続いて安堂の番。自分が見下されることに苛立ち。しかしそんなものも指を落とされて消え去る。
※十字架のろくにんの本編ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい。
未読の方はマガポケより十字架のろくにん131話を御覧ください。
安堂の番です。
筋肉が引きちぎれるくらいでは安堂の意思は切れません。
自分が人間を見下す側の人間だと思っています。
しかし漆間に指を全て切り落とされて変化。
今の現状に痛めつける側ではなくなったことを感じることに。
それが安堂にとって痛烈なものだったのでしょう。
十字架のろくにん131話を考察していきます。
安堂は自分を上位に置く人間
安堂は自分が人を見下していい人間だと思っています。
自分を人の上位に置く人間というのは実際に存在するので、その上位版。
さすがにこんな拷問器具に貼り付けられながら右目を潰された状態で強がれる人間はいないでしょう。
安堂が如何に特異なのか分かるところ。
自分は「痛めつける側」であり「つけられる側」ではないと思い込んでいます。
この段階での恫喝。
より苦しめられて殺されるという発想ができないのでしょうか。
叫ばなければ構図は変わらない
このまま拷問器具を動かして筋肉を弾け飛ばします。
一気に太い筋肉がちぎれますが、一切声を出さない安堂。
これはこれで相当凄いです。
自分自身が叫んで苦痛に顔を歪めてしまわなければ実施的な立ち位置は変わらないと思っています。
確かに復讐者からすれば、それほどの物足りないものはないでしょう。
結局自分たちだけが苦しんだと思ってしまうかもしれません。
よって安堂がしようとしていることの本筋は間違ってもいないと言えそうです。
安堂の強靭な意志を断つ
筋肉が引きちぎれても声一つあげなかった安堂。
しかしハサミで指を切り落とされると一変。
その痛みには耐えましたが、全ての指が床に転がされてしまって思ったのでしょう。
もとには戻らない、と。
死ぬかもしれないと思いながらもどこかで生きて漆間にやり返すチャンスがあるとも思っていた訳です。
ここで生き残ったとしても手足の指がなくなり、筋肉が引きちぎれた状態では何も出来ないと感じ取ったのか。
少なくとも今後は「やられる側の人間」だと感じたのは確実でしょう。
突然の咆哮。
結局は漆間の残忍な復讐者としての思想の前に安堂もあっさりと心を折られてしまいました。
強キャラ安堂を倒した後は
強キャラと思われた復讐すべき中核の人間を倒した漆間俊。
こうなると長引かせずに至極京を狙う流れになっていくのでしょうか。
至極京側はまだまだ刺客を準備できるようにも見えました。
安堂と来栖の死によって至極側が仕掛けてくるという可能性もあります。
漆間俊が最初に北見と会った時には怪我だらけで川を流れていました。
そうなってしまった理由も気になるところ。
単に殺しの技術を引き上げるための修行中に、あのような状況になっただけなのでしょうか。
また至極が仕掛ける時は当然ながら北見や川奈、そしてここで仲間になった麗央も痛めつけるための道具として使われることになりそうです。
ここからどんな流れになっていくのか。
まずは安堂と来栖を殺してしまうところからでしょうが、続く展開の予兆も次回で描かれるのかもしれません。
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Source: マンガ好き.com
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