両面宿儺(りょうめんすくな)の強さについて完全体になってしまった場合に勝てる方法は無いと言えそうです。
可能性があるのは呪術師最強の五条悟だけ。
特に領域展開の伏魔御厨子と未知の術式である開(フーガ)は相当な危険性を持っています。
両面宿儺の器である虎杖の死刑を五条悟がいたからこそ免れる事ができました。
全ての指を喰らった後に虎杖を五条悟が殺す事が出来るからこその我儘と言えます。
※追記※
残念ながら五条悟は呪術廻戦236話で死亡することになりました。
そして鹿紫雲一との戦いになった呪術廻戦237話で変身を完成させて腕四本の本来の姿に変貌を遂げました。
術式についても五条悟の無下限呪術を斬ったことで全ての上位互換になったとも言える状況です。
果たして勝てる人物がいるのでしょうか。
両面宿儺の強さ
両面宿儺の強さは渋谷編ですでに五条悟と並ぶ次元ではないかと考えられていました。
領域展開「伏魔御厨子(ふくまみづし)」は神業と言える仕上がりで最大半径200メートルのあらゆるものを全て失わせるほどのものです。
呪術廻戦の渋谷編で虎杖は累計15本の宿儺の指を食べています。
20本到達の完全体となった場合に今以上の力を発揮するのだとすれば、五条悟にも勝てるかどうか分からないレベルであろうと推測します。
特級呪霊の一人である漏瑚と戦っていますが、特段のダメージもなく容易に消し去りました。
儂は宿儺の指何本分の強さだ?-漏瑚-
甘く見積もって8.9本分ってとこかな-偽夏油-
(呪術廻戦13巻)
領域展開では勝てないと分かっていた漏瑚は最終局面で宿儺が提案した火力勝負を受けます。
当然のごとく消滅させられる漏瑚ですが、領域展開を一切使わずに勝利している事から特級呪霊程度では全く話にならない強さを誇っていると考えていいでしょう。
五条悟も漏瑚戦を行い全く相手にならない次元の強さを見せています。
見る限り宿儺と比べてどちらが強いとは言い難い状況とも取れるでしょう。
両面宿儺の領域展開が凄い
両面宿儺の領域展開は「伏魔御厨子(ふくまみづし)」と呼ばれるものです。
伏魔御厨子とは
まず宿儺の斬撃には二種類のものがあります。
一つが呪力差と強度に応じて一太刀で対象を卸してしまう「捌(ハチ)」、もう一つが通常斬撃の「解(カイ)」です。
伏魔御厨子は必中効果の範囲内の呪力を帯びたモノに対して「捌」、無生物に対しては「解」を絶え間なく浴びせる大技となります。
更に両面宿儺の伏魔御厨子は他の者が使っている領域と根本的な違いがあります。
それが結界と空間を分断しないという点です。
結界を閉じず生得領域を具現化することはキャンパスを用いず空に絵を描くに等しい正に神業。
(呪術廻戦119話)
両面宿儺が伏魔御厨子を繰り出したのは伏黒恵の切り札である八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょうまこら)との戦いでした。
領域展開を出して倒した魔虚羅
伏黒恵が出した八握剣異戒神将魔虚羅ですが、宿儺の術式を見切ってくる程の式神でした。
その理由も宿儺は即座に理解して、領域展開を行います。
魔虚羅の強さの理由は「あらゆる事象への適応」でした。
この見切りを防ぐために解と捌を同時に連打していく伏魔御厨子を使用しました。
唯一の魔虚羅の破り方。
“所見の技にて適応前に屠る”
「捌」はその条件を満たしているが、適応が「解」ではなく斬撃そのものに行われた場合はその限りではない。
(呪術廻戦119話)
魔虚羅は再生が終わる直前、漏瑚が葬られたのと同じであろう矢の様な術式・開(フーガ)で消滅させられます。
この技は呪霊はおろか人間にも知られていないものと言われています。
斬撃の「捌」「解」の他に「開(フーガ)」
漏瑚を倒したのも魔虚羅を最終的に葬ったのも「開(フーガ」と呼ばれる術式でした。
最初に漏瑚戦で登場した時は意味深な言葉を両面宿儺本人が語っています。
そうか知られているものと思っていたが、そもそも呪霊。知らぬはずだ。
-漏瑚-
(呪術廻戦13巻)
漏瑚の情報では宿儺の術式は「切断」や「斬撃」だと認識しています。
この時点で「術式の開示など狡い真似はせん」と説明が無いまま進んで行きました。
二度目に使われたのが先程伝えた八握剣異戒神将魔虚羅との戦いで魔虚羅を葬り去る時です。
漏瑚戦では開(フーガ)を唱える前に「■」が表記されました。
呪いには聞こえない何かと考えていいのでしょうか。
恐らくは捌(ハチ)や解(カイ)よりも危険な術式であろうと推察出来ます。
両面宿儺と五条悟
五条悟は文句なく現存する最強の呪術師です。
六眼と無限呪術の抱き合わせによって400年ぶりに登場した最強の人物です。
虎杖が宿儺の器だと判明した際に本来は「死刑」のところを執行猶予をつけてもらったのが五条悟です。
どうせ殺すなら全ての宿儺を取り込ませてから殺せばいい
-五条悟-
(呪術廻戦1巻)
全てを取り込んだ状態で殺せる自信が五条悟にはあると考えて間違いありません。
但し、先程の開(フーガ)と同じように呪術師にも伝わっていない両面宿儺の情報があるのでしょう。
開(フーガ)という術式が五条悟の無下限呪術を上回る性能を持っている事も十分に考えられます。
もしそうだとすれば少し想定を上回るだけで両面宿儺こそが最強と言える強さを誇っている可能性もありました。
ただそもそも攻撃が当たらない五条悟を相手に勝利するのは非常に難しいもの
解と捌に対しての領域展開があった様に開(フーガ)に対応している領域展開もあると考えても両面宿儺より五条悟の方が強いとも言えそうです。
これについてはファンブックにて芥見下々先生が明言しました。
呪術師が誰も知らず五条悟に対応出来る技があっての互角の勝負はあるでしょう。
開(フーガ)という名前だけに「閉」という対応した技がある事も十分に考えられます。
今以上に強くなるのだとすれば両面宿儺を倒せるだけの五条悟以外の呪術師が存在出来るとは到底思えません。
やはり五条悟を除けば両面宿儺=最強は疑う余地のない事実かもしれません。
それでも作者が「天井」と表記した様に五条悟こそが全てにおける天井となる人物であるのは疑い様のない事実と言えそうです。
【追記】五条悟の無下限呪術を上回った
宿儺は五条悟に勝利しています。
呪術廻戦236話で五条悟が死亡し、読者を驚かせたのは言うまでもないところ。
そしてこの五条悟に勝利した宿儺は術式でも無下限呪術を上回りました。
宿儺という呪いの王に対して五条悟がここまで迫ることが出来た理由、最強と呼ばれるその意味はまさに六眼と無下限呪術のコラボにありました。
これによって言ってみれば五条悟には触れることすら許されない不可侵が成立しており、ダメージを与えることがほとんど出来ません。
そんな相手に宿儺は脅威の粘りを見せる戦闘を繰り広げたという意味で考えてもイラギュラー過ぎる強さであるのは言うまでもありません。
但し五条悟も発言していましたが、少なくとも術式については五条悟の方が上位のものというのが判明しています。
誰も見てない開(フーガ)のことではなく、ここは捌と解の斬撃の術式についてです(伏魔御厨子は斬撃の領域展開でした)。
ただ宿儺は五条悟との戦闘の中で十種影法術の八握剣異戒神将魔虚羅を利用して適応させ続け、最終的に五条悟の不可侵領域を斬れる斬撃を手本として繰り出させます。
この手本を真似て存在、世界、空間、そういう全てを斬ってしまう斬撃へと昇華させてしまいました。
要するに無下限呪術が作り出す不可侵よりも更に上位の術式になったということです。
呪いの王という存在に対抗できていた術式でのアドバンテージを失ったことで敗北に喫した五条悟となりました。
ただ五条悟の死亡時点では後悔はなく、全力を出せたことを楽しんでいた様子すらありました。
呪いの王という超強者が、超の付く強力な斬撃という術式を手にした状態。
どう考えても正攻法での勝ちというのは、もうすでに失われたと言えるのではないでしょうか。
紛れもない最強、それが五条悟戦を経た後の宿儺ということになります。
しかも五条悟の次に挑んだ呪術廻戦237話での鹿紫雲戦にて、宿儺は変身を完了させて腕四本の完全体を見せ完全回復を為しています。
バックアップでどんな作戦を立てているのかに注目ですが、パっとみた印象で誰がどう戦っても勝ち目がないだろうと思えてしまう存在となりました。
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Source: マンガ好き.com
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