玉鳳隊の横撃を食らっても一切怯むことのなかった司馬尚軍。
あまりの強さに度肝を抜かれました。
そしてキングダム783話のラストでは李牧まで逃げ出しており、趙国の全軍指揮は問題なく機能する状態でしょう。
中央の王翦軍が危機に瀕しただけでも命取りになる状況下で、李牧が左右のどちらかに寄与すればどうなるか。
膠着だった場面が一気に崩落して、この戦の秦国敗北が決することになりそうです。
砦攻略に時間を費やしてしまった飛信隊。
今の状況からどう動くのかに注目です。
逃げるしかない王翦本軍
正面から突撃した司馬尚の本軍。
司馬尚本人の武力の高さもですが、軍そのものの強さが過去一番ではないかと思えるレベル。
高い成長を見せている玉鳳隊の横撃をもろともしない様子から見ても、尋常ならざる軍であるのは明白でしょう。
そんな司馬尚の本軍が迫っているのだとすれば、王翦はここから何が出来るのか。
どう考えても退くしかない状況に見えます。
今までにも王翦は戦略の上で逃亡をしてきたことが多くありました。
それこそ山陽での廉頗との戦いで副将を努めた時もそうでした。
合従軍でもオルドと戦った時も同じ。
「退いたと見せかけて」の状況が多くあった王翦。
しかしながら今回はどうなのか。
明らかに司馬尚軍の強さは予想の上をいっていたのではないかと感じます。
それともこの司馬尚の強さについて燕から何か情報を得ていたのでしょうか。
司馬尚の強さを知っていた可能性
田里弥の驚き、そのダメージの具合から考えると「知らなかった」とするのが妥当でしょう。
確かに燕のオルドは一度司馬尚と戦っています。
その時に積極的に情報を取っていたとすれば、その強さの予測はたったかもしれません。
王翦ならやっているかもしれないと思いながらも、側近たちにそれを伝えていないのも違和感。
相手武将の強さなど、情報封鎖する意味もないはずです。
やはり今の司馬尚を含む青歌軍の強さ、そしてそれをぶつける為に李牧が仕掛けた右翼膠着の罠は王翦の想定外と思って良さそうです。
強さを知らずに、今の戦況になってしまっているのなら、文句なく王翦本軍は危機に瀕していると言って良いでしょう。
めぼしい王翦軍の武将は全て出払っていて、しかも戻って来られるとは到底思えません。
飛信隊は砦攻略で奥深くに入っており、玉鳳隊は袁環軍との戦いで膠着。
楊端和も舜水樹を含める雁門の面々に苦労しています。
やはりこのまま敗戦の流れに突入してしまうのでしょうか。
飛信隊の次なる動きはどうなる
キングダム783話のラストでは李牧が地下から逃亡を計っていました。
その点について河了貂も少し先に気付きましたが後の祭り。
まさに時間を浪費しただけです。
ここから急転させて持ち場に戻る動きをすることになるのか。
それとも、別の策で持って今の状況を打開するような一手を撃ち込むのか注目です。
今の戦局で見ると、後者である必要がありそうな気もします。
ここから飛信隊が戻って、司馬尚軍と王翦軍の戦いに参加できたとしても、崩壊した状況に変化は生まれないでしょう。
玉鳳隊とバトンタッチしても、状況に変化はないはず。
李牧の行き場を予想して、そこを攻めることが出来るのか。
少なくとも李牧にとっての想定外を生み出さなければ、ここから秦国はジリ貧の敗北となりそうです。
李牧が向かうのは楊端和側か
李牧がどこに向かったのか。
中央の後方にて全体の指揮を取る可能性もあります。
しかし合従軍で予定外の動きから煮え湯を飲まされた経験を考えると楊端和を警戒するかもしれません。
実際に鄴攻めにおいて犬戎との戦いで勝利した楊端和軍の存在は李牧に予定外のダメージを与えました。
だとすれば舜水樹や馬南慈など慣れ親しんだ人物のいる楊端和軍との戦いに入る可能性もあるでしょう。
今ある六大将軍の二人を戦闘不能にする策略を練っていれば、秦国が中華統一から大きく後ろに歩を進めることになります。
メラ族が早すぎる動きで番吾城に向かいましたが、この状況が悪しき戦況を導くとすれば、その可能性は高いのではないかと思えます。
李牧指揮の雁門勢と戦う楊端和が大苦戦、そこに飛信隊が追って現れる展開もあるか。
ちなみに番吾城は史実では秦国が取ることになっていましたが、これについてもキングダムでどうなるかは不明。
キングダム784話での動きによって、今後の戦況の変化が明確になりそうです。
果たして李牧は今どこに、そして王翦本軍は司馬尚の攻撃をどう対処していくのでしょうか。
またキングダム784話の情報が出次第、記事を更新していきます。
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Source: マンガ好き.com
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