著雍の戦いで王賁が戦った魏火龍七師の一人である紫伯(しはく)。
槍の使い手であり、王賁が槍勝負で命懸けで戦った相手となります。
そんな紫伯(しはく)が死亡するのはキングダム37巻の396話となります。
大将軍になるために倒さなければならない相手として向かった王賁。
最後は胸を貫いて絶命させることが出来ました。
紫伯への勝利で王賁は槍遣いとして中華トップクラスに躍り出たとも言えます。
紫伯は死亡する
著雍の戦では魏火龍七師の生き残り三人が登場しました。
武勇のみに特化した凱孟。
知略に満ちた現在の魏の第一武将である呉鳳明の師でもある霊王。
そして王賁が対峙した知略も武勇も兼ね備えた危険な存在の紫伯。
アニメではシーズン4に該当します。
特に紫伯については残る魏火龍七師の中の呉慶(呉鳳明の父)以外を葬っている異常者とも言える強者です。
誰も紫伯の槍は超えられないと思われましたが、王賁が命を掛けた戦いで胸を貫いて討ち取っています。
紫伯に足りなかったのは「生きる気力」だったと言えるでしょう。
死んでも構わないと思っていたのが一つの隙きだったということです。
死んだ時は紫季歌の元に帰れる
はっきり言ってしまえば紫伯は「生きよう」としていません。
それによって読みづらい槍の軌道になっていました。
本来なら当然ながら命を守るために防御も兼ねた槍での突きを示すでしょう。
しかし紫伯は愛した妹である紫季歌が殺されてしまってからは「生への執着」が微塵もありません。
それどころか「生を拒絶している」というのが王賁の考え。
これに気付いた王賁によって型で捉えて本来は対応しているはずの急所への一撃を入れ込めば勝利可能です。
但し紫伯がもし紫季歌を失っていなければ王賁がこの時点で紫伯に勝てていたとは言えないでしょう。
実際にこれで胸を貫かれる紫伯ですが、死の淵の走馬灯で紫季歌の元へ帰れると思っていただけでした。
要するに無念とかそういう感覚が無かったということです。
紫伯は史実にいないオリジナル
ちなみに紫伯ですが史実には存在していません。
よって愛した紫季歌の話も含めてキングダムのオリジナルキャラとなります。
これ以降も槍使いで紫伯を超えるキャラというのは登場していません。
王賁が軸となる国の滅亡を率いる戦い。
その中では紫伯よりも強者となる槍使いが現れるのでしょうか。
全盛期の紫伯は強すぎた
紫伯は紫季歌を失ってしまい、死んで向かいたい気持ちがありました。
要するに死にたいとどこかで思っていたとも言えます。
そんな状態だったので王賁は何とか急所を貫くことが出来ました。
もし紫伯が紫季歌を失わずに全盛期の力をそのまま持っていたらどうか。
槍の天才健在という状況。
これは王賁が勝利するのも難しかったかもしれません(著雍時点では)。
それどころか魏国の武力そのものが全く違ったものになっていた可能性もあるでしょう。
王騎が生きていた秦国、廉頗が残っていた趙国、という形と同じような危険度の高い武将になっていたはずです。
たらればになりますが、それほど魏火龍七師の紫伯は本来驚異的な強さであったと考えていいでしょう。
結局はそれすらも超えていくという王賁の勢いが勝った可能性は否定出来ません。
この紫伯討ちによって王賁の槍使いとしての実力は中華でもトップクラスになりました。
王賁が槍使いと戦うケースは多くないので、ある意味で貴重な戦だったと言えるのが紫伯との一騎打ちでした。
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Source: マンガ好き.com
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