バーソロミュー・くまがルフィを救ったときの気持ちが明らかになった。
今まで「なぜ」も多かったがバーソロミュー・くまの回想から人柄の全てが分かり、納得の結末。
全キャラクターの中で、最も平和を愛し、「最高の人柄」と言われることになったバーソロミュー・くま。
その人生があまりに悲劇的で衝撃。
良い人間が、なぜここまで悲惨な過去を持つのかと鬱展開に嘆く人も多かった回想です。
そしてワンピース1102話でルフィたちを救った時のくまの感情も全て判明。
ゴム人間でニカのように活躍するルフィに対して「世界を救ってくれる」と本気で信じて期待をかけていました。
またボニーのことも折を見て陰ながら応援。
平和を求めたバッカニア族最後の生き残りでした。
まずは各地でルフィを救った時のくまの感情を見ていきましょう。
ゾロにルフィの痛みを渡した時
ゾロはルフィの痛みをスリラーバークで引き受けました。
海賊王になる男だと明言するゾロ。
そんなゾロはルフィが死ぬ可能性のあった蓄積された痛みを全て自分で受け止めています。
ゾロが血だらけで立ったまま「なにもな゙かった」の一言はワンピースの中でも非常に有名なシーンの一つでしょう。
(ワンピース50巻)
この時にバーソロミュー・くまはルフィの首を取りに来たように勘違いされていたところ。
しかし実際には、おれでも気を失うかもな、と感じていた。
あれだけ多くの人の痛みを引き受け続け、身体もタフなくまでも耐えきれないかもしれないと思うもの。
ゾロに対しては、この時は「死に至る」と明言したものでした。
心の中ではルフィの持つ仲間との絆、そしてゾロそのものに対する尊敬の念があったのは言うまでもありません。
シャボンディ諸島で飛ばした時
麦わらの一味とルフィを飛ばした時のバーソロミュー・くま。
ニキュニキュの実の能力で逃してくれたのは分かっていましたが、その時に何を思っていたのかは不明でした。
これもまたワンピース1102話のバーソロミュー・くま最後の回想で分かったところです。
仲間を一人も助けられなかったと嘆くルフィに新世界のレベルを見せた上で「まだ早い」と各地に飛ばして修行をさせました。
まだ来るな、お前はいつか。
バーソロミュー・くまはルフィがいつの日か世界を救ってくれる人間になると信じていました。
サニー号を守るプログラム
自我を失う時は頂上決戦の前でした。
そこでベガパンクの手で自我を失うレバーが下ろされた訳ですが、この前に交渉しています。
それが「サニー号を救うプログラム」でした。
ルフィの成長を見続けることが出来ないバーソロミュー・くまは、せめて彼らの家と呼べる船を守るために、その役割を担いたかったのでしょう。
もしバーソロミュー・くまがいなければ、サニー号は失われていたでしょう。
そして何より、スリラーバークでのルフィ、そしてシャボンディ諸島でとっくに一味は敗れ去っています。
ルフィが今こうして四皇として生き続けているのも、またバーソロミュー・くまが陰ながら見続けていてくれたからと言えるでしょう。
ベガパンクが涙し、島中が祈った
平和を求め続けた人格者。
解放の戦士を目指しながら、あまりの優しさで全てを引き受けた存在とも言えます。
そんなバーソロミュー・くまは自我を失うレバーを下げる時に島中の人間が祈りを捧げていました。
まさに聖者を崇めるようなシーンでしょう。
当然ながら友人だったベガパンクもまた嘆きの中でレバーを下ろしています。
全てを受け入れていたバーソロミュー・くまは最期の時も笑顔です。
ベガパンクには「ボニーを救ってくれてありがとう」としか思っていません。
また最期にはボニーへのメッセージをベガパンクに伝えています。
「10歳の誕生日、おめでとう」
涙なしでは見られない神回でした。
本当の意味で平和を望み続け、今の支配構造を解放する存在となるルフィを真っ直ぐに信じたバーソロミュー・くまです。
色々な含みが考察されてもいましたが、愛に満ちた人物だったことが判明。
バーソロミュー・くまの全容が分かったことでボニーとルフィの関係もまた一つ際立ったと言えそうです。
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Source: マンガ好き.com
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