<十字架のろくにんネタバレ186話【考察】至極京は素晴らしい死を漆間に体験させたい>
至極の本質が見えた過去回想。実際の至極京の思いは親友漆間に向けられた異常に曲がった愛なのか。
※十字架のろくにんの本編ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい。
未読の方は先に十字架のろくにん186話を御覧ください。
至極京がとりつかれた死。
それに突き合わされている漆間俊。
漆間は動物を殺すなんてしたいことではありません。
しかし至極京は「死」がどれだけ美しいものかを知ってしまっています。
その対比により「絶好」をしてしまった漆間俊。
そして次に出会う時にはあの四人を連れた至極京でした。
親友だから、死の素晴らしさを教えてあげたいという至極。
忘れていた事実、自ら消し去った記憶。
漆間俊は何を思うのでしょうか。
それでは十字架のろくにん186話を考察していきます。
死に取り憑かれた至極京
失神ゲームを経たことで至極京は変わってしまいました。
それまでは一種サイコな性格が眠っていただけで、それ以上でもなかったのでしょう。
取り憑かれた様に死に対して執着してしまう至極。
それに付き合うしかなかった親友の漆間俊。
そして、この歪は徐々に広がり始め、遂には「絶好」という形で至極を避けるしかなくなってしまった漆間少年です。
あまりに死を間近に感じさせられる事案と、親友の豹変に漆間は自ら記憶を閉ざしてしまいました。
結果的に至極だけが漆間への想いを募らせる形になったと言えるでしょう。
次の時にはイジメが始まる
次の再会後は読者も知るところ。
残酷な様子でイジメ続けられる漆間俊です。
ただ、この時点では親友だったことを憶えていたのかどうか。
この点は定かではありませんが、少なくとも単なる弱々しい漆間俊に変わってしまっていました。
突き合わされた死との対面で、精神が弱っていたのは間違いなさそうです。
でも「なぜ」の気持ちがあったはず。
そしてこれについても至極京は語っていました。
親友だから
至極京が漆間にひどいことを続ける理由。
それは死の素晴らしさを体験してもらうためにあったのでしょう。
自殺に追い込んで、それで死が素晴らしいものだと思わせたかったのか。
今もその想いがあるのだとすれば、これまでの全ても親友である漆間俊に対して、素晴らしい死を体験してもらうために奮闘しているということにもなります。
自分で記憶を消してしまっていた漆間俊。
至極京は単に残忍なだけで、遊びで漆間俊を相手にしていた訳ではなかったということです。
異常なほどの執着。
それは漆間が親友だったから、それで自らが導かれた死に対して、最高の形で進ませようとしていたのでしょうか。
ここから至極京の見え方が変化します。
果たして漆間俊は至極に何を思うのか。
そして至極は漆間俊への本当の気持ちを吐露することになるのでしょうか。
注目です。
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Source: マンガ好き.com
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