亜光が討ち取られる可能性が出てきました。
李牧の罠と分かりながら、その誘いに乗った亜光。
王翦は「惑わされるな」と感じていましたが、分かって上での行動はなぜなのか。
亜光にはそれだけの自信があるということでしょう。
そしてそんな亜光の武力を見切っている李牧。
王翦軍は司馬尚率いる青歌軍の強さを理解していません。
横を向いた先にいたのは青歌の知将の一人である楽彰です。
並ではない追撃に衝撃を受けることになるか。
亜光が討ち死にする可能性
亜光の戦力は見切られている。
李牧は中華随一の知将です。
よって鄴攻めの時に見せている亜光の実力から、この罠が有効であることは分かっているはず。
亜光としては誘いが命取りだと思っていますが、果たしてそうなのか。
李牧を狙うべく転身すれば、楽彰からは陣形の崩れた軍を狙うことになります。
逃げる李牧、追う亜光、その後ろと横に迫る楽彰軍ということです。
青歌の軍はまだ実力のほとんどを知られておらず、王翦としても”強いかも知れない軍”という感覚しか掴めません。
この戦力が想像の遥か上をいくとすれば、ここで第一将の亜光を失うことにもつながるかもしれません。
亜光の討ち死に。
序盤でそんな事態となれば、王翦軍に大きな歪を起こさせるのは確実でしょう。
亜光の危機に王賁
亜光がいきなり討たれる可能性はゼロではありません。
ただ王賁がかなり事前に亜光狙いについて読んでいました。
王賁は後々秦国の中華統一に多大な功績を残す武将として史実でも有名な存在です。
⇒王賁は史実で四カ国を滅ぼす
その王賁が先に状況に気付きながら、あっさりと亜光を討たれるなんてことがあるのか。
これはさすがに無いでしょう。
よって亜光に危機的状況が訪れたとしても、事前に気付き動いていた予備軍的な位置にいた王賁が救い出すでしょう。
王賁の動きまで李牧が予想した範疇に入っているのかどうか。
甘い見方はしていないでしょうが、王賁の成長が李牧の予想を大幅に上回っていれば、この局面をこちらに有利に働かせることも可能になるのかもしれません。
中央が崩されると危険が迫る
当然ですが王翦軍の中央が崩されることがあれば危険な状況になります。
亜光は中央の右側で兵力は3万。
向かってくる楽彰軍は2万。
フーオンを含むと3万という同じ軍力になります。
その後ろに控えるのがカン・サロの2万とジ・アガの2万です。
どちらも名前が特殊ですが、この二人については本当に情報が無いに等しい状況となります。
亜光が危機になり、王賁の3万が救出に向かったとして、倉央の3万と田里弥の1万で、謎の二つの軍を相手にできるのかどうか。
ここが大きな問題となりそうです。
楊端和軍は匈奴を相手にし続けた雁門の面々との戦で膠着するでしょう。
飛信隊も7万を相手にすれば、すぐに動き出せるはずもありません。
李牧の言う通り、王翦が司馬尚率いる青歌の軍の強さを見誤ることがあれば、一気に崩落ということもあるかもしれません。
史実では番吾までは取る
ただ秦国一の知略の持ち主である王翦。
しかも勝てる戦しかしないという人物です。
まさかこのまま「司馬尚軍が普通じゃなかった」というだけで敗北に進むとは思えません。
よってこの局面については李牧の想定外がいくつか発生するものと予想されます。
(但し大枠で見た時には李牧の掌という可能性もある)
史実では番吾城を秦国軍が取ることになっています。
そう考えると、この戦局から王翦は別の手を打ってくるのではないでしょうか。
ただ事前に分かっている通り、番吾と宜安には双方罠が仕掛けられています。
この平地戦もまた一つの罠で、自分たちの力でこの場を攻略して番吾を落としたように思わせるような策になっているのか。
もしそうだとすれば、相当な大規模戦略が練り上げられていることになります。
果たして亜光に仕掛けた一手がどう処理されて、最終的にどこに向かっていくことになるのか。
やはり最初に抜けていくのは飛信隊か。
その当たりも注目です。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
Source: マンガ好き.com
コメント