※本編ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい。
誠の最終出勤日。周りに挨拶して回る誠ですが、指輪を返すために最後に最接近となります。
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<発売日>3月16日
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誠の最終出勤日を送り出す楓は「これであの人と会うことはない」と思っています。
しかし指輪を返せないままでいる誠。
最初は楓に対して不誠実だと会うつもりはありませんでした。
華を介して指輪を返してもらうつもりが「これでいいのか」という問いに直接返すことを決意。
誠にとってみちと会える最後の日、そこでまたみちと再度急接近の流れになります。
しかもみちは「離婚間近」の状態です。
それではあなたがしてくれなくても76話を考察していきます。
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楓の中にある不安
誠の最終出勤日。
それを送り出した楓は「これでもうみちと誠は二度と会わなくなる」ということを感じています。
しかしながら誠は拾ったみちの指輪を返せていません。
最終日だからこそ、この指輪を直接返すのではないかと誰もが予想したところです。
楓との離婚が確定している訳でも何でもありませんが、少なくとも夫婦としての気持ちは戻らないと伝えた誠。
精神的な苦しさからは解放された状態と言えそうです。
直接言う誠実さ
誠はお世話になったことを直接伝えています。
最近は退職時もメールなどで済ませることが多い中で、こうやって一人ひとり回って感謝を伝える誠の誠実さを感じるところ。
まさに名は体を表すでしょうか。
後輩の一人に「直接言って頂けてうれしい」の一言を受けて、誠の中に何かが芽生えます。
当然それはみちのことでしょう。
苦しい時に、その苦しみを分かち合ってくれた一人の女性です。
不倫とは言え、好意を持って接した人物だけに「本当の意味で感謝を伝えるべき人」であるのは確実。
そう思いながらも楓からのメッセージを見て「それは楓に対して不誠実だ」と会わない覚悟を持ちます。
華を介した誠
結局、誠は華を介して指輪を返してもらうことにしました。
誠の退職については近い人間しか知らない様子で、先程の後輩も同じですが、華も驚いています。
華には直接退職の旨と転職という次の道を伝えましたが、指輪は華を介して渡すようにお願いします。
しかし華はそれに納得しません。
いや華が納得しないというよりも、誠の気持ちを組んだ上での華の一言でしょう。
「本当にいいんですか?」
誠の悲しげで寂しいような表情。
そこには照れも混じっているように見えます。
本当は最後に会って感謝を伝えたいと思っていたのでしょう。
華から指輪を受け取った誠は最後の日にみちと二人で会って話すことになります。
最接近するみちと誠
一度は不倫関係に近い状態になり、結果的にみちが振るような形になった二人。
しかしみちの存在があったからこそ今の誠があると言えます。
またみちにしても誠がいたからこそ強くなれた事実に間違いはありません。
お互いを進化させた二人の関係。
その二人があの日以来の接近。
誠が前に立ったとき、思わずファイルを落としてしまうみちの同様。
その様子にも僅かな微笑みで返す誠という人物。
当然、誠を見たことでみちの気持ちが小さく揺らぎます。
しかも誠はまだみちが離婚直前であることを知りません。
もし楓との関係が終わり、みちと新たな道を進めるのならどれだけ二人にとって幸せなことなのか。
ただダブル不倫の末に幸せを勝ち取るケースがどれだけあるのかは疑問が残ります。
少なくともお互いにまだ気持ちとしては確実に残っていると分かる対面のワンシーンとなりました。
次回、遂にみちと誠の会話。1月17日の漫画アクションをお見逃しなく!
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Source: マンガ好き.com
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