呪術廻戦考察|内通者は「家入硝子」か「狗巻棘」か。歌姫情報では「2人以上」「学長以上の上層部」

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呪術廻戦における内通者問題。

本編ネタバレを含みますのでご注意下さい。

これは呪術廻戦の79話で伝えられたところになります。

呪術廻戦79話 内通者は2人以上と庵歌姫の情報

呪術廻戦79話/芥見下々先生/集英社
内通者は2人以上と庵歌姫の情報

一人はメカ丸であることがすでに判明しており、結果的に真人に敗れました
裏切りのメカ丸は特級クラスの強さ

ここでは「2人以上」と伝えられています。

よって学長以上の上層部に加えて他にも内通者がいると考えていいでしょう。

有力視されているのは「狗巻棘(いぬまきとげ)」「家入硝子(いえいりしょうこ)」になります。

他にも伊地知や冥冥、乙骨憂太など多くの人物が内通者の可能性を秘めています。

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狗巻棘が2人目の内通者

まず一人目の内通者候補が狗巻棘となります。

まず突如として乙骨憂太の話の中で登場した腕喪失の事実。

呪術廻戦16巻 狗巻棘の腕が失われた原因は虎杖なのか

呪術廻戦16巻/芥見下々先生/集英社
狗巻棘の腕が失われた原因は虎杖なのか

渋谷で虎杖が宿儺に身体を持っていかれて扱った領域展開があります。

伏魔御厨子に巻き込まれて腕が喪失した様に見せる描写。

しかし後に乙骨憂太は虎杖側につくので呪術総監部を誤魔化す意味で利用した話とも取れるでしょう。

実際に虎杖が原因だったのかは定かではありません

乙骨憂太がなぜ狗巻棘のことでそこまで怒った様に見せられるのか呪術廻戦0巻を参照すると分かります。

簡単に言えば命がけで呪霊対峙を一緒に行なった最初の先輩って感じです。

乙骨憂太からすれば命の恩人とも言えるでしょう。

ここで始めて夏油傑(偽の羂索ではなく本物の夏油)が現れています。
※後に百鬼夜行へと進んでいきました。未読の方は呪術廻戦0巻をお読み下さい。

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狗巻棘の内通者説は根拠が薄い

正直なところ狗巻棘の内通者説は根拠が薄くもあります。

今までのキャラ設定を考えても嘘をついて羂索側につく意味が感じられないでしょう。

呪術廻戦147話にて夜蛾正道が殺される回がありました。

そこで現れた口を隠しいている人物もまた狗巻と同じ術式なのではないかと予想する方がいました。

呪術廻戦147話 夜蛾正道が殺される時に現れた口を塞いだ人物

呪術廻戦147話/芥見下々先生/集英社
夜蛾正道が殺される時に現れた口を塞いだ人物

しかし彼は普通に喋っていて明らかに狗巻棘とは性質の違いを感じます。

この覆面は言ってみれば死罪に対応する暗部の役割として顔を明確に知られてはいけないって意味での処置だと思われます。

また狗巻の「イヌ」にはスパイの意味が隠されているとも考察されている人が多くいます。

元々の名前だけにスパイを意味させているのは不自然です。

仮に偽名だとしてもわざわざスパイを意味する言葉を入れる意味がないでしょう。

よって狗巻棘説については否定される可能性が高いものと言えます。

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内通者は家入硝子ではないか

家入硝子といえば高専きっての回復屋といえる存在です。

反転術式を使って他者の治療が可能となっています。

五条悟の高専での同級生であり、他にも夏油傑や庵歌姫とも同期になります。

封印される直前に偽夏油を見破った五条悟

そこで偽夏油(羂索)は家入硝子の名前を出していました。

呪術廻戦11巻 五条悟は家入硝子に夏油傑の遺体処理をさせなかった

呪術廻戦11巻/芥見下々先生/集英社
五条悟は家入硝子に夏油傑の遺体処理をさせなかった

これによって羂索に奪われる形となった描写ではあります。

しかし見方によっては五条悟が家入硝子を少なからず疑っていて夏油傑の遺体処理をさせなかった可能性が出てきます。

「おかげで楽にこの肉体が手に入った」という偽夏油(羂索)です。

もちろん家入硝子に処理させていたら楽に手に入らなかったと言う本来の意味でも捉えられるのでミスリードを誘ったのかどうかは定かではありません。

家入硝子が裏切り者だった場合はこの当時の同級生は二人が羂索側になったことになります。
(夏油傑は身体を奪われただけですが)

詳しすぎる家入硝子

呪術廻戦146話にて家入硝子は死滅回游の剥奪についての解釈を述べています。

呪術廻戦146話 家入硝子が死滅回游の剥奪の解釈を伝えるシーン

呪術廻戦146話/芥見下々先生/集英社
家入硝子が死滅回游の剥奪の解釈を伝えるシーン

死滅回游の術式の剥奪が死を意味すると解釈を伝えていました。

死滅回游のルールだけだと死を意味するか分からずに単に剥奪だけだと津美紀を救い出す方法は幾らでもありました。

何より強制力が全く働きません

その説明が薄かったところに強度を加える意味で家入硝子の登場だったというのが本来の考えでしょう。

しかしやめていたタバコをふかしていたりと異質な様相であったのは間違いありません。

またもう一人内通者として疑われている伊地知がこの話を聴いているのも気になるところでしょう。

家入硝子については黒幕説もあるほど実際の術式の効果も判明してはいません

ひょっとしたらこの解釈そのものも伏黒恵や虎杖などを死滅回游に誘い込む罠だった可能性もあるでしょう。

更に奥行きを持たせると夏油傑の身体を羂索から取り戻すために敢えて内通者としての行動に出ているとも考えられます。

脳を奪われた夏油傑でしたが身体が反応するシーンは記憶に新しいでしょう。

何かしらの方法で本来の夏油傑へ戻す方法を家入硝子は模索しているのかもしれません。

言ってみれば二重スパイの様に潜入している可能性はあるでしょう。

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伊地知も実は内通者候補だった

実は伊地知も各方面から疑われている人物です。

完全なサポート役ではありますが「本当は強い」なんて説もあります。

上層部がもう一人の内通者であるのは歌姫の言葉を信じるなら確定。

その上層部との橋渡しも行なっていると考えれば定番のスパイ役の位置づけとも取れるでしょう。

今後伊地知が登場した際には少しだけ意識してみると何か分かるかもしれません。

但しこちらも場合によっては二重スパイで羂索を貶めようとしている可能性はあります。

冥冥が金で裏切った可能性

冥冥も候補としてあがってきやすい存在です。

この理由も明確で「金で動くから」と言えます。

偽夏油(羂索)がどれほどのお金を動かせるのかは分かりませんが、相当な金額ではあるでしょう。

今となっては人の脳を書き換えることすら出来る羂索。

金なんて唸るほど手に入れられるはずです。

ただ冥冥が内通者であったとすれば、戦いの中で特級呪霊と対峙して死にかける意味はないでしょう。

呪術廻戦12巻 特級特定疾病呪霊「疱瘡神」

呪術廻戦12巻/芥見下々先生/集英社
特級特定疾病呪霊「疱瘡神」

冥冥と憂憂を相手に偽夏油(羂索)が取り出した特級特定疾病呪霊の疱瘡神です。

これとの戦いにおいて冥冥はギリギリの所で勝利しています。

直後に更に偽夏油戦に挑みました。

「やる気になっている偽夏油とのバトルか!」と思われましたが違います。

呪術廻戦15巻 いつの間にかクアラルンプールへ移動した冥冥と憂憂が日本株の下落を予想

呪術廻戦15巻/芥見下々先生/集英社
いつの間にかクアラルンプールへ移動した冥冥と憂憂が日本株の下落を予想

気付いたら冥冥と憂憂はマレーシアのクアラルンプールに移動。

この時点で偽夏油(羂索)に何かを聞かされた可能性がありそうです。

そうなると逃げて後に起こる状況を知って株の売買などで金を儲ける(または別の場所に逃がす)ことに専念したのかもしれません。

単純に偽夏油の力を知って「これはもうダメだ」と判断して逃げたとも考えられます(何も考えないでみるとこれが正解でしょう)。

偽夏油との協力があるとすれば、この疱瘡神との戦いの後に起こっていることだと判断出来ます。

よってすでに伝えられていた「内通者」とは少し意味が違うでしょう。

偽夏油が「日本にお金を投資していると全てを失ってしまうよ」みたいな一言があったのだとすれば、戦わずに離脱もさせられたでしょう。

偽夏油からすれば余計な戦いをせずに済むので御の字とも言えます。

先にも伝えた様に羂索の力を垣間見て即座に逃亡したって事も考えられます。

ただ時間から考えると瞬間移動に近いような術式が存在しているのではないかとも見えます。

マレーシアまでは飛行機で7時間ほどかかります(ちなみに時差は1時間)。

時間的におかしいと言えるでしょう。

偽夏油の正体は羂索。菩薩がモデル

乙骨憂太すらも候補者になり得る

内通者として疑いだしたら幾らでも出てくる候補者と言えます。

上記の様に定番の有力視されている人物以外にも身近な存在が敵ってこともあるでしょう。

それこそ特級呪術師である乙骨憂太が裏切り者だったってこともゼロではありません。

確かに今は虎杖を救った様に見えますが、もっと大きな目的のために虎杖と伏黒恵に協力した可能性はあります。

宿儺も伏黒恵を救って後の利用につなげようとしています。

虎杖と伏黒恵を近づけて、最後に遠ざけることで虎杖から宿儺を解き放つことが出来るのかもしれません。

呪術廻戦0巻では乙骨憂太はリカちゃんとお別れしていました。

しかし本編では改めて登場しているのも気になるところです。

疑えば幾らでも内通者候補が存在しそうな呪術廻戦。

今後も誰かが裏切り者かもしれないと思いながら読み進めると別の角度の面白さが際立ってくるのかもしれません。

呪術廻戦における内通者についての考察は以上となります。

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Source: マンガ好き.com

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