李牧は正攻法で桓騎は戦えないと断言。
それこそが「桓騎の弱点」とキングダム724話で伝えられました。
確かに過去に一度も正攻法での勝利はありません。
山陽の戦いにおける廉頗四天王の玄峰や総大将の白亀西討ち。
函谷関で韓の成恢を強襲した方法。
黒羊での慶舎や紀彗との村人を巻き込む卑劣な戦略。
扈輒大将軍を討ち取った奇策。
だからと言って、今の状況で本当に桓騎は「特殊な策」を使えないのか。
そうでもなかったというのが目の前に現れた風車のような十字架の布陣で分かりました。
この布陣の意味するところがキングダム725話で明らかになります。
紋章型の布陣で何が起こる
完全に見たこともない布陣。
そもそもどういった意味があるのか不明です。
オランダの風車を思わせるものですが、それだけに「回転」するのではないかと言われています。
回転力を使うとすれば輪虎(りんこ)の輪道(りんどう)に近い技ということもあるかもしれません。
本陣を中心にしながら、向かっていく先で回転力を仕掛けるものなのか。
ただあの技は相当な走力を必要としていて、桓騎軍にそれが出来るのかどうか。
となれば単純に移動可能な突破力の高い布陣ということなのかもしれません。
特殊布陣で李牧の包囲網突破
この特殊な布陣によって李牧の包囲網突破を目指す桓騎。
今のまま二倍強の大軍相手に平地戦でそのまま戦えるはずもありません。
楽華隊や飛信隊と同じく包囲網から抜けるのが最優先事項です。
だからと言って黒羊で各部隊が使った火兎のような「逃げ専門」というものでもないはず。
今は包囲網を抜ける必要があるので森の中で自由に逃げるのとは訳が違います。
相手を撃破しながら逃げ道を作り出す布陣と考えていいでしょう。
桓騎軍がそもそも桓騎のやろうとしていることを理解しているのかどうかも疑問。
壁はどうなる
中央で粘っていた壁軍も崩壊に向かっていました。
桓騎が今の特殊布陣で李牧の包囲網を抜け出すのだとすれば「壁はどうなるのか?」と疑問に思うところ。
もし壁が気付いて包囲網からの抜け出しを行わなければ壁だけが散ってしまう可能性もあります。
桓騎がそれを救う可能性はゼロに近いでしょう。
(包囲網から抜け出すことを桓騎が考えているのなら)
そうなると壁を救うべく飛信隊と楽華隊が奮闘することになるのか。
それとも壁も壁で桓騎が行う布陣の効果を前に開かれた道から包囲網の脱却を狙うのか。
ここで壁が死ぬとは思いたくないところです。
包囲網の外で戦いを立て直せるのか
仮に桓騎も壁も包囲網の外に出たとして、そもそもこの戦を立て直すことが出来るのでしょうか。
完全に抜け出せば、後退してどこかで集まる必要があります。
但し李牧としても容易に退却できないように奥まで桓騎たちを引っ張り込みました。
完全退却が可能な退路は存在しないと考えていいでしょう。
一度瓦解した状態で、改めて桓騎の奇策によって二倍以上の開きがある李牧率いる趙軍に対して攻めに転じる動きをするのかもしれません。
そもそも包囲網の外に出ようとしているのかも気になります。
単純に向かってくる敵をひたすら葬っていく布陣という可能性もゼロではありません。
そうなると「正攻法での勝利」を桓騎がしたということで完全に「弱点ではなかった」とも言えそうです。
(少し攻めて桓騎軍に蹂躙されることがあれば、そこから李牧が対策するので今の時点で正攻法勝利はないでしょうが)
討たれる武将
宜安の戦いにおいては桓騎軍が趙の武将を一人葬っています。
これは史実なので、おそらくは軍議に参加していた誰かが討たれることになるのでしょう。
今回の特殊な布陣の効果で誰かが討ち取られることになるのか。
もし重要な誰かが討たれることがあれば、李牧としても想定外の事態に小さくとも慌てることがあるかもしれません。
キングダム725話で描かれる平地戦で見せた桓騎の特殊な布陣。
李牧が言った弱点は本当に桓騎に当てはまったのか。
注目回となります。
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Source: マンガ好き.com
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