乙骨憂太は宿儺に対して「ズルしました」と発言していました。
ひと月の間に石流龍に及ぶレベルの防御力を手にしてきた乙骨憂太と虎杖悠仁。
それどころか高専呪術師すべてが手にしている可能性もあると宿儺は考えています。
さらに領域の中で必中効果が宿儺のみに判定するように作られており、これは非常に高度な結界術です。
それこそ五条悟レベルの才能が必要と言えるものでしょう。
ではこれらを短期間にどうやって身につけたのか。
素直な乙骨憂太は「ズルしました」と発言していました。
では「ズルしました」とは、どんなズルのことを言っているのでしょう。
虎杖悠仁と日下部の入れ替わり
「ズルしました」
乙骨憂太が思わず口にしてしまった一言。
通常の方法ではないことは明らかです。
ちなみに虎杖悠仁は「努力と根性」と言い切っていましたが、これもウソではないのでしょう。
そして五条悟戦が繰り広げられる前にあった、あの描写。
日下部と虎杖悠仁の魂が入れ替わっているところです。
「魂を入れ替えることが可能」なのは描写を見ても明らかでしょう。
これを使って「反転術式の感覚」を覚え込ませた可能性が高いと言えます。
よってこの時点で五条悟や乙骨憂太をベースに反転術式の感覚を全ての高専に憶えさせたのではないでしょうか。
虎杖悠仁を器として全員が憶える
まず虎杖悠仁が反転術式の可能な呪術師と入れ替わります。
例えば五条悟と虎杖悠仁の入れ替わり。
入れ替わった後、五条悟の体になった虎杖悠仁が自然にその体にある反転術式の感覚を手にすべく特訓したのではないでしょうか。
逆のパターンで五条悟が虎杖悠仁の体を使って反転術式を使用して、体に覚え込ませるという可能性もありますが、これだと「倒れていた日下部(中身は虎杖)と立っていた虎杖(中身は日下部)」の構図に違和感が生じます。
あれは日下部の体を使って虎杖は何かを覚えようとしていた瞬間だったのは明らかでしょう。
要するに「努力と根性」も実際に必要だったと言えそうです。
日下部から習得すると言えば簡易領域でしょうから、それを手にするべく訓練していたのが、その瞬間だったと感じます。
呪力出力の増加による防御力の強化方法も同じ方法で習得したと考えていいのではないでしょうか。
当然ながら虎杖以外の他の人物が簡単に魂の入れ替えなど出来るはずもありません。
それをしようと思えば、今の宿儺のように呪物になってからの受肉という方法を取ることになってしまいます。
言ってみれば空っぽの器である虎杖悠仁だからこそ、そこに入れ替わりの要素が生まれた博打的な裏技、ウルトラCと言える訓練方法と言えるでしょう。
当然失敗のリスクもあったのだろうと予想されます。
体で憶えるなら乙骨憂太も結界術を五条悟から会得
乙骨憂太の結界術のレベルの高さ。
これは元々乙骨憂太が模倣という術式を持っていることから別の方法を取ったのかもしれません。
要するに五条悟が結界術についての指南をしたか、もしくは実際に模倣可能な状態で見せた可能性もあります。
当然ながら入れ替えを行うのだとすれば虎杖悠仁を介する必要があります。
よって最初に虎杖という器を使いながら、乙骨憂太は五条悟の中に入って、その高度な結界術の感覚を掴んだのかもしれません。
ひと月では覚えられるはずのないことを虎杖悠仁という器を使うことで可能にした高専チーム。
お互いの体を行き来して、可能な限り習得できる基本を会得したのかもしれません。
勿論、それで虎杖悠仁も「今の乙骨憂太レベルの領域が可能か」と言われればそうではないはず。
適材適所で必要な技を学んだはず。
反転術式ひとつ取っても、全員が使えると状況は一変してきます。
全ての面々が反転術式の利用が出来、なおかつ石流龍までとは言わずとも硬さを持っているとすれば宿儺にすれば由々しき事態と言えるでしょう。
但し日車寛見などは、それを利用していなかったことを見ても、あくまでも高専呪術師たちということになるのかもしれません。
それでも宿儺は面白がっています。
これぞ頂点に君臨する呪いの王の思考です。
果たして本当に「ズルしました」の理由は、この入れ替わりによるものなのでしょうか。
そしてこの入れ替わりが後々主人公である虎杖悠仁を大きく飛躍させるきっかけになるのではとも予想。
また新たな事実が判明次第、改めて記事を更新していきます。
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Source: マンガ好き.com
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