ついに王宮内部に入った信たち一行。外交で話をするのは昌平君の側近である介億です。韓が望むは長期の同盟。韓非子が再度信に問う。
※キングダムの本編ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい。
信たち一行が新鄭の王宮にたどり着きます。
外交者として話をするのは馬車の中にいた昌平君の側近である介億です。
韓の王との話の中、秦国との長期の同盟を求める声がありました。
しかしそれは現実的ではありません。
それがなされなければ韓非子を秦国に連れ出すことが出来ないという状況が生まれそうな中で再登場の韓非子。
信に改めて同じ質問をしていきます。
性善説と性悪説(韓非子は性悪説の立場)。
信はどう答えるのでしょうか。
それではキングダム758話を考察していきます。
キングダム758話ネタバレ情報1・外交をするのは介億
・信たちは新鄭の王宮内部に到着しました
・外交者として話をするのは昌平君の側近である介億です
・介億はずっと一行の馬車に隠れていました
韓側と外交を行うのは誰かという問題。
騰大将軍がそんなこともするのかという話が以前から出ていましたが、行うのは介億です。
昌平君の側近であり、河了貂からすれば軍師学校の先生という立場でもある介億。
合従軍における蕞の戦いでは絶妙な均衡を取る指揮のもとで守り続けた凄腕の軍師の一人と言えるでしょう。
キングダムの中でもトップクラスの知略を持つ人物です。
当然ながら外交は知略と言葉の勝負とも言えるところ。
騰でも政治的な観点で見れば力不足ということになるのでしょう。
また信では話になりません。
そこで韓非子を連れ出せるかどうかは介億にかかっている状況になりました。
キングダム758話ネタバレ情報2・韓の王は秦国との長期の同盟を望む
・一切臆することのない介億の舌戦の強さ
・韓王が求めるものは秦国との長期同盟
・介億はそれに応じられない現実を語る
介億と韓の王との対話。
当然ながら韓側の王宮であり、超の付くアウェーな場所です。
そこで介億は一切の怯みを見せず、堂々と韓の首脳陣や王との舌戦を繰り広げることになります。
韓の王が求める条件は”秦国との長期の同盟”です。
確かに魏と趙と秦に囲まれた韓という国にあって秦国との同盟は大きな意味を持ちます。
実際に韓に攻め入っても趙か魏が韓の味方をするのは分かっているところ。
さらに秦国から狙われない同盟の立場を得れば、言ってみれば完全な安泰のもとで国力を溜め込めます。
その中でありながらも、今回の桓騎戦において李牧が傷ついた現状で韓を狙うのは秦国の一つの定石とも言えます。
誰もが分かるところで韓王もそれは理解しているでしょう。
逆に言えば、ここで盟を結ばなければ早晩韓は滅びるということも察しているはずです。
但し当然ながら介億がこの要求を飲むはずもありません。
これを飲むと秦国の中華統一は一気に遠ざかる結果、それどころか夢潰えるという状況となってしまうでしょう。
中々折り合いをつけていくのが難しい問題と言えそうです。
キングダム758話ネタバレ情報3・韓非子はまたも信に質問
・韓非子が再度信に質問を繰り返す
・信が何を答えるかで膠着が解ける可能性
正直なところ韓の王としては秦国との交渉材料を簡単に渡したくないところでしょう。
長期の同盟というのも韓非子の連れ出しという意味では必要なことになるのかもしれません。
しかしながらそれを受けてしまえば中華統一は成し得ず、結局韓非子が必要な局面まで到達しないことになります。
そんな中で韓非子本人が再度登場。
なぜなのか、また信に対して同じ質問を繰り返します。
要するに人というものが生来の悪なのか善なのかというところ。
韓非子の師匠である荀子の考えが性悪説であり、人は生まれた後の修養によって善になるという考えです。
信がこれに対してどう考えているのか。
確かに信は万極などとの戦いで「俺もこうなっていたかもしれない」という発言を残しています。
そう考えると信の根本的な考えは性悪説に向いているとも言えなくはないでしょう。
もし漂と出会っていなければ、もし政と出会っていなければ。
信の回答によって韓非子が嬴政に興味を持てば、長期の同盟など無くとも連れ帰ることが出来るかもしれません。
また信に対して韓非子がなぜそこまで拘るのかも気になるところです。
但し状況を見るに、それも一筋縄ではいかないでしょう。
一体最終的にどんな条件をもとに韓非子を連れ出すことに成功するのか。
史実では確定していますが、このまま韓非子は史実通りの悲劇の道をたどることになるのかも注目すべき点となります。
もし生きていれば秦の始皇帝の時代の様相は、また少し違ったものになっていたのではないかと推察されます。
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Source: マンガ好き.com
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