【キングダム】691話のネタバレ【桓騎が孫臏兵法で扈輒軍本陣を奇襲】

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キングダム691話のネタバレを掲載しています。691話では、扈輒軍が桓騎軍を殲滅し、桓騎がいるであろう中央に軍を集めとどめを刺しにいく。が、桓騎は孫臏という兵法で扈輒軍本陣を急襲する。キングダム691話の内容を知りたい方はご覧ください。

キングダム691話のネタバレ

分かるはずがなかった

桓騎軍中央軍。桓騎軍が逃げまくっていた。

一方の趙軍は「無様な奴らだ」「ここも楽勝だぞ」「虎白様、敵はさらに脱走する者が多く、桓騎軍はいよいよ痩せ細っております」「さすがは元野盗の寄せ集め、軍人としての責任感もなければ誇りもない」「こうなってはもはや歯止めが利かぬぞ」と余裕ムードだった。

虎白が「残兵の数は」と尋ねると、部下が「確認できる塊を合わせても七千ほどかと」と答える。虎白が「桓騎の所在は?」と確認すると、部下は「申し訳ありません、未だ不明のままです」と答える。趙兵たちが「ひょっとして最初の片割れの厘玉軍の方に居たのではないか?」「それはない、黒桜軍の奥の森の中に桓騎が使った本陣の跡が見つかっている」「すでにもぬけの殻であったそうだが」「しかし、ならばなぜ桓騎が見つからぬ」「大隊や中隊の中に居ないのでは?」「軍に守られていないと?」「有り得るな」「小隊規模で動いているとするとさすがに見つけにくいぞ」「しらみ潰しにやっていくしかない」「もしくは黒桜軍よりずっと後ろまで逃げているか」「それも有り得る」と話していると、虎白は「どちらにせよ、殲滅するのみだ」「極小の小隊すら見逃すな」「部隊長以上は捕えて責めよ、何か吐くまで徹底的にやれ」「脱走した兵も逃がすな、皆殺しだ」と指示し「もう終わりだ、さっさと出てこい桓騎」「艶びていると噂のお前の顔を斬り刻んでやる」と考えていた。

趙左翼、龍白軍の戦場。若き龍白の軍の雷土軍への追撃はすさまじく、早々に桓騎軍右翼は崩壊し散り散りになった兵も次々に首へと変えれた。

「龍白様、大本陣から伝令です」と報告が入り、龍白が「扈輒様から?何だ?」と確認すると、「軍を分けて一方を中央軍の戦場へ動かし、桓騎の包囲に加われとのことです」と伝えられる。龍白は「中央軍も攻勢をかけていると聞いていたが、桓騎の所在がつかめていないのか」「よかろう」「晋布、雷土軍の追い討ちはお前に任す」「俺は八千を率いて中央へ行く」と指示し、「この身を焼き焦がす怒り、桓騎よ」「この溜飲を下げるには貴様の首を取る以外にないわ」と中央へ向かっていった。

左翼龍白軍八千が中央に現れ参戦。これにより逃げていた黒桜軍はさらに悲惨な目に遭った。龍白軍の増援で虎白公は黒桜軍に対し大包囲網を展開しその逃げ場を失くした。桓騎の所在のあぶり出しに出たのだ。容赦のない包囲戦の中、桓騎捜索を徹底して行った。しかし、それでも桓騎の所在は分からなかった。いや、分かるはずがなかった。


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何が起こっているのだ

王翦軍本陣。王翦が蒙恬の「桓騎は普通に扈輒の首を取るつもりだと思う」という言葉を思い出しながら、「孫臏か」「一つだけ桓騎の打てる策があった」「だが、もし本当にそうならやはりあ奴は狂っている」「この私でもそんな手は使わぬぞ、桓騎」と語っていた。

桓騎と扈輒が戦っているこの刻よりさらに百数十年前孫臏という兵法家がいた。かの有名な「孫子兵法」の孫武の子孫にあたるというこの孫臏の名を後世に残すほど有名にした一戦がある。「馬陵の戦い」。甚爾、強国であった「魏」と苦戦を強いられていた「斉」との一戦で孫臏は斉軍軍師であった。両軍は魏領土内にて交戦しかけたが、斉軍はすぐさま退却し馬陵を目指した。最強を自負している魏軍は臆病者と嗤われていた斉軍を大いに侮り追撃をかけた。そこで孫臏は軍の竃の数を一日で半分に、次の日はさらに半分にして後退した。追ってきた魏軍は斉軍の残していったその竃の数を数えた。竃の数は食の数、即ち兵の数である。臆病な斉軍はほぼ逃げ出し、残っている本体は二日で四分の一になったと魏軍は算出し、この残った本体を殲滅せんと精鋭軍で全力で追った。そして、馬陵の地で大いに斉軍の伏兵に遭い、魏軍は総大将が討たれる程の大敗を喫した。孫臏は消えた兵を伏兵に変えていたのだ。つまり、孫臏は義兵に残兵の数を見誤らせて勝ったのである。

扈輒本陣。趙兵が「虎白軍残留軍五千は影丘を抜いた秦左翼より早く中間地に布陣できた」「すでに交戦が始まっているようだが、相手になってはおらぬようだ」「当然だ、全く無傷の虎白兵五千だぞ」「影丘で消耗した奴らがかなうものか」「左翼龍白軍も中央へ移り桓騎包囲網が形成された」「桓騎の首があがるのも時間の問題だ」と話していた。

扈輒本陣守備隊第一陣。趙兵が「本当に俺達の出番はなかったな」「まーそれはそうだろう、ここの配置になった時点で終わるまでヒマになることは」と油断していると、突如敵襲を浴びる。

扈輒本陣。「きっ、急報っ、正面の守備第一陣の前に敵が現れたと」「しかし、大した数ではなく突破される恐れはないとのことですが一応報告せよと」と報告が入ると、さらに「急報ー、西側の守備第一陣が敵襲を受けた模様」「かっ、数はそれ程多くなくご安心をと」と報告が入り、さらに「急報ーっ、左前方の第一陣に敵の小隊が突撃してきた模様」と次々と敵襲の報告が入る。

「一体っ、何が起こっているのだ」と扈輒本陣が混乱していると、扈輒本陣目前に桓騎が迫っていた。

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Source: サブかる

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