初っ端から「これはちょっと…」と嫌な予感はしていましたけど、
最後まで良い意味で裏切られる事なく終わってしまいました。
いちいち無駄な動きばかりする主人公にしろ、
(原作通りかは知らないけど)意味不明なプロレスシーンにしろ、
なぜか30分前に巻き戻すギミック展開にしろ、複数案件にしろ…
もう全てが「回りくどい」としか言いようがありません(汗)
肝心の「人を変えていく」ストーリーが筋道を立てて描かれていたら良かったんですけど、
好転していくまでの”間”がおざなりになっているようでは、
残念ながら、薄っぺらく見えてしまうんですよね。
例えば…林田(小手伸也)が帰宅した途端、妻も息子も避けるようにテーブルから離れる行為は
日々の不満やモヤモヤが溜まった結果なのに、
彼の仕事が順調で再び調子を取り戻したくらいで、
息子が「かっこいいじゃん」って言うのも、簡単に家族の仲が元通りになるのも
現実味に欠けている気がしますし。
音野の夫・圭一郎(大東駿介)の変化にしたって、今まで”頑張って家庭を支えてる自分”を
見下してる(と思い込んでいる)奈緒(安達祐実)が気に食わなくて
高圧的な態度をとっていたのに、
奈緒の泣きの訴えに同情するようになって、会社を辞める件を受け入れたのも違和感。
まぁ…圭一郎側も、恨み言しか吐けないほど精神追いやられているんだろうなとは
素振りから察しはしましたが、
せめて、「自分より優位に立っといて悲劇のヒロイン面すんなや!」とか、
「会社を辞めろって、バカにしとんのか?」とか、
何か一言あっての本音での話し合いだったら、まだ納得出来たんじゃないでしょうか。
竜星涼さん演じる役もね…予告映像の時点で「ああ…」とは思いましたけど、
某朝ドラのあの破天荒キャラで知名度が上がってしまったからなのか、
しばらく似通った役が続きそうなのが、余計なお世話ながら気の毒です(泣)
回りくどい件は拡大放送が原因だとは分かっているので、あと何話かは様子見してみますが。
裏のドラマもありますし、感想の方はもう良いかなと…。
Source: りんころのひとりごと。
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