伏黒恵が継いだ禪院家の血統から引き継いだ汎用性も高く強力な術式。
唯一五条悟と同じ六眼&無下限呪術に対抗できる術式と言われています。
それが十種影法術です。
式神を操るものですが、伏黒恵の身体が宿儺に奪われる前段階までに使った式神は8つ。
内2つは戦いの中で破壊されています(後述)。
更に1つは調伏できておらず自由な使用は出来ませんが、強敵を倒す時に相打ち覚悟で放つものとして存在。
それを含めて8つまでは確定していましたが、呪術廻戦218話で残る2つの式神も判明しました。
これで10の式神の全てが明らかになっています。
元ネタは十種神宝となるので、その紋章が各式神に描かれているのもの特徴の一つです。
(但し、脱兎と鵺についてはマークの確認がされていない)
※追記※
呪術廻戦233話で鵺との融合体である顎吐が登場したので渾の別バージョンも現れました。
※追記2※
呪術廻戦234話で顎吐に大蛇と円鹿が入っていることも判明しました。
伏黒恵が使用した8つの式神
伏黒恵が宿儺に身体を奪われるまでに使用した式神は10種類中の8つまでとなります。
その中でも最強の式神は調伏の儀を終えておらず操ることは出来ません。
但し調伏するための呼び出しが可能で、これによって敵対する相手と共に相打ちを狙うような技の使用となります。
まずは伏黒恵が使用した式神を一覧にすると下記の通り。
- 玉犬・白
- 玉犬・黒
- 蝦蟇(がま)
- 大蛇(おろち)
- 脱兎(だっと)
- 鵺(ぬえ)
- 満象(ばんしょう)
- 八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょうまこら)
最後の八握剣異戒神将魔虚羅という超絶に長い名前の式神が先述した相打ち覚悟で調伏の儀を行うべく繰り出す裏技的な式神となります。
一度渋谷編で繰り出した摩虎羅については当時虎杖悠仁の身体から顕現していた宿儺が葬っています。
どんな攻撃にも歯車のような上部の輪っかが回るだけでダメージを修復して適応してしまう驚異的な式神である摩虎羅。
伏魔御厨子という強力な領域展開を使用して回復前に強烈な斬撃を浴びせました。
その上で開(フーガ)という見た者のほとんど全てが死んでいる術式で焼き払っています。
開(フーガ)は特殊な術式であり、見た者で生き残った者は存在しないとされているもの。
よって宿儺の術式は御厨子である(あの斬撃)と考えている呪霊と呪術師がほぼ全てとなります。
摩虎羅戦は全力とまでは言いませんが、宿儺がそれなりに実力を見せつけた戦闘の一つと言えるでしょう。
伏黒恵が調伏を済ませた7つの式神
上記で示した八握剣異戒神将魔虚羅を除く7つは伏黒恵が調伏を済ませています。
よって自由に使い操ることが可能です。
簡単にその能力などを一覧にするとこんな感じです。
ここでは鵺と蝦蟇を合体させて使用した不知井底(せいていしらず)は含んでいません。
そういった形で二つを融合させることが可能な十種影法術。
より汎用性の高さが示されるところです。
また実体を伴う確定的な顕現を行わなければ破壊されても何度も呼び出すことが出来るのも分かっています。
玉犬・白は伏黒恵の登場から間もない少年院での特級呪霊との戦いで破壊されてしまいました。
後に玉犬・黒と融合を果たし、それ以降は玉犬・渾として多用され伏黒恵を何度も窮地から救っています。
同じく大蛇も同じく少年院にて宿儺に破壊されていますが、こちらの能力はいずれかの式神と融合することはなかったので白に関しては玉犬だから出来た特異な例なのかもしれません。
最後の2つは円鹿と貫牛だった
十種影法術で登場していない式神は残り2つとなっていました。
これを繰り出したのは呪術廻戦218話で万(よろず)という平安の時代に生きた宿儺に対して強い行為を寄せる女性との戦闘中です。
この時点で万は伏黒津美紀の身体に受肉していました。
この時に初のお目見えとなった式神の名前は円鹿(まどか)と貫牛(かんぎゅう)となります。
この二つの役割は円鹿が反転術式を使用した回復役というものです。
万が構築術式で繰り出した汎用性の高い液体金属の制御も無効化させているので回復にプラスした補助役にもなっています。
ドラクエで言うところの僧侶という役割でしょうか(回復&状態異常の治癒)。
様子はもののけ姫に登場するシシ神に近い容姿(デイダラボッチになろうとするところで銃を構えるエボシを見つめるあたりは非常によく似ている)をしています。
貫牛に関しては実体を伴う巨体の闘牛で突進をメインの攻撃としている式神。
その速度は万の動体視力を上回るもので信じられない速さでの加速をしてきます。
これもドラクエで例えるなら戦士になってくるでしょう。
伏黒恵ではなく宿儺が使用しているので調伏の儀は恵の身体を借りて宿儺が新たに行った可能性があるということになります。
もしくは呪いの王と呼ばれる次元の宿儺であれば調伏の儀すら必要としないのかもしれません。
鵺と渾と大蛇と円鹿の嵌合獣も登場する
渾は玉犬の白と黒が融合した存在です。
同じように鵺と渾の嵌合獣である顎吐が呪術廻戦233話で登場。
この顎吐は後に大蛇と円鹿も入っていることが判明します。
五条悟は結果的に宿儺と摩虎羅と顎吐を同時に相手にしなければならない展開となってしまいました。
摩虎羅と同じような人型であり、上半身に女性の胸がついていますが、基本は仮面を被った鵺ベース。
蛇が尻尾のように存在しているので、大蛇が絡んだ融合体なのかもしれませんとは言われていました。
大蛇は伏黒恵が宿儺戦で繰り出して破壊されてしまった式神です。
結果的には顎吐は大量の式神が融合した嵌合獣であると判明しています。
但し呪術廻戦234話で五条悟の蒼の最大出力によって消滅も確認されているところ。
十種神宝が元ネタの十種影法術
十種影法術は十種神宝が元ネタになっています。
十種神宝の読み方は“とくさのかんだから”となります。
天孫本紀に登場する10種類の宝物であり、これが三種の神器との対応も見せていると言われている代物。
各々の対応している式神に記された文様は下記の通りとなります。
鵺と脱兎だけは紋章が確認できず、蛇比礼と品物之比礼がそれぞれ対応することになってくるでしょう。
またこの十種神宝については「布瑠の言」というものがあり、これこそ八握剣異戒神将魔虚羅を召還した時に伏黒恵が唱えた呪文と一致してきます。
「ふるべゆらゆら」と言っていたあの言葉です。
実際には「ひと ふた み よ いつ むゆ なな や ここのたり ふるべ ゆらゆらと ふるべ」となります。
ふるべゆらゆらとは死者の蘇生や霊的な還元を意味するとされています。
よって単純に「ふるべ ゆらゆらと ふるべ やつかのつるぎ いかいしんしょう まこら」としたのは八握剣異戒神将魔虚羅の召還を意味する言葉だったと言えるでしょう。
宿儺によって残る2つの式神が確定し、実際に最強の式神が摩虎羅であったことも判明したところ。
五条悟戦で宿儺はこの摩虎羅を調伏した状態で繰り出すことになるのでしょうか。
ちなみに円鹿と貫牛を出した時も頭の上には摩虎羅の輪っかが存在していて、これこそ”適応状態”にある宿儺ということなのかもしれないという説もあります。
摩虎羅を伏黒恵の魂で適応させる
五条悟戦において無量空処を適応させた時に判明した方法です。
摩虎羅を式神として出現させずに歯車を伏黒恵の魂の上に出す方法。
この時に五条悟の領域展開である無量空処の適応を行ったのは伏黒恵の魂でした。
裏技とも呼べる方法で隠れた状態での適応も可能ということが分かった摩虎羅の適応です。
その後で摩虎羅は無下限呪術の順転である蒼を適応させました。
宿儺VS五条悟戦において非常に重要な役割を担っている摩虎羅ですが、これを葬り去ることが出来るのでしょうか。
そして葬り去った後でも渾や顎吐のように融合体としての復活は無いのかに注目です。
また新しい情報が入り次第、記事の更新を行っていきます。
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Source: マンガ好き.com
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