黒桜が息を引き取り、落馬。那貴が突入し、趙軍と接触。李牧軍の将軍も死亡で史実と一致する。
※キングダムの本編ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい。
【追記:趙の死亡した将軍が確定】
【追記2:全部上手くいく】
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キングダム68巻
李牧と桓騎の対話は続きます。
事切れる黒桜。
乗っていた馬から落ちて、ゼノウに続いて黒桜の死亡も確定しました。
那貴一家は少数の騎馬で大軍の趙軍との衝突。
但し簡単に殺されることはなく、桓騎を正確に理解した那貴の実力と白兵戦最強部隊と言える飛信隊で揉まれた力が光ります。
更に超規模の李牧軍の軍長の一人(将)が死亡することが確定し、史実との一致を見ます。
死んだのは上和龍で瀕死のゼノウに掴まれて頭を潰されました。
まだ死なない桓騎の終局での足掻きに李牧も驚愕するところではないでしょうか。
それではキングダム751話を考察していきます。
キングダム751話ネタバレ情報1・黒桜が事切れる
・桓騎の斬首とはならず李牧との会話が続いている
・器が小さいと言ったことについて李牧は謝罪
・李牧たちが中華統一を目指す秦王を生んだと桓騎の言葉(「外に目を向けすぎた」)
・黒桜がついに事切れて息を引き取り落馬する
李牧は桓騎に対して「絶望しきれていない」という事実を知ります。
闇より出でて、という印象の強い桓騎ではありますが、最愛の人物である偲央の意志を受け継いだ光です。
その僅かな光こそ弱点と思っていた部分を反転させ、桓騎の強みになっていたと言えるのではないでしょうか。
少なくとも李牧の中に誤算があったとすれば、その桓騎が持つ異常なまでの家族愛の心でしょう。
単純に「周りの人間だけを想うのは器が小さい」と言及して終わるような話ではありません。
この点について李牧は桓騎に「器の小ささ」と言ったことについて謝罪しています。
だからこそ、未だに生き残り、あまつさえ桓騎は無傷で李牧は頭から血を流し、ともすれば死んでいた戦況なのだと言えます。
そして桓騎は李牧に対して「列国の統一という事態を目指す秦王を生んだのもお前達だ」といいます。
李牧たちを含め戦国の世のすべての者が外に目を向けすぎた、それ故に生まれた膠着状態とそれを打破すべく動く王の器。
歴史の必然と言えるところなのかもしれません。
単なる無謀な将軍に列国最強と評される李牧が殺されそうになるはずもないと、李牧自身本当は気付いているでしょう。
ある意味で桓騎を他の数多いる残虐で身内贔屓なだけの人物と取り違えたことが今までの危機的状況を生んだと考えていいでしょう。
まだ終わらない李牧と桓騎の会話。
・いつもの桓騎「全部上手くいく」で桓騎軍が最後の奮起
・桓騎の言葉を聞いて黒桜が死ぬ
李牧との対話が終わると戦闘になります。
その前に桓騎軍の最後に残った周辺の幹部と兵に対して「全部上手くいく」と言葉を投げた桓騎。
そこで背中から槍で一突きされた黒桜が遂に事切れて落馬してしまいます。
桓騎軍の周辺に残る幹部も読者が知っているところでは厘玉を残すのみとなりました。
家族が死にゆく様は桓騎にとって身を引き裂かれるような思いでしょう。
キングダム751話ネタバレ情報2・李牧軍の軍長の一人が死ぬ
・桓騎を討てと指示した李牧の一声の直後に想像外の動きをしたゼノウ
・李牧軍の将軍である上和龍が死亡する
・瀕死のゼノウが桓騎の一声で兜ごと頭を掴み潰されて殺された上和龍
史実では、この肥下の戦いにて「趙の将軍が一人桓騎軍に討たれる」ということが確定していました。
よって李牧軍の誰かが死ぬのではないか、と言われていたところ。
当然ながらキングダムはオリジナルストーリーなので確実に全てが史実通りに進むわけではありません。
しかし今回は史実にある趙の将軍討ちが為されたということになります。
この場で桓騎に討たれる可能性があるのは、最も恨みを抱いている人物の虎白公になるでしょうか。
もしくは一家の一人であるゼノウを討った青歌の将軍である上和龍。
この二人の内、いずれかが死ぬことになるはずでした。
結論・・・ここで矛が抜けないと困っていた上和龍が瀕死のゼノウに頭を掴まれて潰されて死亡します。
桓騎の一声でゼノウが目覚めたかのように目の前の上和龍を葬りました。
範馬刃牙に登場する花山薫を思わせる、いやそれも超えてきそうな兜ごとの顔面つぶしです。
何たる握力というところですが、ゼノウが死ぬ前に大きな一手を繰り出したと言えるでしょう。
李牧が桓騎の恐怖しても何ら不思議のない状況になったと言えるところ。
まさか青歌の武将が一人死ぬとは思いませんでした。
キングダム751話ネタバレ情報3・那貴一家が入り趙軍と激突
・那貴一家が趙の大軍の縁に到着して激突
・白兵戦最強と呼べる飛信隊にいたことが那貴一家を更に強くした
ゼノウが上和龍を葬った後で戦闘に入る那貴です。
今まで那貴一家は飛信隊を支えた一つの柱だったことに違いはありません。
そして付いてきた数十騎の那貴一家の騎馬隊。
万を超える軍にぶつかったところで、何の足しにもならないと普通なら考えます。
しかし那貴はあの白兵戦で最強の名を持つと言っても良い飛信隊で活躍を続けた人物です。
信や羌瘣のあの戦いを見ていれば、桓騎一家にいた頃よりも、更に白兵戦での戦闘能力が向上するのは当然でしょう。
何より飛信隊が向かってきた局面はいずれも”本当は不可能”と呼べるような死地での戦闘でした。
それこそ単なる雑魚兵士ではもろともせず、数十だけとは思えないような力に趙軍も驚きを隠せない戦況になるでしょう。
とは言え、これで桓騎のもとまで走り抜き、更に桓騎を救い出すというヒーローのようなことにはなりません。
それが出来るとすれば、万の軍が守る中で一人入り込んで摎(きょう)を討った武神龐煖くらいのものでしょうか。
但し那貴一家が現れたことで意識が一瞬でもそちらに向けば、桓騎は黙って突っ立っているなんてことはしません。
キングダム751話ネタバレ情報4・桓騎と厘玉も攻勢に出る
・ゼノウが上和龍を殺し、那貴一家が入り込んだところで桓騎と厘玉も攻勢
・桓騎と厘玉が動いたところで黒桜が絶命して落馬した(そして李牧の首を手土産に向かうと死の覚悟)
・1秒でも早く李牧を討てば勝利
那貴一家の突入。
それと同時に最後まで戦う桓騎たちです。
桓騎大将軍と厘玉も動き出し、その時に黒桜が絶命することになりました。
万の敵を前に百足らずに見える軍力で何が出来るのか。
しかし桓騎は「1秒でも早く李牧を討てたのなら、それは勝利」と考えています。
厘玉もそれに応じての戦い。
そして黒桜が散った後で「李牧の首を手土産に向かう」と死も覚悟しているのが分かりました。
李牧には理解できないところながら、自分がここまで苦戦したことの現実を感じて何を思うのでしょうか。
史実で見ても、李牧は敗北を知らないような武将と言えます。
最期も戦での死というものではなく、悪辣な愚王によって殺された人物です。
言ってみれば、実際の負けは無い武将です。
(ちなみに鄴攻めの時には史実では李牧は本営に参加しておらず雁門にて北を守っていました)
おそらくキングダムにおいても李牧を最も苦しめたのは桓騎大将軍だったと言う状況になっていくのではないでしょうか。
※予想や史実の独自解釈を含めた速報の考察となります。追記や修正はご理解下さい。
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Source: マンガ好き.com
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