青華雲が次に狙うのは李信となりました。
その前に、まず現状の楊端和軍ですが実は戦略などを練っていた中心となる部族が登場。
「百目族」
この先は、この部族を中心に戦略と戦術を持って戦うことになります。
十万の趙軍は抑えきれていませんが、それでもバジオウやシュンメン、タジフやキタリの四部隊の場所については勝利をものにしています。
更に蒙恬軍に援軍を要請し、これについて一万以上を出すことになります。
蒙恬の予想は元韓軍と共に戦う李信や羌瘣の戦場への援軍だった様子ですが、そんなことをしている場合ではなくなりました。
そして、キモとなる元韓を含めた軍である羌瘣軍。
ここは二万と五万で戦っており、韓を信じきれずにつかえていなかった。
そこに現れたのが最後の秦国との激闘で死亡した洛亜完の息子でした。
父親を殺された恨みはあれど、邯鄲に残された理由は出発前に洛亜完が秦国が誉れある敵国であることであり、洛亜完は最後の出兵の時に笑っていたそうだ。
敗れることを想像しながらも、秦国が息子を危険に晒すことがないことは予想していのでしょう。
そして不明だった洛亜完の死がここで確定したとも言えそうです。
青華雲の動きですが、弓部隊の斥候が元韓軍の動きを見た上で、李信のもとにたどり着いています。
それではキングダム857話を考察していきます。
楊端和の代理は「百目族」だった
現状の楊端和軍ですが、残る四人の主力バジオウ、シュンメン、タジフ、キタリが趙を蹂躙。
しかし、この四箇所の勝利で十万が止まるはずもなく、現状では楊端和軍が押されている状況にあります。
舜水樹がこの隙を見逃すはずもなく、このままいけば楊端和軍が瓦解しかねない状況にあります。
そしてここで楊端和の代理の種族が登場します。
何やら山の民の中でも伝説の一族のような感じで、実は楊端和軍の戦略や戦術は彼らの助けによって成り立っていたらしい。
言ってみれば楊端和軍の軍師のような役割なのでしょう。
この百目族の助けも全て楊端和一人の才覚という扱いをされてきたらしい。
部下の手柄を横取りしているような楊端和に聞こえますが、その実は「百目族が狙われないように隠していた」というのが事実らしい。
フィゴ族が敗れれば戦況は厳しい
百目族によって戦略が改めて考案されていきます。
現実が厳しいのは言うまでもないところ。
特にメラ族は馬南慈に近く、これは非常に厳しい戦いが予想される。
またダントが抜けたフィゴ族もそう長くは持ちません。
先の四人は非常に強力ながら、もし馬南慈によってメラ族を失うような局面になれば、もう対応策がなくなる状況になります。
今は先の四人の主力よって、なんとか均衡を保てている戦況となります。
結果として、蒙恬軍への援軍要請を行うことになります。
蒙恬の予想では李信側への援護だった
蒙恬の元に現れる百目族の使者。
当然、楊端和が討たれた(死んではいません)事実は蒙恬側に衝撃を与えます。
楊端和の命には別状がないという想定のもとで蒙恬なりに考えて一万二千の援軍を出すことを決定しました。
馬南慈軍と対峙したことのある蒙恬だからこそ、侮ってはいけないと百目族の依頼よりも20%多い軍勢を援軍として送ったのでしょう。
百目族の使者は、楊端和たちを討った弓部隊が動いていることに注意を促します。
蒙恬の予想では左翼に問題が起こると思っていた様子。
それは元韓軍と共に戦うことになっているからです。
羌瘣のところに洛亜完の息子
蒙恬が心配している左翼。
その羌瘣軍と紀彗軍の戦いです。
こちらは二万で羌瘣が挑んでおり、相当に厳しい戦いとなっています。
ヨコヨコ率いる韓軍を使っていないのは、もし裏切りに合えば紀彗軍と挟撃されてしまうからです。
そこに現れるのが、まだ少年と言える若い男。
実はこの人物は洛亜完の息子でした。
洛亜完の息子は父親を殺されたことへの恨みを語ります。
しかし、それで終わりではありません。
恨みはもちながらも洛亜完の最後の出兵の折に話をしており、そこで秦国軍については誇りある存在だと明言し、邯鄲に笑顔で残したのだと言います。
つまり、残しても秦国軍が邯鄲にいる息子になにかすることはないと思ったのでしょう。
そして、ヨコヨコ率いる韓軍を使うように羌瘣に進言。
結果として、元韓軍の働きによって敵を壊滅状態にしていきます。
青華雲の部隊は李信のもとへ到着
青華雲の部隊は元韓軍の動きを見た上で、驚きを隠せない様子があります。
しかし、そこでとどまることもなく、向かうは李信のもと。
李信軍の元にたどり着き、次回からスナイパーにも注意しなければならない李信の戦場となります。
よって、この中華十弓との戦いは飛信隊における最強射手の仁と淡の兄弟に委ねられそうです。
敗北の種が蒔かれた「郭開・姚賈・幽繆王、そして李牧処刑の真意」
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Source: マンガ好き.com





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