韓非子の気付きに対して大きな違和感を得たのが姚賈です。
そして何者かであることを感じた時の呼び名。
それが韓非子でした。
史実では姚賈も確か李斯と同様に韓非子と同じ学友という話もありましたがキングダムではそういうことではないのでしょう。
これに気付いた姚賈がどういう動きをするのか。
すでに趙のスパイとして動いているであろう二重スパイの姚賈です。
韓非子の狙いが秦国の内部からの崩落だと知ったとすれば、この事実をどう明かしていくのでしょうか。
姚賈が趙側だとすれば、それを放置するのも一つの手。
この動きによって咸陽がどうなるのか決まっていきそうです。
韓非子を仕留める動きをして韓に目を向けさせ戦争を仕掛ければ趙が攻め入る隙が生まれるということを考えると、史実と絡めその流れが妥当なのか。
そして韓非子を含む韓側の本当の狙いとは何なのか。
もしや嬴政の暗殺?
韓非子は死ぬのが史実
まず史実から考えると韓非子が死ぬのは確実です。
実際はライバル関係となった李斯による謀略で自殺を強制されたという話が出るところ。
史実では元の学友である李斯と姚賈が「韓非子の重用は自分たちの立場を下げる」と考えて、嬴政に対して「韓非子は韓王の密命を受けている」と伝えます。
これで投獄された後に無実を訴える韓非子でしたが、李斯はその韓非子に服毒自殺を促して殺してしまいました。
ただキングダムにおける李斯はそういった危機を持っている様子はありませんでした。
しかし熱の薄さから韓非子に対して何かしらの違和感を持っているのは事実。
姚賈は李斯の使いされていますが、現実には趙の二重スパイであるのはほぼ確実。
よってその姚賈が見た韓非子の様子などを考えて、もう少しこの謀略戦は複雑に交差していくことになりそうです。
姚賈が韓非子を疑い、韓非子の追放を考えたのなら、それを李斯に伝えて二人しての共謀も成り立つところ。
実際はどうなのか。
キングダムでは韓非子側に不穏な動き(女性から抜け道を聞き出していました)があります。
韓非子はこれを知らない可能性もあるでしょう。
韓非子とは別の場所で謀略があった
韓非子を危険視しているのは姚賈です。
よって姚賈は韓非子を排除したい。
李斯にそれを伝えても今のところでは韓非子を自分の立場を危なくすると思っていない李斯です。
であれば何か事件が勃発する必要があるでしょう。
そこで出てくるのが韓非子一行の不穏な動きです。
もしここで大王の暗殺未遂などが起こってしまうとどうなるのか。
“韓非子一行は危ない存在”という状況になるのは必至。
全ての辻褄が合ってしまいます。
韓非子が実際にこの一行の動きに気付いていたのかが重要な部分になりますが、史実に照らすなら「知らなかった」とするのが通常か。
このあたりもキングダムではオリジナルのストーリーが盛り込まれて、更に面白く展開していきそうな予感がします。
最終的に韓非子の死は確実でしょうが、それが元で韓との戦闘に入ることになる秦国となれば姚賈は趙に「攻め入る時」と伝えることが出来ます。
秦国が傾く兆しとなる
この一時、それこそここからの動きは秦国にとって歴史的にも有名な不遇の時となります。
六大将軍桓騎を失った上に、次なる李牧の侵攻。
この侵攻は秦国にとって目を覆いたくなるような結末をもたらすものです。
唯一の救いはめぼしい武将を失わない敗北になるというところくらいでしょうか。
逆に言えば李牧側からすると、ここで優秀な武将の命を取れなかったことが最大の誤算となるのか。
それでも中華統一を目指す秦国が、大きく領土を奪われるという事態となる戦の始まりが間近に迫っています。
李牧もまた春秋戦国時代の最強武将の一人と言われる所以となる戦の始まりも近そうです。
この戦で信や王賁、そして蒙恬が、また一つ際立った成果を上げるのかもしれません。
そして遂に大将軍級へと進んでいくきっかけを掴むのか。
韓非子以降の戦は大注目の出世のきっかけ戦になりそうです。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
Source: マンガ好き.com
コメント