作りたい女と食べたい女 1話 感想|「女」というだけで

ドラマ

 

 

以前「王様のブランチ」の漫画コーナーで紹介されて、題材に興味を持ったものの、

結局読んでいないままだった原作が実写化されるとの事で、

視聴してみようと決めておりました。

「夜ドラ」枠の作品は、話数も多い上に毎日あるし、すぐ溜まっちゃうし…

おまけに録画も被り被りで断念した作品が多かったんですが、

(視聴は「カナカナ」「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」のみ)

本作の場合は10話と短く、秋ドラマも終わりに差し掛かっている時期での放送だったのも

視聴理由に繋がったのかもしれません。

 

初回の内容は、2人が抱えている背景と、2人が出会うまでが描かれました。

基本的に日常に沿って物語が進んでいくので、その時彼女はどう感じているのか?を

視聴者が読み解きながら見る形となります。

適度な”余白”を作ってくれたお陰で、

いっぱい作れば作るほどやり甲斐があって楽しいけど、自分は少食だからと諦める…

でも「いつも少食にしていてお上品」「家庭的」な女性になりたくてなっている

訳じゃないという、野本(比嘉愛未)の内心やきもきした気持ちと。

外食だとまあまあコスパよく収まるけど、容姿もあってか偏見がつきまとうから

家でチキンバーレルみたいな量の多い物を買って食べた方が気が楽…でも値段が高い…という

春日(西野恵未)の日々の葛藤がよく伝わってくる内容になっていました。

 

そして、2人に共通しているのは、「女だから」ってだけで自分を評価されてしまうという事。

説明台詞でもなくモノローグでもなく、映像を通して人物を紹介し、

さらに15分間でコンパクトにまとめた作りになっていたため、

これは次回以降も期待出来そうだと思わせてくれた初回でした。

 

比嘉愛未さんはつい最近まで、おどろおどろしい役を演じられていましたが(笑)

その分、周囲から一目置かれるキャリアウーマンっぽい役には

安心感と安定感を感じさせます。

一方で、西野恵未さんは初めてお見かけするお方ですね。

…というのも、本業は女優さんではなくキーボーディストなんだそう。

しかし、食べるのが好きな春日という女性にはぴったりの佇まいで、

背が高いのも影響しているのか、一緒にいて心が落ち着くような、

重い荷物を背負って相手をほぐしてくれるような、

そんな包容力が滲み出ているんですよねぇ。

 

最後は、本作のタイトルにもなっている「作りたい女と食べたい女」にかけているのか、

野本が一緒に食べない所はちょっと意外でしたが、

大口で黙々と食べる春日の様子を見て、うっかり目頭が熱くなってしまいました…。

目の前で自分の手料理を美味しそうに食べてくれるという事が、

インスタでの「見えているつもりが見えにくい」反響や、

社員が良かれと思ってかけてくれる言葉以上の

最高の”褒め言葉”だったんだなぁと実感するラストシーンだったと思います。

 

月〜木と毎日あるため、感想は今後も書くかどうかは不明ですし、

明日以降は録画視聴になってしまいますが、引き続き見ていくつもりです。

 

 

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Source: りんころのひとりごと。

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