<キングダムネタバレ819話【確定・最新速報】騰が寧に「新鄭の無血開城」を依頼する>
民を救うための数少ない方法。
それが新鄭の無血開城。
この依頼をするために寧にあった騰大将軍でした。
キングダム819話は、寧に対して騰が「韓の今後」を伝えるものでした。
韓は滅びる
寧も疑いながら、騰に会いに来ています。
側近たちは、この場で騰を斬り伏せればと考えていた様子もありますが、どう考えても騰には勝てません。
実際、騰もこの場で十人ほどが斬りかかってきても、倒せると豪語。
これも当然でしょう。
秦国の大将軍で、底力は未だに不明と言った存在の騰大将軍です。
衛兵が何人で向かってきても細切りにされて終わりです。
今回の秘密裏の会談を寧は「和平交渉」だと思っていました。
しかし違います。
騰が伝えた内容は「韓は滅びる」という一事です。
民は救える
韓は滅びる。
これは鉄板の事項。
たとえ、今回の侵攻で新鄭が奪えなかったとしても、秦国は次々と軍を送って韓が滅びるまで戦を続けます。
それを回避できるほどの軍力も国力もないのが実情の韓。
騰は寧に向かって、はっきりと韓は滅びると伝えます。
ではなぜ寧を呼んだのか。
この「滅び方」について寧に語る必要があったからです。
どう滅んだのか、は今後の韓に対してとても重要なこと。
つまり「韓は滅んでも、民は滅ばない」という事実を伝えること、それに協力してもらうことが騰の目的です。
新鄭の無血開城を依頼する
戯言と言う衛兵たちですが、それも分かります。
どう考えても負けた国の民は奴隷化されて、身分も低いものになるのが基本でしょう。
しかし、今回は南陽の様子で分かっています。
これをハリボテだと考えるのも一つですが、それでは秦国としても意味がありません。
韓を単に侵略して奪っても、中華統一など出来ません。
足元に反逆の狼煙が上がっている状態で、次々に国を滅ぼすことなど出来ないからです。
特に相手国の全てが弱ければ、それも分かりますが趙にはニ度敗れ、楚に至っては未知数の強さを誇っています。
よって韓の民とともに新たな秦国を盛り上げるようなスタイルが必要になるということです。
騰はそれをなし得るために、韓の民を救い出す、つまり秦国の民と同等に扱うことを南陽で示しました。
それをなし得るために、寧に対して「新鄭の無血開城」を依頼します。
それが出来れば、南陽と同じように新鄭でも韓と秦の民が共に生きる道が見えてくるからです。
もしここで、攻城戦を行い、民も巻き込んでの戦になってしまえば、秦国に対する恨みが爆発してしまうでしょう。
当然ながら、戦っている秦国も韓の民に対して温情をかけるような感覚を持てなくなります。
それでは秦国が目指す中華統一は出来ません。
それを理解している騰。
ここで寧に無血開城を依頼するのは当然でしょう。
あとは寧が、この騰の言葉をどう解釈し、どう信じるのかです。
英呈平原で、もし洛亜完や博王谷が敗れ、本当に秦国軍が新鄭に到着したとき、寧はどう動くのか。
最後の決断がどちらに転ぶのか、他の王族を含めた本営が何を考え、どう動いてくるのか。
ここから韓滅亡までは、非常に注目すべきところでしょう。
思ったよりも、この韓滅亡までの流れはキングダムでは早くに終結するのかもしれません。
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Source: マンガ好き.com
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