の血液も固まりやすくなり血栓症のリスクがあります。同様に血液を熱したり凍らせたりすることもリスクが高いためできません。

赤血操術は遠・中・近の全てに対応できるバランス力に優れており、作中でもかなり万能な術式ではありますが、そんな赤血操術にも弱点があります。失血しない脹相の場合、術式効果を上げるため常時血液の凝固反応をオフにしていることで他のものより血液が水に溶けやすいというデメリットがあります。更に、水にさらされた血液の中では浸透圧により赤血球が膨れ細胞膜が破れます。すると、血液の約45%を占める血球成分がコントロールできなくなり、体外での血液操作ができなくなるのです。

体外での血液操作ができなくなる=殴り合いとなりますが、ここでも万能の赤血操術は、体温・脈拍・赤血球量などの血中成分を自由自在に操り身体能力を上げることができます。

そして、そんな万能な赤血操術を扱う脹相の技についてまとめました。

脹相の技まとめ
  • 苅祓(かりばらい)・・・顔の模様から血液を伸ばし苅のように攻撃する
  • 白斂(びゃくれん)・・・血液を加圧し限界まで圧縮する
  • 穿血(せんけつ)・・・白斂で圧縮した血液を一点から解放し撃ち出す
  • 超新星(ちょうしんせい)・・・白斂で圧縮した血液を解放し全方位散弾のように撃ち抜く
  • 赤鱗躍動(せきりんやくどう)・・・血中成分を自由自在に操り身体能力を上げる
  • 赤鱗躍動・載(せきりんやくどう・さい)・・・赤鱗躍動の出力を最大限上昇させたもの
  • 血星磊(けつせいせき)・・・限界まで凝固圧縮し呪力で強化した血の塊
  • 血刃(けつじん)・・・輪郭を定め血液を高速で回すことで殺傷力を高める

そして、脹相の血液には毒性があるため、穿血などで技をくらい血が混入した時点でかなりしんどい状態になります。あの裏梅も脹相の穿血を受けて毒が周りしんどそうでしたね。

脹相の登場回は何巻の何話?

初登場は単行本7巻の60話です。回想シーンで呪霊側につく話をしているシーンで初めて登場します。そこでは、呪霊が描く未来のほうが自分たちにとって都合がいいためでしたが、兄弟たちの死や虎杖が兄弟だったことから今は人間側についています。

その後、しっかりと描かれたのは8巻の64話で夏油と真人と人生ゲームをしている脹相が、兄弟たちの死を察知するシーンです。死を察知した脹相に対して夏油が、「そういうの分かるんだ」と発言しており意味を理解していない様子から、脹相が術式の副次的効果で兄弟たちの異変や死を感じることができるのは後々になって分かったことなのでしょう。

渋谷事変以降は虎杖と行動したり、完全に人間側と協力しているため今後も活躍する姿が見れるでしょう。また、本編では天元護衛についており、本人も羂索を倒したいと思っているため再戦するまでは描かれ続けるのではないでしょうか。

【呪術廻戦】脹相と虎杖の関係とは?敵か味方か脹相について徹底解説!まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、脹相が扱う術式などの基本情報や、虎杖悠仁との関係、登場話についての情報をまとめました。

呪胎九相図を作ったのは加茂憲倫だということが判明し、虎杖の記憶の中には加茂憲倫と同じく額に縫い目のある女性が描かれていたことから脹相と虎杖は血のつながった兄弟であると予想できます。

また、脹相が術式の副次的効果で兄弟たちの異変や死を感じることができ、虎杖の息の根を止めようとしたとき強烈な死を感じ取ったのは虎杖が兄弟だと表しており、虎杖との関係についても今後明らかとなっていくでしょう。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

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