桓騎は宜安をあっさりと捨てて更に趙深部に進み肥下に向かいました。
宜安からの疎開が済んでいて、結果的に今の肥下には十万の住民があふれていることをキングダム739話で李牧が示唆。
よって肥下を桓騎が落とせば十万の人質が成立することになります。
これにはさすがの李牧も真正面から肥下を落とせなくなるでしょう。
お互いに一体どんな戦略を持って挑むことになるのか。
史実における肥下の戦いとは
肥下の戦いは歴史的にも有名
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桓騎軍が肥下を攻め落とす
まずは移動した桓騎軍は急ぎ肥下城を落とす必要があります。
李牧軍との時間差はそこまで大きなものではありませんでした。
よって本当に即日陥落させるような速度が望まれます。
ただ趙も兵力を温存している様子はなく、ほぼ全ての軍を今回の秦国の北部侵攻に割り当てています。
これは当時の中華の人口規模で見ても明らかでしょう。
ちなみに最後の大規模戦となる楚との戦いも秦国は国力の全てを使って六十万規模で挑むことになります。
それを考えても、この時点で趙が三十万の規模で桓騎軍に向かったのは「ほぼ全軍」と呼べるにふさわしい規模だと分かるはずです。
よって肥下に住民が多くいても兵力はそこまで残されていないでしょう。
実際に肥下城の陥落を李牧が来る前に達成させることは出来るのか。
史実では肥下城の陥落は無い
キングダムはオリジナルストーリーなので分かりません。
しかし史実を見ると赤麗城と宜安城の陥落はありますが、肥下城の陥落は載せられていません。
もしかしたら肥下城を陥落される前に李牧軍が到着する可能性もあるでしょう。
それこそ李牧の全軍ではなく、足の早い部隊が最初に届くこともありそうです。
趙の将軍が誰か死ぬ
これも史実に則ればの話になりますが、趙の将軍が桓騎に討たれる記述もあります。
本来は宜安で討たれるような史実の内容ではありますが、最初に肥下に足早に届いたのが宜安城の将軍である袁環だった場合は何となく納得できるものと言えそうです。
早めに到着した袁環将軍の軍と対峙する桓騎連合軍。
宜安将軍である袁環を討ち取る秦国軍の流れが出来る可能性もあるのかもしれません。
人質十万を手に入れたら厄介
肥下城が桓騎の落とされたとすれば非常に厄介です。
李牧としても想像したくないような事態が起こるでしょう。
それこそ城を単純に攻め落とすのは困難になります。
桓騎は情け容赦無く住民十万を非道な限りを尽くして殺してしまうはずです。
この状態になると長期の膠着を余儀なくされる気がしてなりません。
信や羌瘣は許さない
黒羊の戦い方に異論があった信や羌瘣。
実際に羌瘣は桓騎の首を取るのではないかというところまで進んでしまいました。
あれは助けてくれたオババが惨殺されたところを見たからでもありました。
今は桓騎の戦いを一度見ているところから、桓騎討ち取りのような暴挙には出ないでしょう。
キングダム739話で作られたツリーのオブジェに対して飛信隊や楽華隊が何を思ったのか。
仮にあの状況を住民十万で行おうとするなら少なくとも信や羌瘣は止めに入るのではないかという気がします。
そう考えると桓騎からすれば高尚な思いを持つ人物は今の肥下城には不要だと考えることも予想されます。
飛信隊と楽華隊を外に出す
そう考えると桓騎は飛信隊と楽華隊を城の外に出すのではという気もします。
それこそ森林地帯を抜けさせて離脱の流れを作る可能性もゼロではありません。
そもそもが肥下でも人質による膠着はあっても、結果的に援軍がない状況では兵糧が尽きてしまい、いずれは敗北となります。
援軍は必須。
飛信隊と楽華隊を森林地帯で逃し、そこから秦国への報告を行って状況を説明。
その上で桓騎軍のもとへ正確な規模を算出しての援軍という流れを説明することもあるでしょう。
物見レベルでは報告までに殺されてしまっても、飛信隊と楽華隊が単なる報告のための通過を目指すなれば不可能ではないはずです。
しかも想定していない森林地帯からの脱出です。
但し、そうなった場合は桓騎はすでに自分の死に場所を予見したと言えます。
おそらくは信に対して何らかの思いを託すことになるでしょう。
今まで死にゆく大将軍から多くを受け取り、それを強さの源として昇華してきた信です。
六大将軍の一人である桓騎からも何かを託させるものと考えて間違いないはず。
悪辣な限りを尽くした天才桓騎から信は何を得て、この戦場の終わりを見ることになるのでしょうか。
そして李牧は人質十万を得ていた場合に桓騎をどう攻めていくのか。
肥下での戦い。
今回の趙北部の戦いの最終的な戦場へと場面が移っていくことになります。
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Source: マンガ好き.com
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